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【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』05


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神田房枝『知覚力を磨く』目次マインドマップ

読書メモ

第1章 すべては知覚からはじまる ― あなただけが観ている世界

  • 私たちが見ている「個人的な世界」のポテンシャル

    • p.23の写真を説明するとき、どんな言葉を使うか?
      →この質問に答えるときに働かせているのが知覚

    • 知覚自分を取り巻く世界の情報を、既存の知識と統合しながら解釈すること

    • 人によって知覚は異なる

      • 半分水が入っている/半分からである

  • 新しいものは「誰かの主観」から生まれる

    • 人によって蓄積している知識が異なり、世界の見え方が違う

    • 知覚の価値は、他人とは異なる意味づけそのもの
      知覚にはその人なりの独自性がある
      創造性のポテンシャルとなる

    • イノベーションの原点には、いつも「他人と違う解釈」がある

      • パブロ・ピカソ:「絵画は一つの視点から描くもの」というルネサンス期以来の解釈から離脱

      • ウジェーヌ・ドラクロワ:「色は混ぜて使うもの」という伝統的な解釈を覆した

      • 絵画における「イノベーション」は、他人と異なる解釈に基づいて思考し具現化したもの

感想

「知覚」が「自分を取り巻く世界の情報を、既存の知識と統合しながら解釈すること」であるなら、知覚は「自分の取り巻く世界の情報を受容すること」と「既存の知識と統合しながら解釈すること」の2つに分けることができそうです。

「知覚力を磨く」というのは、「自分の取り巻く世界の情報を受容すること」を「純粋に見る」ことで鍛え、「既存の知識と統合しながら解釈すること」を「持っている知識を多くする」ことで鍛えるのではないかと考えています。

「新しいものは誰かの主観から生まれる」とありますが、そもそも主観なしに人はものを見られるのか、ということも疑問に持ちました。

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