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前世療法で過去生を知る

前々回の記事で、2011年3月の当時婚約中だった人と別れがきっかけとなり、愛着障害を抱えている自分に気づき、癒しの過程を歩むことになった事について書きました。

今日は、その癒しの過程の初期に知った「前世」という概念と、自分と彼の前世を知ることによって癒しを体験することになった「前世療法」について書いてみたいと思います。

※私の個人的な経験と解釈を中心に書いています。前世療法について気になる方は、ご自身でも調べてみた上でその効果等についてご判断くださいね。

「前世」という概念

彼と付き合っていた当時は、広告代理店の営業職として仕事をしていました。その後、仕事の忙しさと彼との関係の不安定さが原因となり、休職し、そのまま退職することになってしまいました。最後に一緒に働いていた上司から、退職後にメールをもらい、「この本おもろいで。もし時間あったら読んでみて」と言われたのが、こちらの本。

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その元上司は、正直、スピリチュアルの「ス」の要素もないくらい、現実的かつバリバリの広告代理店マンだったため、正直この本を勧められた時は驚きました。でも、せっかく勧めてもらった本なので、読んでみたんですよ。

元々、江原啓之さんが出演していたTV番組「オーラーの泉」も観たことがあったので、「前世」がどういうものかは何となく知っていたのですが、この本を読んで、今の人生に起こっている課題・問題は、「前世から持ち越した宿題」であり、「前世から現世に持ち越してきた宿題が何であるかを認識し、真正面から取り組んで解決していくことが大事だ」という事がものすごく腑に落ちたんです。

この当時、私は幼少期の両親の不仲によって、安心できる家庭環境になかったために、機能不全家族が原因による「愛着障害」が自分の課題だと思っていたので、アダルトチルドレンや愛着障害に関する本をたくさん読んでいました。また、心理カウンセリングや心理療法についても興味を持ち、様々な本やブログも読んでいました。

「前世療法家」との出会い

そして、良く読んでいた「心理カウンセラーの卵のOL」の方のブログがあったのですが、とある日、その方が参加するアロマセラピーのワークショップの告知がブログに載っていました。その方に会おうと一念発起し、そのワークショップに参加。ブログの愛読者であると自己紹介をし、その方と意気投合し急速に仲良くなりました。

そして、とある日、「カウンセラーや心の仕事をしている人をインタビューして紹介しているHPがあって、そこでインタビューのテープ起こしをしてくれるボランティアを募集してるのだけど、Rieさんやらない?」と声をかけていただきました。当時、私は無職で時間はたっぷりあったので、すぐに引き受け、そのボランティアをするようになりました。

そして、その活動のリーダーをしていたのが、なんと、プロとして前世療法を仕事にしているセラピストさんだったのです。

前世療法を受けてみた

前世療法は、元々アメリカの精神科医のブライアン・L・ワイスによって、催眠療法中に「前世記憶」が「発見」され、1986年に出版された本"Life Between Life"で世に知られるようになったものです。退行催眠療法により出産以前に遡った記憶(前世記憶)を思い出すことにより、現在抱えている病気が治ったりと治療に役立つともされ、、多くのケースで施行されてきました(著書もいくつかあり、日本語にも訳されています)。私の出会ったセラピストさんは、このワイス博士から直伝で前世療法を学んだ方だったのです。

好奇心旺盛な私は、これはチャンスとばかりにすぐにその方の前世療法のセッションに申込みました。

詳しいセッションの方法についてはここで省きますが、結論から言うと、婚約破綻となってしまったその彼との関係が何故あそこまで苦しかったのかの理由がわかり、かなりスッキリしたんです。

私がセッションの中で見た前世では、私はとある田舎町に住んでいました。ヨーロッパのどこかのような印象でした。父と母、2人の息子と住んでいて、その息子の1人がその彼だったのです。長男でした。次男役は、大学時代に仲の良かった男友達でした。父役は昔の会社の先輩、母役は大学時代からかわいがってくれていた1つ上の女の先輩でした。もう長い間連絡を取ってない人もいて、「何故このタイミングでここに出てきた?!」とすごく不思議だったように思います。でも、それぞれがその役として登場したことが、すごくしっくりくる、そんな感じでした。

婚約破綻をした彼であった長男は、とても繊細で神経質、怖がりで人見知り。一方で、次男は社交的で明るく友達も多く、放っておいても自分で好き勝手遊んでいる感じでした。長男の事を私はすごく心配していました。何をするにも心配で、常に長男の言動一つ一つを気にかけ、「大丈夫?」と声をかけている様子がイメージとして浮かんできました。

◆とにかく心配
◆放っておけない

そう、その感情は、お付き合いしていた時に彼に感じていた感情そのものでした。3つ年上なのに、何故か心配で放っておけない、そんな感じでした。その「過干渉」が彼を追い詰め、結局私が振られる形になってしまったのです。そして、不思議な事に、最初私の事を「Rie」呼び捨てしていた彼でしたが、いつしか「Rieさん」とさんづけで呼ぶようになっていたのです。私を頼りたい、でも怖い、そんなビクビクした感じが伝わってくることもありました。

前世療法の中で私が感じた彼に対する「感情・感覚」は、現実で私が彼に感じていた「感情・感覚」と全く同じものでした。「あ、だからか」と、すーーっと腑に落ちた感じがありました。

そしてその後

以前の記事にも書きましたが、私が振られた形で終わった彼との関係でしたが、別れて数日したらキッパリ彼への未練がなくなっていたのです。「執着の愛」という魔法から溶けたような感じでした。でも、「何故あのようなものすごい吸引力で惹かれ合ったのか。そして何故上手くいかなかったのか。」という疑問は私の中でずーっと残っていて、自分を責める気持ちや彼を責める気持ちの中でモヤモヤしていたのは事実です。

でも、この前世療法を受けて、「あ、そっか。私達はもう一度現世で出会って前世での関係をやり直したかったんだね」「結果的には上手くいかなかったけど、お互いにこの出来事から何か学べたから、きっとお別れしたんだね」という風に思えるようになったんです。

正直、私が受けた前世療法で見た前世が、本当の前世なのかはわかりません。「もしかしたら私の想像力が作りだしたものなのかな?」とも思いました。が、私自身がこの前世療法を受けた時に感じた「しっくり感」「納得感」「腑に落ちた感」はやはり独特のもので、うまく言葉にはできないのですが、これを受けたことによって自分の中で彼との関係にしっかり終止符を打てた感じがあったんですよね・・・。曖昧な表現でごめんなさい。

前世療法を受けたことで、今の人生で起こっている「人間関係」についての新しい視点が持てるようになりました。色々と前世の事について調べていくと、現世で会っている人とは、過去生でも会っていることが多いようです。過去生は1回きりではありません。人によりますが、何度も何度も過去生での出会いを繰り返しているご縁の深い人もいるそうです。特に、家族、男女関係、親しい友人、そして逆に自分を苦しめた人など、「深くて濃い影響力の強い繋がり」はほぼ間違いなく、「何度も人生をご一緒してるお馴染みさん」であるようです。

今の両親が過去生では自分の子供だったり、兄弟が自分の親だったり、現世では自分が苦しめられている立場でも過去生では自分が相手を苦しめている立場だったり、関係性や立場も様々だそうです。それを繰り返しながら、お互いに学びを深めて、魂を成長させていくことをしているというのです。

前世の関係と今の関係を対比した時に、「ああ、だから今回はこうなのか」という深い気づきに至ったり、相手の大切さをより一層実感したり、相手の気持ちが理解できたりするケースも多いようで、まさに、私が経験したプロセスと同じだな、と感じます。

この経験を経て、自分の両親についても「今の父と母」だけではなく、過去生で解決しきれなかった問題をこの人生で再度チャレンジしているんだな、という視点で見られるようになりました。これまでは「当事者」として混乱の中にそのまま巻き込まれていたのですが、この頃から「俯瞰者」として、混乱の外に立ち冷静に見られるようになっていきました。

元上司が勧めてくれた本が導いてくれた不思議な経験。
まさか、このような世界を深く知ることになろうとは。

今日も読んでいただきありがとうございます^^

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