運動会後、主任の語りで雷に打たれた話
20年ほど前、新任3年目
今から20年ほど前。新任から3年目、4・5・6年と持ち上がった年のことです。その年は、20歳ほど年上のちょっと強面の尊敬できる主任と学年を組んでいました。
当時は5・6年生がまだ組み立て体操をするのが一般的だった頃です。
主任は「リッケンくん今年は、俺が組立やる所を見せるから、しっかり覚えておけよ。来年は君がやるんだからな」と、「音楽の選曲のポイント」「拍のカウントの仕方」「技の発展のさせ方」「練習内容の学年の先生への指導の周知の仕方」「集中力の持続する練習方法や子どもたちへの心配り」など、文字通り手取り足取り、そして「やって見せ」「言って聞かせ」てくれました。「させてみて」「誉めてもくれました」が「盛大にダメ出しされた」のは翌年のことです。
運動会が終わった翌週の火曜日。運動会の総まとめとして、学年集会で主任が語って見せてくれたのが次の語りです。当時の私は、子どもと一緒に雷に打たれたのでした。
運動会後の主任の語り
雷に打たれ語りに目覚める私
「今から器に入っているものを全部捨てなさい」と言う言葉を聞いて、当時の私は、子どもたちと一緒に、「!??????」となりました。続く、主任の言葉を聞いて、運動会の余韻に浸っていた私も雷に打たれたように目が覚めました。そして、「よし、次の学びに向かってがんばっていこう!」と前向きな気持ちになれました。
子どもたちも、一週間を待たずして気持ちを切り替え、次の学びに向かうことができました。
このことは、若かった私に「教師の語りの大切さ」を意識させることになりました。そこから私は、さまざまな先生方の語りに聞き耳を立てたり、子どもたちの指導に悩むと尊敬できる先輩方をつかまえては、「先輩ならどう語りますか?」と質問しまくることになりました。
先生方は、運動会の後、どんな語りをされますか?よい語りがあったら教えてください。職場の先生方に質問すると、きっと素敵な語りが聞けるはずです。ぜひ、尋ねてみてくださいね。
今まで、さまざまな場面で子どもたちへの語りをしてきました。下のマガジンへ少しずつまとめていきたいと思います。よろしければフォローをお願いします。
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