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【読書メモ】内田和成『ビジネススクール 意思決定入門』35

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内田和成『ビジネススクール 意思決定入門』目次マインドマップ

読書メモ

Part3「人間のクセ」を知る 09合理性と感情 「頭の良い人の答え」が正しいとは限らない

  • Q9-1 平均の3分の2の数字を当てるゲーム

    • 一番多かったのは、10台の数字を選んだ人

  • Q9-1の正解

    • 全員が選んだ数字の合計は1130
      →平均値は20.178、その3分の2は13.452

    • 授業の生徒の意見

      • 平均は50くらいになるはず
        →その3分の2は33
        →参加者はビジネススクールで学んでいる人たちだから、もっと深く読むだろう
        →3分の2を2回かける

      • 1,000円を独り占めするには、ほかの人とは違った数字を選べなければならない
        →割り切れない29を選んだ

      • 3分の2をどんどんかけていくといくと、最後は1番小さい1になる
        →他の人より小さい数字を選ぶとみんなが考えたら、1になる

    • 1と答えた人は、他の人を過大評価してしまっている(=自分と同じようにできると思っている)

感想

「考え過ぎはよくない」ということと「他の人も、自分と同じ能力を持ち、同じ思考をすると考えると判断を誤る」ということがわかりました。

相手を過小評価すると自分がやられるリスクがありますし、過大評価すると肩透かしを食うリスクがあります。相手の真の力量や考えを見極めるのは、ことのほか難しいのかもしれません。

相手の能力や思考を正しく見積もれないのは、自分を基準点として考えてしまうこと(=相手を見てないこと)が原因であると考えられます。

人間、ほどほどに賢く、ほどほどに愚かなのですが、その「ほどほど」が、他の人を過大評価したり、過小評価してしまうことにつながってしまうことなのだと思います。

ちなみに、私はこの問題、1回しか3分の2をかけていませんでした。世の中、こういう人もいるということです。

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