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「内村光良リーダー論」を読み感動したことと知りたくなったことと

ウッチャンナンチャンのウッチャン、内村光良さんは「理想の上司」1位に選ばれ続けているらしい。

普段テレビをほとんど見ないこともあって、ウッチャンがなんで?何でそう判断されているの?と思っていた。

会社の人との会話のなかで理想の上司、ウッチャンが話題になり、この本を読んだ。
「内村光良リーダー論」。

内村さんへの他者評価が様々に書かれていて、こんなに愛されているのかとびっくりした。

多くのエピソードが紹介されているけれど、感動したのは次の内容だ。

内村さんは誰かを傷つけていないか、といつも敏感に反応するという。
「イッテQ」という番組でイモトアヤコさんがまだ駆け出しの頃、初めてバンジージャンプに挑戦しようとしたとき、内村さんは総合演出の人に対して叱ったという。

「ノーと言える自由度がある人が自分の意志で飛ぶならいいけど、自由意志がない人が追い詰められた状態で飛ぶとどうなるのか」

確かにそうだ。

おもしろさを優先してその人がどう思っているかを気にせずに企画を進めることもあるだろう。
そんななか、その人がどう感じるかを想像し、弱い立場にあるのであれば声をあげる機会を与える。
その配慮に感動した。

この本を読み終わって、もっと知りたいなと思ったことは、次のようなことだ。

内村さんは今でこそ努力家、おもしろい仕事のために自分自身徹底的に努力する人のようだが、学生の頃はバイトもろくにせずに働くことに興味がなかったという。
そして今もそうらしいけれど、内気、人見知りのようだ。

そんな彼がなぜ徹底して努力するようになったのか。
皆を率いられるまでになったのか。
そのスイッチがどこで入ったのか。
そのときどう感じたのか。
そして何から行動を変えたのか。

人が変わる節目というのは私にとっての関心事で、ウッチャンのスイッチが入った瞬間をインタビューしたい(でも多くを答えないらしい彼は答えないと思うのだけど)と思う読後だった。


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