見出し画像

⑦初めての弁護士様

看護婦さんが「おはようございます」と言いながらカーテンを開けにきたので目を覚ましました。
腕には点滴が刺さったまま。 そーいえば夜中に点滴変えますって来ていたような(笑)

歯磨きと洗顔、トイレにも行きたかったので車椅子をお願いして車椅子用のトイレに運んでもらいます。  

顔を洗いながら昨日考えていた今日する事を思い浮かべて順番の整理。


  1. 労災保険について確認・・・管轄の労働基準局に電話

  2. 自分の加入していた傷害保険の確認・・・県民共済だったかな,,,確認の電話

  3. 有給休暇の残り日数の確認・・・会社上司に確認

  4. 入院中の収入はどうなるのかの確認・・・有給がなくなった場合

部屋に戻り運ばれた朝食は,,,

はい。 僕がパンにしてくださいとは言いましたよ。
でもね、焼いてもいない個包装の食パン1枚と味噌汁とサラダにバナナって何か違うよー!!!
普通に朝の定食でご飯がパンなだけなら明日からご飯にします。

食事の後は看護婦さんが患者さんを順番に血圧、酸素濃度と体温測定に回ってきてくれます。この時に色々困りごとはないか聞いてくれました。

9時過ぎに知らない番号から着信。 
ベットで小声で出ると任意保険の弁護士特約からの弁護士さんからでした。
ナースコールで看護婦さんを呼び、メモを持って電話スペースへ運んでもらいます。

月額500円の弁護士特約での弁護士さんなんで不安は拭えない。
事故の状況等を軽く説明し、相手のことを聞かれましたが僕、何も知らない!
事故の相手の名前も住所も聞いていなかったのです!
事故の時は警察官もいたし完全に忘れていました,,,

事故日と現場住所と時間がわかれば何とか確認は取れるとのことでホッとしました。
ただ「事故が昨日の朝7時前で24時間経過していますが、相手側の保険屋さんから連絡がまだないのが気になります。今日中には連絡があるはずなので会社と名前を教えてください」と言って初めての弁護士さんとの会話は終わりました。

初めての弁護士様の印象はとてもハキハキしていてしっかりとコチラの話を聞いてくれる親身な人でした。

このままとりあえず労働基準監督署に確認の電話を,,,
僕の場合は完全に通勤災害の対象で通勤災害は会社に責任はないので安心して請求してくださいとのこと。

すぐに会社の人事係に連絡! 「労災保険使うんで!」
人事係「使わないでほしいって言いましたよね?」
僕 「労災隠しには協力しませんし、通勤災害は会社に責任無いって聞きました!」
人事係「聞いたって誰に?」
僕 「労基に今朝電話で確認した」
人事係「・・・・・こっちでも調べるから」
僕「どーぞ。有給の残り日数計算して連絡してください この電話の後、労基に申請の連絡入れるんでお願いします。」 

労働基準局に連絡し書類は自宅へ郵送してもらう事にしました。

労働基準監督所は労働者に親身になって話を聞いてくれる味方です。
が、会社の文句や他の社員への嫌がらせなど嘘や大袈裟な内容で連絡をする人もいるため匿名の電話や身元をあやふやにしている電話には少し厳しい対応になるみたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?