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【参加者募集】食品ロスを解決せよ!SDGsの最前線に挑む、会社横断型4DAYS研修プログラム

こんにちは!リディラバ・企業研修チームの清水です。

リディラバでは、2022年12月~23年1月の期間で、【会社横断型の4DAYS研修プログラム】を開催します。

テーマは「食品ロス」。

節分の時期に必ずニュースになる「恵方巻の大量廃棄」

日本だけで年間約520万トン、この数字は「食べられなくなったゴミの量」ではなく「まだ食べられるのに捨てられている食品の量」です。
消費者庁によるとこの数値は、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料支援量(2020年で年間約420万トン)の1.2倍に相当すると言われています。

本当は食べられるはずの野菜の切れ端や、コンビニ・スーパーで売れ残ったお弁当やお惣菜。中には、下の写真のように「炊きたてのご飯が、毎日、炊きたてのまま丸ごと廃棄され続けている」という衝撃的な現実もあります。

トレーからそのまま廃棄されている、本来「おにぎり」になるはずだったおコメたち

「ロスは減らそうよ、もったいないんだから。」
みんなそう思っているのに、なぜか解決しない。そもそも何が起きているかという実態もあまり知られていない。それが食品ロス問題です。

なぜそんなことが起こってしまっているのか?
どうすれば解決できるのか?

食品ロスは、日本が抱えているビッグイシューの1つです。
放置されつづけると、食の安全保障、エネルギー、マクロ経済、国際関係などあらゆる問題が膨れあがっていきます。
ごく一部の誰かの問題ではなく、社会全体の問題です。
ぜひ、あなたの力で食品ロス問題を解決する提言を生み出してください!

会社の垣根を超えて、みんなで食品ロス問題に挑む4日間。
普段の仕事を離れ、社会課題がリアルに起きている「現場」に足を運び、複雑な構造を自分たちで分析し、ゼロから問題解決を構想・提言していただきます。

そしてリディラバは、社会課題に挑む過程を通して、縦割り組織を乗り越えて社会に価値を届ける「チェンジメーカー」を1人でも多く育てていきたいと考えています。

  • 「食品ロス」問題に興味がある

  • 本物の社会課題に触れてみたい

  • 普段の仕事と全く違う世界で、新しい仲間とチームワークがしてみたい

  • 会社の風土や事業を変革する力を身につけたい

1つでも当てはまるという方、ご応募をお待ちしています。

応募・問合せフォームはこちら

※ 本文に「食品ロスプログラム派遣希望」の旨をお書きください。
※ 本プログラムは原則として企業申込のみ受け付けております。個人参加をご希望の方は個別でご相談ください。
※ 「自社の社員・部下を参加させたい」といったお問合せも大歓迎です。

プログラム概要

日程:全4日間(各13:00~18:00を予定)
・DAY1/2022年12月  2日(金)@現地(神奈川県相模原市)
・DAY2/2022年12月15日(木)@オンライン(Zoom)
・DAY3/2023年  1月13日(金)@オンライン(Zoom)
・DAY4/2023年  1月27日(金)@現地(神奈川県相模原市)
参加料金:
税込330,000円/1名あたり
その他の留意事項:
・全日程参加必須ですので、スケジュール調整等にご注意ください。
・1チーム3-4名で会社横断型のチームを組成します(チーム分けは弊社にて実施)。
・プログラム開始前に、弊社が運営するWEBメディア「リディラバジャーナル」を活用した事前課題(個人ワーク)に取組んでいただきます。
・キックオフ後には、有志の懇親会を予定しています。
・各日程の合間でチーム内で日程調整してミーティング、ディスカッションなどは自由に実施いただけます。弊社からZoomのProアカウントを無償で各チームに配布します。

応募・問合せフォームはこちら

どうやって解決すれば良い?プログラムパートナーのご紹介

髙橋 巧一

株式会社日本フードエコロジーセンター(J.FEC)代表取締役。食品ロス撲滅を通じて、飢餓・大量消費/廃棄といった地球規模の持続可能性を脅かす社会問題解決を志し、日本大学獣医学科卒・獣医師免許取得。その後、環境ベンチャー等を経て日本フードエコロジーセンターを創設。静脈産業との強力なリレーションを築き上げると共に、エコフィードで育てた豚を小田急グループで最もリピート率の高い豚肉商品「優とん」として企画。農水省の各検討委員を歴任し、2018年に全国食品リサイクル連合会の会長就任。あらゆる領域のステークホルダーと連携して、新たな生産・消費モデルの実現に取組む。
内閣府主催・2018年ジャパンSDGsアワードで内閣総理大臣賞(最優秀賞)を受賞。

神奈川県相模原市で「食品ロス再生工場」を運営する、食品ロス界のトッププレイヤーです。

J.FECに運ばれてくる「捨てられるはずだった」食品たち

J.FECには、スーパーマーケットや食品工場から毎日大量の「捨てられるはずだった」食品たちが運ばれてきます。
まだ消費期限が来ていないのに棚替えという理由で捨てられる食品、あるいは工場にストックしていたが余ったという理由で捨てられる食材など・・・その量は、1日あたり数十トンにのぼります。

髙橋さんは、これらの食品を分別・再加工して「豚の飼料」を製造しています。
「残飯を豚に食べさせる」と聞くとずいぶん簡単な事業のように思えるかもしれません。しかし実は家畜豚というのは非常に繊細に飼育する必要があり、エサの栄養バランス・化学配合などを丁寧に設計しなければ良質な豚肉を生み出すことはできないのです。
J.FECでは、運ばれてくる食品の管理・加工・熱処理などを一貫して行い、豚肉を通じて「捨てられるはずだった食品たちをもう一度食卓に返す」という事業に取組んでいるのです。

実は「食品ロスから家畜のエサをつくる」という発想そのものは昔からあったといわれています。
しかし、海外産トウモロコシなどの圧倒的に安価なエサが競合となってしまい、結局農家がエサを買わないので事業として成長することはできません。「ただ地球環境に良いから」という理由だけでは浸透しづらいのが今の市場論理です。

そこで髙橋さんは、様々な工夫を凝らして、食品ロス由来でも安価に、かつ海外情勢に左右されない安定供給の仕組みを打ち立てました。

さらに髙橋さんは、小田急グループと協働して「優とん」というブランド豚をプロデュースしています。この商品は、小田急グループでリピート率No.1の豚肉商品にまで成長しました。
「もったいない」を超えて、「安いから」「美味しいから」「健康に良いから」買ってもらえる、そして食品ロス解決が持続的に達成される・・・というサイクルを生み出してきたのが、髙橋さんの事業なのです。

優とんの共通ロゴ。「食品ロス」とは敢えて書かれていない。

そんな髙橋さんがいても尚、年間520万トンといわれる食品ロスを撲滅できていない・・・髙橋さん自身も「この事業は、自分がやりたい100個の事業の1つ目に過ぎない」と言っています。

食品ロスは、どうすれば解決できるのか?
それは髙橋さんにもわからない、世界の誰も知らない「未踏」のブルーオーシャンです。
現場を体感し、そして髙橋さんとも対話しながら、皆さん自身で答えを導き出していただく。これが今回のプログラムです。

もっと髙橋さんやJ.FECのことを色々知りたい!という方は、このnote末尾に置いてある「資料庫」をぜひ覗いてみてください。

清水 一樹

1992年、神奈川県生まれ。東京大学で科学哲学を専攻し、卒業後に三菱地所株式会社へ入社。横浜/みなとみらいエリアの複合ビル開発やエリアマネジメントに4年間従事した。2019年に株式会社Ridilover(リディラバ)へ入社し、以来一貫して大企業向け事業を担当。累計30社・120名以上が参加する多業種プログラム「フィールドアカデミー」の運営統括や、新規事業開発のための調査事業などに従事。

私たちリディラバは、「社会の無関心の打破」を目指し、国・自治体・企業・学校機関、そして社会課題の最前線にいる現場の方々とともに、社会課題への関心を高め、解決の仕組みを共に打ち立てるための事業に挑んでいます。

「リディラバ・ジャーナル」という社会課題専門の調査報道メディアも運営しており、食品ロス問題の構造分析にも取り組んできました。

問題構造を分析し、解決の道筋を探究する。そして何よりも「みんなで問題の現場に行ってみる」ということに、2009年の活動開始以来、ずっと拘り抜いてきたのがリディラバです。

とはいえ私自身も、「食品ロスはこうすれば解決する!」という答えは全く持っていません。
髙橋さんだろうがリディラバだろうが、世の中の誰も「正しい答え」を持ち合わせていないのが社会課題の難しさでもあり、醍醐味でもあります。

だからこそ、1人でも多くの仲間たちに問題を共有し、共に解決の道筋を考える場をつくりたいと願って企業研修事業を運営しています。
今回も、皆さんと一緒に「食品ロス問題を少しでも前進させる」ための一歩を共に歩んでいければ幸いです。

応募・問合せフォームはこちら

【参考】なぜリディラバが「研修」をやるのか?

新潟の限界集落にて(経産省実証事業)

リディラバは2009年に「学生団体」として活動を始め、その時からひたすら愚直に「社会問題が起きている"現場"に行こう」と訴えつづけていました。

世の中には色んな問題があるけれども、蚊帳の外から四の五の言うことにどれほど意味があるのか?そもそも僕らはどんな問題が起きているのか本当にわかってるのか?

最初は周りの大学生たちをつれてゲリラ的に開催していたスタディツアー。やがて、とある中学校の先生から「うちの生徒向けにツアーをやってほしい」と言われたり、「うちの社員を社会の現場に連れて行ってほしい」という声が集まるようになりました。

そして数年が経ち、ついに経済産業省から声がかかるように。
「リディラバの活動は、これからの産業そのものを変革するために必要なことなのではないか?」という話になりました。

資源が豊かにあるわけではない日本において、人的資源を発掘・育成することは国力そのものに関わる重大なトピックスです。経産省としても、「産業人材をどうすれば育てられるのか?」に頭を悩ませていたそうです。

リディラバがやってきたことは、表面的には「問題の現場に行く」です。
しかしその内実では、「当たり前」が崩れ落ちる瞬間が必ずあります。

私たちは、自分が想像している以上に狭い世界の「常識」で生きている。
地域に行ったり、工場に行ったり、歌舞伎町に行ったり・・・少し違う世界に足を踏み入れると、自分が知らない、知ろうとすらしていなかった新しい世界がそこには広がっています。

その「新しい」世界に、勇気をもって踏み出せるかどうか。
自分が大事にしていた「常識」が通用しない世界で、全く知らない人たちとゼロから関係をつむげるか。
そして、見えない未来を想像しながら解決への糸口をつかみ取れるか。

こういった力がもっとも求められる場所こそ、「社会課題の現場」なのです。
そしてこの力は、これからの産業をアップデートする時に欠かせない力です。縦割りで、なんとなく昔から決まってるルールにしたがって、上司の言うことを聞いて仕事をする。それではもう太刀打ちできない「変革の波」が到達しています。
だったら、会社からちょっとだけ飛び出してみて、全く違う世界で武者修行してみましょうよ。もしかしたら、社会課題を解決する兆しを皆さんが生み出せるかもしれないし、仮にそうでなかったとしても試行錯誤した経験はこれからの産業をアップデートする力になるはずです。

これこそ、経産省が願っていた「産業人材を育成するフィールド」なのではないかということで、私たちは2018年に協働でプログラムを立ち上げました。
様々な紆余曲折を経ながらも、立上げ当初の思想は現在に至るまで受け継がれています。

  • 本物の社会課題に触れてみたい

  • 普段の仕事と全く違う世界で、新しい仲間とチームワークがしてみたい

  • 会社の風土や事業を変革する力を身につけたい

1つでも当てはまるという方、ご応募をお待ちしています。

応募・問合せフォームはこちら

※ 本文に「食品ロスプログラム派遣希望」の旨をお書きください。
※ 本プログラムは原則として企業申込のみ受け付けております。個人参加をご希望の方は個別でご相談ください。
※ 「自社の社員・部下を参加させたい」といったお問合せも大歓迎です。

資料庫

J.FEC工場探検動画(Youtube)

J.FEC髙橋さんへのインタビュー記事(note)

リディラバジャーナル「食品ロス」第1記事

※全11記事構成、2記事目以降は有料です。参加者には特典で全11記事を無償配布します。

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※ 本文に「食品ロスプログラム派遣希望」の旨をお書きください。
※ 本プログラムは原則として企業申込のみ受け付けております。個人参加をご希望の方は個別でご相談ください。
※ 「自社の社員・部下を参加させたい」といったお問合せも大歓迎です。


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