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仏検準1級の最終結果と留学先のこばなし。

こんにちは!Rieです。
今日も、読んでくださってありがとうございます。

先週、待ちに待った仏検準1級2次試験の結果が届きました・・・!
ポストを見ると、小さな葉書に加えて大きな封筒が入っており、もしかして、、と胸が高鳴りました。

結果は、2次試験得点28点で <合格> でした!!!
2023年度秋季の2次試験合格基準点は22点、最終合格率は20.0%でした。

自分が仏検準1級に本当に受かったことが今でも信じがたいです。
今まで頑張ってやってきたことが報われた気持ちになって本当に嬉しく、幸せをじんわりと噛み締めていました。
この肩書きに恥じないよう、日々フランス語力を磨いていこうと思います。

ここからは、2022年9月から2023年6月の間の、フランス・アンジェでの交換留学の話をしたいと思います。
前年の冬のこと、大学内選考でアンジェへの一枠を掴み、無事アンジェに留学できることになりました。

ちなみにアンジェ(Angers)という街はフランス西部にあり、パリからTGVで一時間半ほどです。ロワール最大の要塞型のお城「アンジェ城(Château d'Angers)」があり、内部に展示されているタペストリーはフランスに保管されている中で最古のもの。また、全体の大きさでは世界一です!

私も実際にお城を訪れタペストリーを見たのですが、あまりの迫力に圧倒されました。このタペストリーが1375年にシャルル5世の兄弟アンジュー公ルイ1世の注文で出来たということなので、640年以上も前に作られたものを今見ることが出来ていると考えると感慨深いです。

このアンジェでの生活は、日本人が私ともう一人。厳密にいうともう一人は英語留学でフランスに来ていたので、フランス語を主として学ぶ日本人学生は私のみでした。もっと言うとコロナ明けだったこともあり、「アジアから」の留学生が二人だけでした。

初日のオリエンテーションの日、他の留学生と仲良くなろうと思っていたのですが、皆英語圏出身もしくは英語でのコミュニケーションに問題がない子ばかりで、皆英語で話すので、私はなかなか話に加わることが出来ませんでした。
これはかなりしんどかったですね。。

私は併設語学学校ではなく大学に留学し学部の授業を受けていた為、語学学校の日本人との交流の機会はありませんでした。

2週間ほど同じ状況が続き、学校にあまり楽しさを見出せていなかったある日のこと。
1階のホールで勉強していると、二人のフランス人の子たちが近づいてきて話しかけてくれました。この出会いが、私の1年間の留学の大部分を語るきっかけとなるものでした。その子たちは日本文化に関心があり、日本のアーティストやアニメなどをよく知っていました。とても社交的な性格で友達も多く、その子の繋がりで沢山のフランス人の友人をつくることが出来ました。

大体10人前後でいつも一緒にいるのですが、そのうちの一人が大学から徒歩7-8分のところにアパートを借りていて、お昼ご飯は皆そこに集まって食べるような関係性です。日本での友人関係とはまた違った温かさに触れ、自分の居場所を感じられることが「安心」と「幸せ」の根本であると、身をもって感じた瞬間でした。
その子たちとは今でも連絡を取っていて、今年の秋から2年間日本語を学びに来日する子もいます!会えるのが楽しみすぎる・・・☺︎

話が変わりますが、私は大学2年次(2020-21)にボルドーへの留学する事が決まっていたので、もし新型コロナウイルスの感染拡大がなければボルドーに行っていました。(ちなみに2021-22のボルドーへの交換留学も一応学内選考は通っていたので、アンジェへの留学は3度目の正直、ですね。)
そうなると、アンジェでの友人たちやホストファミリーには出会えなかったということになります。
悔しい思い・悲しい思いをたくさんしましたが、結果的に素敵な人間関係を持てたことに感謝をし、なるようになっているのかな、と感じます。

留学での恵まれた人間関係は、友人だけでなくホストファミリーとそのご家族もです。
留学前は、学生寮CROUSに入るか、それとも大学が仲介しているホームステイを選ぶか、かなり悩みました。
大学の先生や先輩に相談したところ、大学がホストファミリーを紹介してくれることはあまりないからホームステイを選んでみるのも良いのではないか、との意見をいただきました。確かに、と思い、ホームステイに申し込みをすることに。
最初は食事付きのプランで申し込んでいたのですが、食事が口に合わなかった時のことを考えて、またシンプルに食事付きのプランが高かったので(笑)、食事なしのプランに変更しました。

数週間後、ホストファミリーの情報が手元に届き、ホストファミリーからmailが届きました。文面から、留学生の受け入れ経験が豊富であることや日本にも興味があることが分かり、少し不安が緩和されました。
2022年9月2日アンジェに到着した時、ホストマザーは手に持った紙に Bienvenue Rie ! などと書いてくれていましたが、ホームに着いて出口に向かっている途中、写真を見たことがなかったにも関わらず顔を見た瞬間に、あの方が私のマザーだ、と直感で思ったのを覚えています。マザーはお料理の腕が素晴らしく、食事なしプランだったのに数えきれないほど一緒に食べようと食事に誘ってくれました。
また、フランス語学習のために夜少し時間をもらって一つのテーマについて自分の意見を話し、間違っているフランス語を修正してもらう、ということをしていました。その際、嫌な顔一つせず根気強くサポートしてくれて、、感謝してもしきれません。

ファザーはすごくお喋り好きな方で、趣味は盆栽と写真です。これまでに色んなお仕事をやってきていて、またかなりの読書家で、知識も経験も豊富です。家の中や外で何か問題があったり修理が必要になったら全て自分でなんとかしてしまう、スーパーファザーです!

休みの日にはお城に連れて行ってくれたり、孫の18歳のバースデーイベントやクリスマスパーティーを一緒に過ごさせてくれたり、寮生活では絶対に味わうことのできなかった"リアルな"フランス人の生活を体験することが出来ました。
食事をさせてもらったお礼に食器洗いをしたり、夜おしゃべりしながら肩を揉んだり、出来ることはないかと探してもお礼を返しきれないほどのおもてなしをしていただきました。

今後、またアンジェに遊びに行きたいと思っているので、その頃には確実にあの時より上達したフランス語を話したいと強く思っています。
とは言っても現実は就活に追われている日々ですが・・・笑

口だけにならないよう、このNoteを活用して頑張って行きたいと思います。
1年前の思い出にふけりながらタイピングしていたら思いの外、長くなってしまいました。
この留学体験記の続きはまたいつか、書きたいと思います。

最後まで読んでくださって、ありがとうございます!
それではまた :)



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