vol.5(6)親子体操と子どもと私
「富士山に子どもと登る。」とママ友に話すと
たいてい皆さんに
「体力があるんだね。やっぱり何か普段からトレーニングをしているの?」とよく聞かれました。
富士山に登るために特別なトレーニングは全くしていませんでしたが、子どもと私は親子体操クラブで楽しく身体を動かして遊んでいました。
光太郎が1歳の頃から始め、葵も亘も赤ちゃんの頃から毎週体育館に通う生活でした。
年齢によって違うクラブに入っていたので
3つかけもちしていた時もあったな。
運営は親がやり、公共の施設を借りるので会費が1,500円〜2,000円と安かったのも良かった点です。
なんと、結局7つのクラブにお世話になり、13年間も続けました。
その中でも1番長く続けたのが
一年生〜六年生20名のかけっこクラブです。
3人とも所属していました。
親子共に週に1回広い公園を一周をして、様々な走るゲームをして楽しむクラブです。
かけっこクラブ以外は、全て活動場所が体育館ですが、かけっこクラブは公園なので、
冬は寒くて夕方は真っ暗でママ達でライトを照らしながらやりました。
雪の日や小雨の日は身体が冷え切ってしまうので、家を出る前にお風呂のタイマーをセットしていき、帰ってからみんなで急いで入っていたなぁ。
毎回いろいろなゲームをしながらとにかく走るのですが、
新聞を広げてお母さん2人が両サイドを持ち、
子どもは、新聞のゴールに向かって思いきり走って新聞を破るゲームが特に盛り上がりました。
ビリビリと破れる音、突撃する感じが楽しいみたいです。
ママ達は、先生の合図があれば
各担当に分かれて準備をします。
⚫︎子どもを並ばせてスタートへ誘導する人2名
⚫︎走るコースの安全確保2名
⚫︎コースのライト係2名
⚫︎新聞を渡す人1名
⚫︎新聞が風で飛ばないように押さえる人1名
⚫︎ゴールで新聞を持つ人2名
⚫︎破れた新聞を片付ける人1名
⚫︎ゴールした子どもを誘導する人1名
と、ママ達でうまく連携してやります。
事故があってはならないので、ママ達も真剣です。
新聞がなくなるまで、だいたい60枚くらい子どもが3回はできるようにテンポよく行います。
タイミングをみてテンポ良くやることが大切です。
テンポが乱れると怪我につながってしまいます。
夏にはみんなでスイカ🍉を食べたり、
クリスマスの年内最後の活動では、ドーナツを食べたり楽しいイベントもありました。
かけっこクラブは
光太郎が一年生から五年生まで、葵は4歳から六年生卒業まで、亘は赤ちゃんの頃から小学二年生まで8年間もお世話になりました。
亘は小学生になる前から、一緒に活動させてもらっていました。
親子体操の先生は、子ども達に
挨拶、礼儀、運動することの楽しさ、自ら考えて行動する必要性を教えてくれました。
そして、私達親に対しては、子育てについて大切なアドバイスをしてくれたり、
時には、子育ての相談にのってくれたりと
先生は子育ての先輩でもありました。
常に先生が親に話していたことは
⚫︎まず親が手本となり、行動すること
⚫︎一緒に子どもと楽しむこと
⚫︎子どもができないことを嘆く前に親のあなたの行動はどうかを考えること
⚫︎自分の子どもだけでなく、他の子どもも見守ること
と話されていました。
親子体操に出会い、
体を動かす楽しさ、仲間と一緒に行動する楽しさ、コミュニケーションの大切さなど、
たくさんのことを子どもも私も学びました。
一歳の頃から小学生の間に運動をたくさんした事で子どもは基礎体力がついたのだと思います。
私は小学生のころはバレエを少ししていましたが、ずっと音楽がメインで一番苦手な科目は体育でしたので、運動はあまり好きではありませんでした。
子どもを産んでから運動をすることになり、
おかげで、少しは体力がついたような気がします。
富士登山はもちろん大変ですが、
普段運動をしていなくても、
3時間くらい歩ける体力があれば、
大丈夫ではないでしょうか?
質問された時には
「富士山は山小屋もたくさんあるので、休憩しながらゆっくりゆっくり歩いていけば誰でも登れると思うよ。特にトレーニングは必要ないよ。」と話していました。
まーとはいえ皆さん
「ほんとに?でも大変そう」と言い、なかなか信じてもらえませんが(笑)
親子体操で大切な思い出がいっぱいできました。
親子体操だけのテーマでまだまだ書けそうですが、今回はここまでにしておきます。
でも最後にもう一つだけすごいエピソードがありました!
かけっこクラブの先生は
なんと、小学五年生のお孫さんとホノルルマラソンを完走したのです。
孫の五年生もすごい!
一度も休んだことがない先生が2週間休みをとりホノルルマラソンに参加されました。
私はマラソンは全くできないので、
富士登山の方が百倍簡単だと思います(笑)
ママ友に「子どもが高校卒業したらホノルルマラソン一緒に走ろうよ。富士山登れるんだから大丈夫!」とお誘いを受けていますが、
私は「絶対に無理無理!」とお断りしています。
ホノルルには一緒に行くつもりですが(笑)
体力がある人というのは先生のようにマラソンができるような方をいうのですね。
というわけで、結論!
富士山は体力がなくても登れます!
大丈夫です!
親子体操と子どもと私
富士山と子どもと私
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