ピューロランドで娘を見失ったことがある。
乳幼児3人（1人は抱っこの赤ちゃんなので歩くのは2人）と大人5人。
にもかかわらず、ひとり行方不明。
大人もテンション上がっている間に、娘がひとり消えていた。まあ大事にはならずに発見されたけれど。

そして帰宅後だ。キティちゃんを撮っているそのビデオの中に、娘がひとりで遥か遠く階段を駆け上がっていく姿がはっきりと映っていたのである。
そして、娘を探して名前を呼ぶ私の声も。撮影者は元夫だ。
探している時に、呑気にキティちゃんなんぞ撮っていたの？しかもあなたが見ているその先に娘いるやん。おーい！と、しこたま言ったのを覚えている。

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視覚とは、目で物を見る感覚の働き。

それを人間は刻々と変化する視覚情報の渦から、自分に関心のあるものや必要な情報を取捨選択している。娘の情報が取捨選択されていないのが残念だが、過ぎたことは置いておくとして。

視野に入っていても、見えてないもの、周りには溢れているんだろう。
でも逆に、意識すると見えてくるものが、きっとある。

以前、小児科のころ、勤めていた病院に、お絵かきした画用紙を持ってきてくれた子がいた。

そこには、買ってもらったばかりだという自転車と、横でバンザイをしているその子。そして、もうひとつは、私たち看護師や先生の絵が描かれていた。
驚くほどに細かく。

自転車のカゴの金具、車輪の凸凹まで。
先生の胸ポケットから見えている、うさぎのボールペン。スタッフが、サンダルに名前代わりに付けているシール。
壁紙の細かな絵。壁のポスターのライン。

私も、確かに毎日、目にしているものを「壁紙、こんなだったんだ」「え？こんなラインあったっけ？」と答え合わせするように、壁を見返したものだ。

「看護は観察から始まる」
と、学生の頃、何度も何度も言われていたのを思い出した。
壁紙のことではないけれど。

皆さんは、職場の壁や天井の柄、絵に描けるくらい覚えているだろうか？
自転車のカゴの金具、どこについているかとか。　

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ちなみに、ちょっと問題。
セブンイレブンのロゴ、正しく書けますか？

これは、以前研修で出された問題のひとつ。
ヒントはすべて大文字ですか？ということだったが、私は「えっ、小文字なんてあるの？」と思ったのだった。

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最近整理をはじめた娘のDVDを、少しずつ思い出したときに見ていると、こんなのが映っている、という発見が他にも出てきてなかなか面白い。
娘が「見て見て！」と言っているのに、ろくに見もせずトンチンカンな返答をしている自分も映っていて、イタタ、と思うシーンもあるけれど。

あの頃、何を見て何を聞いていたのかな、と感じることもあり、タイミングやその時の心持ちによって変わる視点を、時間をこえた映像を見ながら、今 楽しんでいる。

※

さて、トップ画像のテレビ塔の時間は何時でしたか？(笑)

コンビニの看板の答えはあえて書かないので、モヤモヤする人はググってみてくださいね。