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Z世代から「守り残したい環境、創りたい未来」のためのアイデアを募集。GBEFコンクール

本日から、小学生から大学院生まで幅広い学生を対象とした「​Green Blue Education Forum コンクール」の募集が開始されました。

●Green Blue Education Forum コンクールとは
Z世代の多種多様な価値観、ユニークな提言を、グローバルな視点での地球環境の保全・再生、ローカルな視点での地域社会の自然・文化の継承、並びに未来の社会のあるべき姿など、彼らの忌憚のない意見を発表する場を創出することを目的として開催されるコンクール。
https://gb-ef.org/

最近は、目と耳を塞ぎたくなるニュースばかりですね。

先日、国連のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)が発表した報告書では「地球温暖化の原因は人間の活動である」と初めて断定されました。(これまでも「温暖化の主な要因は、人間の影響の可能性が極めて高い」と発表されていましたが、「可能性」が確実になったということですね)

また、2015年のパリ協定で定められた「産業革命前のレベルと比較して、気温上昇を1.5℃以内に抑える」という目標に対して、2011年〜2020年の世界の平均気温はすでに約1.1℃上昇。50%の確率で、2040年までに気温の上昇が1.5℃に達すると予測しています。

こんなことを書いている今も鹿児島など日本各地で大雨の被害が出ています。世界でも洪水、例を見ない規模の山火事や猛暑など、気候変動の影響と考えられる異常が毎日起こっています。

異常気象のほかにもコロナの感染拡大やアフガニスタンの情勢、日本の入管施設での事件など、混沌とした状況に、悲しくてやるせない気持ちになります。ただ、現状をただ悲観していても何も変わりませんよね。

原因は何なのか。状況の改善のために自分にできることはあるか。

あらゆる問題にたったひとりで取り組むことは難しいですし、特に気候変動のような環境問題への対策は短期的に結果を出せるものではありません。ただ、疑問を持って「知る」ことからはじめることが私は大切だと思っています。

傍観者でとどまるのではなく、どんなに小さくてもいいから行動すれば仲間が見つかったり、小さな変化を起こしていけるのではないでしょうか。

「小さな変化なんかで間に合うのか...」という不安ももちろんあるものの、まだ希望はあると信じています。

私のように地球・社会環境に対してモヤモヤと不安を感じていて、何をすればいいか悩んでいる学生の方がいれば、今回のGBEFフォーラムは「最初の一歩」になるかもしれません。

先月開催されたオンラインフォーラムでは私の学生時代の体験や、それを通じて学んだ姿勢についてお話しています。よろしければご視聴の上、コンクールに応募していただけたらと思います。

GBEFコンクールの詳細や応募はこちらから


●参考文献
・Science Portal「『1.5度上昇して異常気象避けられず』とIPCC報告書 「人類への警鐘」重く受け止め対策強化を
・NHK「地球温暖化の原因は人間の活動と初めて断定 国連IPCCが報告書
・The Guardian「Major climate changes inevitable and irreversible – IPCC’s starkest warning yet
・GREENPEACE「IPCC報告書からの『希望』のメッセージ – 地球温暖化を抑えるために今できること

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