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私のグリーフが一つケアされました。【私のグリーフケアの道のり】

昨日、グリーフケアについて、私の中で少し良い変化がありました。

記事の最後3割だけ前向きですが、残り7割は後ろ向きです。2600字程で、退屈な記事かもしれません。ご容赦ください。

参考までに、私のグリーフ事情については、この下の記事で書いていますので、ご興味がある方がいらっしゃれば、そちらをご覧ください。


私は、2020年10月に強いグリーフ(悲嘆)を感じてから、健康な生活から不健康な生活へ、結構極端に変わりました。

本当はすぐにでも、グリーフから立ち直って健康な生活に戻れるようになりたいと思っていたんですが、なかなか自分の意思では戻れない毎日を過ごしてきました。

具体的には、グリーフを感じる前は、カリフォルニア大学式メソッドという、運動、食事、睡眠、瞑想の、4本柱を毎日意識して行う生活を2カ月程送っていて、なんだか部活をしているみたいで楽しく過ごしていました。

毎日活力も湧くし、楽しいので、カリフォルニア大学式メソッドを、今後のライフワークにしようなんて考えていたぐらいです。

平日は朝にストレッチ10分、運動10分、瞑想30分してから出社。帰宅後は必ず21時までに眠り、5時か6時には起きる生活。

休みの日は朝起きてすぐストレッチ60分、運動60分、瞑想60分を行ってから通常の活動開始、というような生活でした。

食事は、2019年から節約料理にハマり、このメソッドもするようになってからは、節約しつつ健康食も作るという挑戦をして、毎日楽しく自炊していました。

平日は会社から帰宅後、2~3時間ぐらいしかない中で、ご飯を作って食べて、洗い物をして急いで寝るという生活でしたが、それも結構楽しく、毎日充実してるな~という感覚でした。

自炊作業は特に充実感があり、キッチンにスマホを置いて、何かしらの動画を観つつ、笑ったりしながら作業をするというのが習慣で、気楽にキッチンに立っている自分が好きでした。

それが、グリーフを感じてからは、健康的なサイクルがどんどん乱れていきました。

グリーフを感じた直後の一週間、凄く心が揺れ動く毎日でしたが、キッチンに立つという楽しいルーティンが癒しになるのではないかと思い、このルーティンを続けるという試みをしました。

ところが、ルーティンをいつものようにやって、動画を観ながら笑うこともできたのですが、その反面、心の傷は全く癒えませんでした。傷は癒えてないのに、笑える自分がすごく空しく、逆にこんな時にまでルーティンをやった自分に嫌気がさしてしまいました。

「キッチンに立って、動画をるのは自分の心を癒す行為にはならない。むしろ辛い行為だ」という考えが、頭から離れなくなりました。

それでもどうにかグリーフを癒そうとしましたが、方法がわからず、結局食に癒しを求め、暴食生活になりました。

会社が終わると、帰宅途中にふらふら食事処へ行っては、がっつり夕食+デザートを食べ、家に帰ってまたコンビニで買ったお菓子を食べる。そして夜12時ぐらいにまたお菓子を食べてから眠りに就く、みたいな生活を一ヶ月は続けました。

一ヶ月を過ぎた辺りから自制が効くようになり、少しずつ元の食生活に戻すよう、努力出来るようになりました。今は普通に食べ過ぎることなく適度な食事ができています。

ただ、自炊については、必要最低限の料理のために、必要に迫られてキッチンに立つだけの日常になりました。スマホで動画を流して、大笑いしながら行なう作業は、グリーフ直後の辛さを思い出すので、できなくなりました。

また、運動とストレッチは、グリーフにぶち当たってからは、「こんなに辛いのに、運動なんて以ての外。そんな元気ないよ」というような気持ちになり、活発なことができなくなりました。

今でもその呪縛は取れていません。

「運動=元気になる、活力が沸くこと」というイメージがあり、「自分が元気になって、活力が湧くことは、あのグリーフの原因となった出来事を無かったことにすること。無かったことになんて出来ない」という考えがまだ拭えないからです。

瞑想は、グリーフを感じてから1ヵ月半辺りから、集中的にするようになりました。瞑想は、グリーフ直後の自分にとっては、傷ついた心を癒すツールとしてとても重宝しました。

しかし、2021年に入って、瞑想がかなり習慣化され、毎日60分の瞑想が当たり前になってきたころから、頭がリセットされてすっきりする感覚はある一方で、瞑想後、無気力になるという事態になりました。徐々に、頭がすっきりしたことよりも、無気力になる不快感の方が強くなり、結局、5月辺りから瞑想はあまりしなくなりました。

この原因が、グリーフと関係あるのかどうかはまだ分析できていませんが、とりあえず様子を見ています。

そんなこんなで、グリーフを感じてから、もうそろそろ1年が経とうとしているのに、健康的な生活が取り戻せていない今日この頃です。

それが昨日、とある進展がありました。

昨夜は、お笑い芸人かまいたちさんの単独ライブの日でした。このライブはオンラインでも観れるということで、初めてかまいたちさんのライブをリアルタイムで観る日でした。わくわくしながら、夜ご飯を用意して、ライブ開始を心待ちにしていました。

ライブが始まり、ご飯を食べながらライブを観ました。相変わらず面白く、最初からずっと笑いながら過ごしました。ライブ中にご飯を食べ終えたのですが、ふと、キッチンでライブを観ながら食器を洗おうという気持ちになりました。

スマホをキッチンへ持っていき、軽い気持ちで、食器を洗い始めました。
すると、無事、キッチンでライブを観て、大笑いしながら楽しく食器を洗い終える事ができました。
辛い気持ちは湧いてきませんでした。

オンラインライブを観るという、いつもと違うことをしているので、気持ちも大きくなっていたと思いますが、動画を観ながらキッチンに立てたということが嬉しくて、希望が見えた出来事でした。

グリーフの原因となる出来事からもう一年が経とうとしているのに、まだグリーフ前の健康な生活が戻ってきていないなんて、一年前の私は想像もしていませんでした。

そんな中、一年経つ手前で、キッチンに笑って立てるようになった(かもしれない)ことは、本当に大きな進歩です。
傷ついた心が、一歩ずつ、健康な生活をしてもいいと、前を向き始めてくれていることを感じられて、とても嬉しかったです。

この幸せを大事にしながら、これからも長い目でグリーフと向き合って行こうと思います。

グリーフケアは、自分の意思で簡単にケアできるものでもないので、他人事のようですが、ただ自分の心が健康的な生活をしてもいいよ~と、許可をくれるのを焦らず待っていようと思います。

長く、とりとめもない文章になりましたが、今の貴重な思いの丈を綴らせていただきました。

読んでくださり、ありがとうございました。

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