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今日は体験の方が3名いらっしゃいました。
合氣道の教室では、
まず体験をしてから通うかどうかを検討して頂きます。

体験の方がいる時は、
基本的なことをじっくりしっかり行います。
普段のお稽古でももちろんするのですが、
普段より少し時間をかけて。

まずは立ち方。
立ち方から教わる運動は珍しいかもしれません。

足先(つま先)までしっかりと
氣が通った立ち方を丁寧にお稽古します。
立ち方が正しくなると、
重力をかけられても
体制を崩されそうになっても、
体が盤石になり、
影響を受けにくくなります。

次に臍下の一点に心を静める稽古。
上ずっていたり、
集中力が散漫な状態だと、
盤石な姿勢が乱されてしまいます。

そして、
臍下の一点から動く稽古。
無理な姿勢で動くと、
素早い反応ができず、
また、
これも姿勢が崩れ、
外部からの影響を受けやすい姿勢になってしまいます。

今月で合氣道を習い始めて5年目になりますが、
お稽古すればするほど、
この基本の重要性を感じます。

動きの土台がしっかり身についていないと、
どんな技の動きも無駄な動きで
騒がしい技になってしまう。

エステティックの技術も同じで、
動きに無駄があるとトリートメントが騒がしく、
お客様の五感を妨げてしまいます。
製品を取る動作に無駄があったり、
備品の扱い方が粗末になることで、
施術時間が無駄に長くなり、
お客様をかえって疲れさせてしまうことも。

トリートメント技術では出来るからこそ、
合氣道の基本の土台の習得に時間がかかっている自分が
情けなく感じるときもあります。

今日は体験の方が来てくださったお陰で、
大切な部分をしっかりお稽古出来ました。

もっともっと上達したい!
そんな感情が湧き立つようなお稽古でした。

美容スペシャリスト猪越理恵は美容業界歴29年、コーチ歴19年のキャリアを生かし、サン・ティトル株式会社を設立。大手化粧品会社や美容機器メーカーのコンサル・商品開発・メソッド開発・人材育成等を支援しています。 https://www.rie-inokoshi.com/