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VERYのコピー変更に思う、2020年末の女性誌をとりまくムードとは。

本屋の女性誌コーナーの見出しを見ていて、気がついたことがあるんですね。それは、どんどん女性は「自分で自分を幸せにしよう」というムードになっているな、と。

たとえば、こんな見出し。

「ハッピーはわたし次第」(VERY)
「変わる私を楽しむ美容」(MAQUIA)
「自分を幸せにする60の方法」(SPRiNG)
「もっと、自分ファーストで」(with)

中でも興味深いな、と思ったのはVERY。表紙上のVERYロゴの左上にある、コンセプトも変わっていた。

変更前「基盤のある女性は、強く、優しく、美しい」
変更後「私たちに、新しい時間割」

「基盤がある女性」から「私たち」への変化。

これまでは基盤がある女性、つまり家族がいる女性こそが幸せ、というメッセージを打ち出していたけれど、主語が「私たち」に変わった。

そして、家族に代表される「何か」を持っていれば幸せ、ではない

「時間割」というワードがあるように、ちゃんと自分で時間の使い方を考えられる人が幸せ。

つまり、何をすれば、私たち(その中には、家族がいる人も、そうでない人も含む)がハッピーになれるかを一緒に考えようよ? 私たちの幸せは自分で選択していこう、というメッセージへの変化のように思えたのだ。

自分の幸せは自分で選ぶ。VERYのみならず、冒頭で並べたどの女性誌も打ち出しているムードに感じた。どんどん広がってほしい!

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