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個人的な雑記②(「適職」ってなんだろう)

今回はあまり大学職員や転職とは関係ない個人的な雑記です。
なので気軽に読んでいただければと思います。



①とある人のnoteを読んで・・・

他の人のnoteを読んでいると、キャリアに悩んでいる人が多く見られます。俗にいう「キャリア迷子」です。そういった方たちは「自分にはどういった仕事が合っているのだろう」ととても悩んでいます。そうしたキャリアに関する相談や進路相談って個人的にめちゃくちゃやりがいを感じるんですよね。現職の大学職員になった理由も、そうした人の将来に関われる部分も一つです。もちろんメインは若者の成長のためですが。

②「適職」について考える

そうしたキャリア迷子の方たちがよく言う「適職」、つまり「自分に合った仕事ってなんだろう?」について考えてみようと思いました。あくまで個人的な見解ですが。
よく仕事選びで言われている軸が、「やりたい⇔やりたくない」「できる(得意)⇔できない(不得意)」の2軸で考える、とよく聞きます。以下の図が分かりやすいかと。

さて、適職はこの場合どこに当てはまるのでしょうか。①でしょうか?それとも①と②?それとも①と③?
正解は自分にも正直分かりません。というか、これって自分の「納得感」なんじゃないかな、と思いました。上記の正解って別に誰が決めるわけでもないし、それぞれの価値観で決まると思います。
あと一つ言いたいことが、それぞれのフィールドによっても変わってくる、ということです。私はフィールドと呼んでいますが、フィールドと言ったりステージと言ったり、表現の仕方は様々です。例えば、あなたが50メートルを8秒で走るとします。これは速いですか?遅いですか?こんなの一緒に走る人によるじゃん!その通りです。幼稚園児の中であなたが走れば速いし、アスリートの中で走れば遅くなります。つまりは”相対的”ということです。
話を戻すと、特に上記のできるorできないは周りの人のレベルにも寄っている、ということです(もちろんある程度の限度はありますが)。自分がその業界の中でできない、と思っても同業他社に移ってみたら案外できるほうになるかもしれません。
また、自分自身の中でも同じ見方ができます。他の人と熱量・技量が違えど、自分の中ではこれはできる方だ、好きな方だ、こういった見方ができます。
適職を考える時、こうした相対的な見方も必要になってくるんじゃないかな、と思います。

③生活等の現実的な問題

上記の内容はあくまで自身のスキルや熱量のお話しでした。こうした自身の内面の思考軸と共に考えなきゃいけないのは、生活に関する現実的な問題です。それは給料だったり、職場の立地だったり、キャリアパスだったり・・・
挙げればキリが無いですが、適職が見つかっても生活できないようなレベルの待遇であれば元も子もありません。かといって給料などの待遇ばかりに意識が行って自分に嘘ついたり無理をして仕事を続けるのも相当タフなことです。生活のため、と割り切って休みの日のために仕事をするスタンスで続けられるのであれば結構ですが、そうした人はこんなnoteは読まないでしょうし、今読んでいる人はこうした他者の意見や思考軸を探しているはずです。
生活環境も変化しますが、ぜひとも自身の内面と生活レベルの二つの思考軸で考えてみてはいかがでしょうか。

④私の「適職」ってなんだろう

さて、別にキャリア迷子ではないですが、他の人のnoteを読んだいたら私の適職を考えてみようと思いました。
ん~、俺適職あるのかな・・・なんか堂々巡りで病んできそうになりました。今の大学職員は仕事的に向いているかと言われると正直分かりません。というかどちらかというと教える側、教師や塾講師の方が向いているような気がします。まあ労働環境を考えるとやりませんが。やるならボランティアで勉強教える方が自分勝手に教えられるからいいですね。実際に10年近く学習支援ボランティアをしていましたし。ただ、塾講師のアルバイトや学習支援ボランティアの経験が今の仕事には活きているので、とても良い経験でした。
ん~、得意や好きを仕事にすると、それがお金になるのか、ビジネスとして成り立つのか、そうしたことも考える必要がありますね。そう考えると、金銭的な問題や時間的拘束、業界の将来性といった生活関係の問題と自身のやりたいこととのバランスは、自分にとって大学職員は適職なのかもしれません。

⑤「今の仕事続けられる?」周りに聞いてみた

自分は今の仕事は可能であれば定年まで続けたいと思っています。一方、自分の周りに今の仕事を続けられるか聞いてみたら、「あと1~2年」や「40歳まで」といった声が聞こえました。
それは決して悪いことではなく、自身のライフステージやキャリアについてしっかり考えてるんだな、と思います。ただ、最後まで続けたい、と思える仕事って珍しいのかな、とも思いましたし、そうした職場や仕事に出会えたことは本当にラッキーだったと思います。
正直職場や同僚なんてガチャ的要素が大きいですし、案外異動したら天国だったってこともありますしね。もちろん逆の地獄を味わうことも・・・
なんだかみんな割り切って仕事してるんだなーって満員電車乗ってたらふと思ったり。

⑥潜在・これから・変化・人生100年時代

とまあここまで「今」にフォーカスして話していましたが、じゃあ今やりたいことも無ければスキルも無ければ”詰み”なのか、というわけではもちろんありません。むしろ私自身もやりたいことも無けりゃスキルも無かった人間でしたから。
これは特に学生に言っているのが「とにかく色んな体験、経験、チャレンジをしよう」。自分は勉強が嫌いでした。いかにもやらされる勉強が嫌でした。自分の大学受験が終わった瞬間参考書をすぐ捨てたくらいです。その後大学全落ちで浪人したのはまた別の話。
それでも教育業界にいるのは、人に教える、という経験をしたからです。たまたま培った知識や学習方法がお金になる塾講師を学生時代にアルバイトとしてやっていて、その経験から学習支援のボランティアをして、今の自分があります。こうした経験やチャレンジが一つでも欠けていたら、おそらく今の大学職員の自分はありません。
つまり、今の自分だけですべてを決めつけないでください。興味があれば新しい業界や職種にチャレンジするのは大いに素晴らしいと思います。そこから新しい自分の潜在的な可能性が開けるかもしれません。
「自分はもう若くないから・・・」そんなこと言ってたらいつまで経っても堂々巡りから抜け出せませんよ。いくつになってもチャレンジは良いことですし、むしろこれからの時代は様々な可能性に溢れています。変化を恐れていては可能性をみすみす逃してしまいます。
人生100年時代、あなたのスタートはこれからです。


まとめ・おわりに

いかがでしたでしょうか?
今回は「適職」について思うことをつらつら書いていきました。今悩んでいる人はもがき苦しんでいると思います。自分は業界はこれ!って割と早い段階から決めていたのでキャリア迷子にはなりませんでしたが、将来が不透明なのは心配で心が押しつぶされるくらいだと思います。
気づいたときは遅くない”、これは私の尊敬するおじいちゃんの言葉です。今でも大切に心に刻んでいます。
今回の記事が少しでもあなたのためになれば幸いです。


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