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それ、本当に「志望度が高い」?

今日は私が今まで支援してきた転職希望者の方々に感じたことをお話ししていきます。その中でも「志望度」に注目してお話しします。今回は転職についてのお話しです。



①転職希望者それぞれの志望理由

私が支援してきた転職希望者には、様々な志望理由があります。全国転勤の企業に勤めていて転勤が嫌で都市部に落ち着きたい人や、子供が生まれたばかりでワークライフバランスを見直したい人、ただただ現職が嫌な人・・・
理由は千差万別人それぞれです。正直本音の部分の理由はなんでもよいです。実際面接で言うわけではないのですから。もちろん本音の部分がそのまま面接で言えるような場合はかなり楽ですが。

②志望度が高いとは思えない?

上記であげたような不満を解消すべく大学職員の内定を取るために転職活動をしているかと思います。じゃあ、その本気度はどれくらいのものでしょうか? 今まで見てきた中で内定獲得に向けて本気度が高い、と思った人は一人もいません。正直転職活動中の自分が一番高いと思います(笑)
では、どのような所が転職希望者の志望度が高いと思えなかったのでしょうか。

③本気で転職しようとしている人の行動

志望度が高いと思えなかったのは、圧倒的に「準備不足」。『転職理由』『志望理由』『自己PR』など当たり前に聞かれる内容くらいしっかり模擬面接をやる前に準備しておきましょう。どういったことが聞かれがちかなんてネットで調べればいくらでも出てくるんだから、やる気があるならそれくらい自分で調べましょう。また、聞かれる内容を調べた上でどういった回答をすればよいか聞きたいのであれば、そのように申し出ましょう。もしくは、回答はこれで問題ないかの確認をしたい、そんな感じの要望をしてくるくらいの事前準備は最低限必要です。
あとは「情報収集」。今の時代ネットで調べればいくらでも情報は転がっています。大学業界の課題、それに対する解決策。また各大学の情報は中期計画や事業報告書に書いています。他業界の人ではそうした情報にたどり着きにくいかもしれませんが、下調べが甘い人が多いです。自力でやってみて大学のホームページどこ見れば分からなかったから隅から隅まで見ました、これくらいの本気度の人には会ったことがありません。

④戦う相手を理解しているか

そもそも前提として支援が不要な人は自分の所に相談は来ません。相談に来る前に一人で内定取れてしまいますから。そんなハイスペック、高学歴、有名企業在職の人と戦わなくてはならないのですよ? となると、もちろん量でも質でも他の応募者を蹴散らさなくてはいけません。池の鯉じゃないんだから口パクパクしてるだけで内定は降ってきません
質はともかくとして、自分が転職活動をしているときは仕事に行く前にカフェに行ってES作成や面接のための自主練習、また仕事が終わってからもまたカフェに行って同様の事をしていました。すぐに結果なんて求めていません。それでも継続して続けることで自身の変化や成果として表れてきます。一日朝夕1時間ずつ計2時間取るだけで、平日20日働いたとして月40時間の転職活動のための準備時間が取れます。
最初に書いたハイスペックな方や転職に向けて月40時間以上費やしている私のような応募者と同じ大学職員に応募した時に、あなたはその椅子を奪い取ることはできますか?
ここで無理そうだと思った人は諦めた方が良いです。これが本気で大学職員になろうとしている人の行動です。ただ、実際こんなに行動している人はそんなにいないでしょう。だいたいがハイスペックの人が涼しい顔して内定を掻っ攫っていくのですから。だからこそ、ハイスペックに勝つためにはそれ相応に動かなくてはいけないのです


まとめ・おわりに

いかがでしたでしょうか?
今回は私が見てきた転職希望者の内定に対する本気度についてお話ししてきました。別に怒っているわけじゃないですよ(笑) ただ、色々思うことがあって今回書いたわけです。
新卒の時みたいに何となく良さそうとか働きやすそうだな、この程度で内定が取れると思わないでくださいね。それで内定が取れる人は元々持っている人です。思っているなら行動してください、ということです。
今回の記事が大学職員を目指している人に少しでも貢献できれば幸いです。

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