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Vol.5.21 憎いぜ、バター

私は、バターこそ罪な調味料だと思っている。
理由はこの2つ。

①調理方法によって扱いが異なる
②ときどき姿を消す


①調理方法によって扱いが異なる
料理に関しては、フライパンで熱することがほとんどだが、お菓子作りになるとそうもいかない。

アップルパイといったパイ生地には固形のバター。
クッキーやパウンドケーキにはクリーム状にしたバター。
マドレーヌには溶かしたバター。

このようにバターひとつに3つも使用方法がある。

これを間違えてしまうと、楽しいお菓子作りが台無しだ。
どんなに頑張っても失敗の未来しか辿ることができない。
事実、私もお菓子作りをしていてバターの使い方を何度も間違えて失敗した。(レシピをちゃんと読め)


②ときどき姿を消す
バターはスーパーの陳列棚から姿を消す現象が数年に一度起こる。
という事はバターを使ったお菓子は作れないという事だ。
由々しき事態だが、こればっかりはどうすることもできない。
ネット検索すれば、バターを使わず油などで代用できるレシピも数多くある。
試しに油で代用したお菓子を作って見るも、確かに油でも代用できるがやっぱりバターのほうが柔らかい風味が出ると感じる。

またある時、ナポリタンを油ではなくバターで作ったことがあった。
いつもと同じ食材、レシピで作ったのにバターで炒めるとこんなにクリーミーで美味しくなるのかと感動した。

当たり前に供給されていたものがある日突然遮断される。
それを目の当たりにすると、平穏な日常がいかに幸せだったかを痛感する。


最近では、かじるバターアイスというものが販売されているらしい。(な、なんだと…)
カロリーと価格は高いが、その分幸福をもたらしてくれるバター。
だけど油断していると、私の前から姿を消してしまうバター。
やっぱりバターは憎い。


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