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このnoteは、週明け全員が集まる会議の場でみんなに伝えている内容を可能な限りそのまま残しているものになります。

備忘録的な意味合いはありますが、同じような経営者、リーダーのみなさん、これからそういった役割を目指すみなさんに少しでもお役に立てたら嬉しく思います。
※本文に出てくる「マリサ」は、弊社社名の略称です。

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本文は以下より。

改めて、第二Qお疲れ様でした。

詳細はクオーター会議でも話をしますが、マリサ史上最高の上半期となりました。

第一Qと第二Qでも見える景色が異なり、苦しかった第一Qを乗り越え、第二Qで本来期待したい結果が出たという感じです。

それにしても、素晴らしい結果となりました。お疲れ様でした。

前期に創業者が完全に離れることになり私へ代替わりし、ある意味1期目の今期は、恐る恐る、慎重に慎重に進めようと考えていたのが本音です。幹部のメンバーにもそれは事前に伝えていました。

ただ、しっかり結果が出てきたことと、代替わりしたことをあまりにも加味してしまうと、正当にチームや個人を評価ができないことが出てくるので、上半期は上半期で分離して考えることに改めました。

よって、上半期の特別賞与を全メンバーへ支給することを決定します。
※2月に定期賞与のあったメンバーは、2月分とは別です。

日頃から伝えている通り、基本的には自身の給与は年俸ベース(12ヶ月/年収)で考えてもらいたいので、賞与に対して過度な期待はして欲しくないことと、余剰の利益は採用や新規の投資に回すことは十分に考えられることは改めて理解しておいてください。それでも、みんなが頑張った分を投資以外にもできる限り分配するというのはこれからも継続していきたいと考えています。

支給は25日の予定です。

ただし、

上半期においては、チームによる優劣をはっきり付けさせてもらいました。

みんなががんばってくれていることは十二分に理解をしていますが、XXX事業部に関しては、上半期で達成してもらいたい粗利を超えることができなかったため(第一Q未達・第二Q達成)、ゼロ回答にはしなかったものの、辛めの評価となっています。

そこは、ご理解ください。この悔しさを、ぜひ糧にしてもらいたい。改めて下半期もよろしくお願いします。

さて、今回は「その言葉、上からですよ」です。

かなり前の話ですが、Aさんに怒ったことがあります。

それは、月曜日のMTGで「なんでも聞いて」「私を自由に使って」「ヒントは持ってるからいつでも頼って」という発言を何週にも渡ってし続けていたからです。

なぜ、そんなことで怒るのか?と疑問を抱くかもしれませんが、そこまで言う(自分の中では答えを持っているという雰囲気を醸し出す)ならさっさと教えてあげた方がチームひいては会社が次のフェーズにどんどん進むことができるのに、なぜそんなにもったいぶるのか。自分軸ではなく、会社軸で考えてほしいと思ったからです。

しかも、そんな「自分を頼って」みたいなことを言ったところで、誰も頼って来ないんですよね。

ただし、怒っておいて申し訳ないですが、自分もやりがちなことだと感じました。

「困ったらなんでも聞いて」「気軽に相談して」「もっと頼って」

的なことって、言いがちです。たぶん、言ってます。

ここでみんなにも気がついて欲しいんですよね。

そんなことを言ってて、誰か相談してくることがあったか?と。(あったら、素晴らしいこと!)

Aさんに怒っておきながら、この回答をずっと出せずにいました。なんでこんなに相手を想って発信しているのに頼られることがないのか。

そして、先日、Aさんと飲みながらこの話をしている時に、ふと言語化できるようになりました。

この言葉って、ある意味で立場の乱用なんですよね。

まず、この発言ができるのは、自分の方がなんらか上位的な(役職、社歴など)立場からの発言でしか成り立ちません。

入社直後の人がこの発言は絶対にできない。

だから、あえてきつい言い方をすると、上から見下した発言にさえなります。

そんな人に誰が相談しますか?という話ですよね。

だから、どうしても社歴が長かったり、役職が上位の人間はこの発言をするときには十二分に注意しなくてはなりません。

自分は発言したことで、いい人になれた気がしても、受け取った誰もがハッピーになってないんです。

こんな悲しいことありますかね。でも事実だと思います。

ただし、私が見ている限り、この発言を仮に使ったとしても話しかけられるタイプなのはBさんかもしれないということにも気がつきました。

そしてその理由もなんとなく見えてきました。

Bさんは、マリサの中でも自ら積極的に話しかける人だからだと思います。もちろん研修の一環や一緒に営業に同行するなど、物理的に接する機会が多いのかもしれませんが、この「物理的に接する機会」というのがミソなのだと思います。

そもそも接している機会がそれほどない人に対して、気軽もなにも、話しかけるのさえ億劫です。相談?そんなのできるわけがないんです。

これ、もしかしたらうんうんと頷いてくれる人もいるかなと思うのですが、

「ドラマや漫画に出てくるような、破天荒だけど、自分の信念のために社内をかけずり回って、衝突を重ねながらも周囲をどんどん巻き込んで、最終的にでっかい稟議を会社から勝ち取る」

みたいなドラマチックなメンバーでいて欲しいみたいなこと、なんとなく頭の片隅でイメージしてしまったりするんですよね。

こういう人こそ、「受け身ではなく、能動的な人」である。と。

私もなんとなく、そう思っていた(期待していた)節があります。

ただ冷静に考えてみれば、人間関係がそこまで深くない中で、緊張も遠慮も入り交じっていて(むしろ勝っていて)、ズケズケ相談しにいけるってなかなかできないということを入社が長いメンバーはもっと理解しないといけないのだと思います。

なんか、嫌だけど日に日に視点がおじさんっぽくなってきました。みんな、話しかけられやすい中年を目指しましょう。

3月18日の週もよろしくお願いします。

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