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【商業出版する方法+#205】著者がお金を出す出版”自費出版”・・とは何なのか?

元KADOKAWAのビジネス・実用書出版コンサル+編集者+ビジネスプロデューサーの渡邉です。

先日のnoteで「商業出版の定義」について書かせもらいました。

今回は「続き」です。

割と「出版したい」人がすごく気になる!?
出版にかかるお金の話。

■自費出版とは何か?

「自費出版」に関する話題も多いですね。でもこの出版形態はなんなのでしょうか?
いちおう私なりにお伝えしたいこととしては、、

>出版の企画〜原稿執筆〜製本関連〜広報や宣伝まで自分で経費を出す。
>「リアル書店に流通しない(ISBNコードがついていない)」出版の形態

です。
大きな特徴としては、一般のリアル書店で扱われないこと。
こうした性質を持つものは全て「自費出版傾向が強い出版物」と考えていいでしょう。
 
ぶっちゃけいうと、、
・電子書籍(Kindle出版)
・オンデマンド出版

なんかも、自費出版の一つにあたる、と言えるでしょう。
だって「ISBNコード」ついてないから、本屋さんに入ったら商品見つけた、ってことにならないからです。
(※ISBNコードというのは、本のカバー裏表紙の価格の上あたりにある「バーコード」のことです。ぜひお手元の本のカバー裏表紙を見てみてください)

そして、原稿執筆から商品作り、販売や宣伝に至るまで。
自らの裁量によるところが圧倒的ですよね。

加えて、読者側からしても「目的を明確に持ってコンテンツを探しにいって、出会う」要素が強い!ですよね。
何よりも「Amazon」など・・電子書籍ストアでしか扱いがない。

となれば、あまりスケールはしない。
ベストセラー◯万部!!とかで打ち出しにくいし。
自分で広報や宣伝も、9割は請け負わないと、広がらないでしょう。
 
その意味でも、上記コンテンツは「自費出版形態」の出版制作物に入ると思います。

そして。
紙で”印刷・製本”しても、出版社を通さず、ISBNコードを取得してなければ、それこそ「自費出版物」になりますね。
 
 
でも「自費出版物」が必ずしも悪いわけではなくて。。

特に「印刷・製本」している自費出版物は、侮れないです。
それが大好評で、結局商業本としてメジャーデビューして、大ベストセラーとなったり、映画化やドラマ化など、各メディアへ派生してコンテンツがスケールする場合も過去例を挙げればキリがないので。

でも電子出版やオンデマンド出版の形態だと、、それになりにくい。。と言わざるを得ません。

なので、メジャーデビューを最終視野に入れたいのであれば、紙の印刷・製本の自費出版物も全然やってもらっても良かったりするのです。
パッケージングとしてまとまっていることで、出版社の編集者の目にも留まりやすかったりしますから。

電子出版して商業出版・・・という流れでは、この業界決してないので、目的と方向性を考えながら「コンテンツをどうパッケージング化するか」をしっかりお考えになることをオススメしますね。
 
 
そして!著者がお金を払って出版する、というタイプのものはもう一つ「協力出版」という形があったりします。
これはまた別の機会にお話ししましょう。

本日はこれまで。

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