見出し画像

大学職員転職ケーススタディ②(都内女子大学)

今回は過去にあった求人からエントリーシートをどうやって書いていけばよいか、またその後の面接の準備などをお伝えしていきます。


①大学情報

今回の求人は都内女子大学。小規模の特徴を活かし自律した女性を教育する文系大学。年齢制限は35歳以下。大卒または院卒、基本的なPCスキル、日常会話程度の外国語のスキルが必須条件。募集人数は3名。望ましい条件に「SNSが使える」「キャリアコンサルタントの資格がある」「学習管理システムが使える」の3つが挙げられていたので、おそらく募集は「広報課」「就職課」「教務課(情報システム課?)」の3つで各一人ずつと予想されます。大学職員の募集で3名は多い方です。

②エントリーシートについて

今回の提出書類は3点。一つ目は履歴書、指定されていないので他の大学のを編集して使ってもよいです。二つ目は職務経歴書、これも使い回しでOK。三つ目が志望理由書、実際の募集要項に記載していた文章をそのまま載せると・・・

「下記の事項について明記してください。下記3については 1,000 字程度、1及び2をあわせ全体で 2,000 字程度で お書きください。」

まじか~、合計3000字程度じゃないですか・・・
提出書類すべてPC入力OKなのですが、おそらくこれで応募人数が半分以上減ったと思われます。逆に考えれば最低限のクオリティを書ければ、あとは経歴に問題なければかなりチャンスと捉えましょう!
それでは実際の内容を見ていきましょう。

②-1 大学職員を志望する理由について(1000字程度)

これは自分の場合ですが、マイナビで既に大学職員の志望理由約400字+個別の志望理由約400字の計800字のデータが残っています。ですので、その400字をベースに残り600字程度を肉付けしていきましょう。
その400字のストーリーをより具体的に、そして最後の方ではより大学職員で何をしたいか、どういったビジョンを描いているか、この辺りを文字数が足りなければ熱く語ってもよいと思います。
また、以前書いた記事の志望理由の作り方も参考にしてください。


②-2 特に本学を志望する具体的な理由について(1000字程度)

これも基本的な作り方は先ほど挙げたリンクにあるように、何点か個別の志望理由を挙げて自身のエピソードと絡めて作っていきましょう。1000字ということで3つくらい挙げて、それぞれ約300字程度が構成としては良いかと思います。

②-3 採用後どのような形で本学に貢献できるかについて 広報課、就職課、教務課業務の内いずれかの業務を選んで貢献できることを具体的にお書きください。上記三業務以外の業務についてお書きいただいてもかまいません。その場合は、その他業務名をあげてお書きください。(1000字程度)

ここで具体的な部署名出ていましたね。今回の募集はこの3つの部署で募集ということになりそうです。
そしてこちらは具体的な業務ということで、大学職員の業務理解が求められます。まあ必ずしも理解していなくてはいけないわけではないでしょうが、あまりにも的外れなことを書いていたら落とされてしまいます。大学職員の業務については以前記事を書いていますので、こちらを参考にしてください。

ここでも1000字という壁が厚くのし掛かってきます。そんな時は自己PRと絡めて文字数を稼ぎましょう。だいたい自己PRもエピソードと絡めていると思うので、そのエピソードをベースに「こうした業務で貢献できる」と主張すればよいでしょう。
ここでも貢献できる業務は一つに限らず、三つくらい述べる方が良いです。部署は一つだけ選びますが、その部署での業務は多岐に渡っています。そうしたいくつもの業務で貢献できる方がアピールになります。

③面接について

今回エントリーシートが通れば筆記試験があり、その後面接が3回あります。おそらく一次で係長~課長クラス、二次で課長~部長クラス、最終で事務長や学長、常務クラスと予想されます。
それぞれの逆質問を考えるのはもちろん、大学の情報をくまなく調べましょう。特に建学の精神やキリスト教への理解、情報公開にある学生数や入学者数の推移などは要チェックです。
とここまで前回とほとんど同じなのですが、あとはその大学の規模感や特に今回は女子大なので、女性の教育にフォーカスした質問も予想されます。少人数であれば一人一人に合わせた教育が可能です。女子大であれば女性の社会進出に必要なスキルや考え方をまとめて教育することができる、などなどそれぞれの大学ができる教育があります。それらを自分の目指す方向に合わせると良いです。


まとめ・おわりに

いかがでしたでしょうか?
今回も実際の求人からケーススタディをやっていきました。
実際の求人にどう対応したらよいか、こうした具体的な話って結構貴重ですよね。仕事をする上でも実際にやって見せて人は成長します。
今回の記事が大学職員を目指している人に少しでも貢献できれば幸いです。

この記事が参加している募集

転職してよかったこと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?