ねこ記録と飼い主雑記 22.11.06

ねこはご飯をほぼ自力で食べなくなってしまいました。
バナナセーキのようなものや、アジを焼いて身をほぐし、骨でとった出汁でペースト状にしたものなどをシリンジで与えており、それはいやいやながらも飲み込んでくれます。特にアジは好きなようで、シリンジは嫌だけどまんざらでもないという感じの顔をしています。
アジの焼いたものの身をほぐして目の前に置くと興味を持って口にはしますが、咀嚼はせず結局食べません。
口内炎などできて食べられないのかと思いましたが、痛がるような様子は今のところはなく…でも可能性はあるので次回の診察時に相談してみようと思います。
目がよく見えてないのもあるかなとは思います。

というか、強制給餌の必需品であるシリンジが全滅してしまい呆然としています。慌ててネットで注文したもののその時点で届くのが一週間後です。
テルモのシリンジだったんですが、なぜか急に押し込む部分の先端のゴムが次々取れて筒の先端に残ってしまい、どうしようもなくなりました。
古いものも新しいものもなぜか同じタイミング。
なんだろう、強制給餌が嫌なねこの呪いだろうか。
ちょっと甘くなってちゃんと吸い込めない全部プラスチック製のやつは残っているのでそれでしのいでいますが、100均の製品なども活用して何とかしなければと試行錯誤しています。
文字通りのねこの死活問題ですよ。
そんでシリンジはそこらに売ってなくてほんとに困ります。
大きなペットセンターにすらない。医療品だから店頭に置けないのだろうか。

見えるところだけを見ているともうだめなのかも、と思いそうになるのですが、あきらめる必要も絶望する必要もなく、それはそれとして、よい明日を信じて、来てほしい未来を信じて勝手に希望を持つのは私の自由だな、と思います。
結末が同じなら、少しでも楽しく穏やかに過ごさせてあげたい。
その辺にとても配慮してくださる現在の動物病院の先生には本当に感謝しています。
ねこちゃんは緩やかに衰えていますが、生き物である限りそれは仕方のないこと。私にできるのは、ねこちゃんの尊厳を大事にしてあげることだと思っています。
目の腫瘍をもっと早く取っていたら今はもっと元気だったかもしれないけど、手術で命を落としていたかもしれない。
前の病院でも手術を受けて一か月で召されてしまった例もあったそうです。私の選択がねこの意に沿っているのかは分かりませんが、私が布団に入ると必ず一緒に入ってくるねこの信頼に応えられる飼い主でありたいと、改めて思います。

それはそうと先日ふだんないような事が三つありましたので覚書です。
とりあえず箇条書きにしますと

・蜘蛛が虫を捕食する瞬間を見た
・思いもかけない場所で花畑を見た
・Wの虹が地面から生えてた

という感じです。
順番通りに起こったので花畑までは今日は珍しいものを見る日だなあと思ってたんですが、最後の虹は職場の窓から偶然見えて、しかも遠い空ではなく小山の手前の畑から生えてるように見えたうえ、しばらくしてからまだあるかなと見たら二重になってたという代物で、逆に何か悪いことがあるのではと怖くなってしまいました。「虹の橋を渡る」という言葉が脳裏をよぎり、まさかねこに何か…と。結果的には何もなかったんですが。

蜘蛛は私の車の右のサイドミラーに住み着いてるやつです。
常に蜘蛛の巣をミラー前面に張られて何度取っても無駄なので放置してますが、そこに虫がひっかかっていたのです。
一瞬助けようかな、と思ったんですが、蜘蛛も食べなきゃ生きてけないしな、でも走行中だから言ってる間に風で飛ばされるかもとか思ってるうちに、ミラーの裏から蜘蛛がスッと出てきてサッと虫を抱えて引っ込んでしまったのです。長年住んでる蜘蛛ですが、捕食の瞬間を見たのは初めてでした。

花畑はともかく、蜘蛛の捕食も二重の虹も基本良い予兆のようなので、真に受けて嬉しくなろうと思います。
いいことが続くと不安になるのは本能みたいなものですが、基本私が思いつくような心配事は現実になったことがないので、悪い想像はできるだけしておくようにしています。まあ想像を超えた事は割とあるんですけど、それはもう仕方ないですしね。

私は霊感はゼロですが、たまに直感が当たる時があります。
そういう時は脈絡もなく、突然降りてきて、妙な確信があります。
父が亡くなった時もそうだったし、ネットショップで商品が売れた時もなぜか直感で「あれが売れた」と分かり、外出先から慌てて帰った覚えがあります。
まあごくたまになんですけどね。
そして、先述の通り不安からくる思い付きはそれにあてはまりません。
雑念がなかったらもっと直感が下りてくるのかもしれませんが、基本雑念だらけの人間ですしね。仕方ないね。


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