rina睡眠とインテリアコーデ

インテリアコーディネーター/睡眠健康指導士/薬剤師。 インテリアと睡眠系の学びを気まま…

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インテリアコーディネーター/睡眠健康指導士/薬剤師。 インテリアと睡眠系の学びを気ままにアウトプットしています。 お仕事でライターもしています。 https://linktr.ee/rinatag

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睡眠の質を低下させる、寝る2時間前の環境が危険

睡眠時間を確保することは大切ですが、「量より質」という考え方も広まってきています。 睡眠時間を確保していても、浅い睡眠状態が続いたり、夜中に何度も目が覚めたりしてしまっては、十分な睡眠とはいえません。 睡眠の質って?ノンレム睡眠やレム睡眠という言葉を聞いたことがある方は多いと思います。 ざっくりいうと深い睡眠と浅い睡眠を一晩に数回繰り返している状態です。 深い睡眠も浅い睡眠も、睡眠には必要であることがわかっています。 理想的な睡眠、つまり質の良い睡眠とは、入眠直後に深い睡眠

    • オフィスワーカーの不眠リスクが上がりやすい理由とおすすめ対策

      室内で働く人は、屋外で働く人と比べて、睡眠が不調になりやすいという調査結果が出ているようです。 働く人にとって睡眠の大切さとは睡眠時間が確保できなかった日や、眠りが浅かった日の翌日は、ダルさが続いたり、集中して作業できなかったりした経験はありませんか? 睡眠が不十分だと、パフォーマンスは低下してしまいます。 ある研究によると、6時間睡眠を2週間続けると、2日徹夜した状態と同じレベルまで集中力が低下してしまうという結果が出ています。 徹夜翌日は、自身で集中力の低下を自覚しやす

      • リラックス部屋におすすめの色

        視覚によって、自然と身体に変化が現れるといわれています。その1つに、色や光の種類による筋肉の緊張度の変化があります。 身体を興奮や緊張させる色や光、体が緩んでリラックスさせる色や光があるといえそうです。 これを数値化したものがライトトーナス値です。 自宅やサロンインテリアで活用できそうです。 ライトトーナス値とは?筋肉の緊張や弛緩は視覚によって影響を受けるといわれています。つまり、見たもの(色や光)によって、筋肉の状態に変化が起こるということです。 1910年、光線によっ

        • 認知症へ音楽/アートの可能性

          認知症進行抑制の薬[レカネマブ]が承認されました。 健康寿命を延ばす医療の発達はありがたいですが、 レカネマブ使用のハードルはまだ高めのようです。 このような薬と比較というわけではないですが、 認知症と、アートや音楽などの「芸術鑑賞」との関係性の研究も進んでいるようです。 認知症とは認知症には種類がありますが、レカネマブの適応となった「アルツハイマー型認知症」について。 脳内にアミロイドベータというたんぱく質の蓄積によって発症する認知症です。レカネマブはこのアミロイドベー

        睡眠の質を低下させる、寝る2時間前の環境が危険

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        • インテリア 睡眠
          19本
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        • インテリア 人間工学
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        記事

          室内インテリアに自然を求める現代人とそのメリット

          近年のおうち時間の増加から、住居空間やさらにオフィスなど過ごす空間の居心地が重視されつつある傾向です。 居心地が悪いと感じたり、過ごし方に環境が合っていなかったりすると、ストレス蓄積、自律神経の不調、QOLの低下、健康状態の低下につながる可能性が考えられます。 ・暮らしに自然を求める現代人/麻布台ヒルズおうち時間が増え、地方移住、ワーケーション、リトリート、キャンプ、また観葉植物や家庭菜園なども関心が高まっています。 自然に触れる、自然の中で過ごす、自然と暮らすことに関心を

          室内インテリアに自然を求める現代人とそのメリット

          古代ギリシャの意識高めな健康空間

          健康やウェルビーイングへの意識が高まりつつある現代ですが、古代ギリシャでも健康意識高めの地域があったようです。 古代空間からみる健康意識エピダウロスという古代ギリシャの湾岸都市があります。 ギリシャ神話の名医であるアスクレピオスの聖地とされていて、現在は古代遺跡として劇場が残されています。 当時は複数の建物があったようです。 医療施設を中心に、劇場、温泉、宿舎、スポーツ施設、レストランなどがあったとされています。 健康のための癒しセンターといったところでしょうか。 医学薬

          古代ギリシャの意識高めな健康空間

          色をインテリアで活かす[認識編]

          映えるお部屋、おしゃれなお部屋に憧れる方は多いと思いますが、インテリアコーディネートは暮らし方や活用方法に最適なものを選ぶ必要があります。 認識しやすく、暮らしやすく☝どちらも素敵なお部屋です。 ただし、上の白いお部屋の方には注意点があります。 家具と内装の色が同じで、高齢の方や視力が弱い方は近くへ寄らないと見えにくい可能性がある→ぶつかったり、転倒に注意 スイッチプレートなども壁面と同じ色だと、ぱっと見では場所が分かりにくい可能性がある→視力が衰えている方や、初めてそ

          色をインテリアで活かす[認識編]

          音楽鑑賞とアート鑑賞と薬物の共通点

          趣味は音楽鑑賞、趣味はアート巡りや映えるインテリア作り、映える料理作り、という方いらっしゃると思います。 趣味とまではいかなくても、音楽が好き、美術館に行くのが好きという方はいらっしゃるはずです。 音楽を聴いているとき、アートなどを見ているときの脳の状態好きな音楽を聴いているときや、好きなアート作品や景色などを見ているとき、脳は「美しさ」を感じています。 「美しさ」の指標となるのが脳の「内側眼窩前頭皮質」という部位の活動です。この内側眼窩前頭皮質は、聴覚美や視覚美だけでなく

          音楽鑑賞とアート鑑賞と薬物の共通点

          睡眠とインテリア[快眠湿度と湿気対策]

          じめじめした気候が続く時期は、湿度の影響で睡眠の質が低下している可能性があります。 ・睡眠にとって快適な湿度は?快眠できる湿度は約50%前後です。 6月、7月になって寝つきが悪くなった、寝苦しくなった、夜中に目が覚めるようになったという方、気温が高くなったからだと思い込んでいるかもしれませんが、気温以上に高湿度の影響が大きいかもしれません。 雨の日や梅雨時期には、湿度対策もしっかり行っていきましょう。 睡眠の質が低下してしまうと、日中の集中力の低下、免疫力の低下、代謝低下

          睡眠とインテリア[快眠湿度と湿気対策]

          ストレス/睡眠/インテリア[アート活用]

          ストレス社会です。過度なストレスの蓄積によって、自律神経に乱れが生じやすく、頭痛やめまい、ダルさ、睡眠の質の低下などが引き起こされてしまいます。さらには、疲労蓄積、集中力の低下、作業効率の低下、生活習慣病リスクの上昇なども考えられます。 ストレスとは外部からの刺激などによって、体に生じる反応です。ストレスの原因は、仕事、人間関係、気温、気圧などさまざまです。 適度なストレスはカラダやココロに良い影響を与えますが、過度なストレスがかかり続けてしまうと危険です。 ストレスと睡

          ストレス/睡眠/インテリア[アート活用]

          睡眠とインテリア[寝室の花粉対策]

          花粉症時期は睡眠の質が低下しがちです。 花粉症による睡眠への影響と、インテリアでできる花粉症時期の対策についてご紹介します。 ・花粉症で睡眠の質が低下する理由花粉によって体のアレルギー反応が起こると、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、皮膚のかゆみ、目のかゆみなどの症状が出てきます。 睡眠時、室内の花粉量は外と比べて少ないですが、花粉によるアレルギー症状は夜も続いてしまいます。 睡眠時、鼻の症状があると口呼吸になってしまうことで浅い睡眠になりやすいですし、皮膚のかゆみや目のかゆみがあ

          睡眠とインテリア[寝室の花粉対策]

          睡眠とインテリア[冬の寝室対策]

          冬は睡眠の質が低下しがちです。 その原因の1つが就寝時の温度環境といわれています。 インテリアでできる冬の快眠対策についてご紹介します。 ・睡眠に最適な室温環境室内環境がこの中性温域にある時に睡眠は安定して出現するといわれており、特に「28度付近」に睡眠量が最大になるという報告があります。 ただ、この28度というのは、衣服なし・寝具なし の環境下の数値目安です。 実際の生活における、衣服あり・寝具あり・季節あり を考慮した場合の気温目安は「夏:約26度、冬:約16-19度」

          睡眠とインテリア[冬の寝室対策]

          睡眠とインテリア[キャンドル活用]

          キャンドルはおしゃれなインテリア小物として知られているかもしれませんが、実は使い方によっては快眠アイテムに変わります。おすすめです。 睡眠に対する光の影響ブルーライト パソコンやスマホの画面からの光いわゆるブルーライトは睡眠の質を下げるといわれています。光(ブルーライト)が目の網膜から脳へ伝わり、睡眠時に必要なホルモン「メラトニン」の分泌を抑制することがわかっています。 メラトニンが分泌されなければ眠気が抑制され、深い睡眠状態に入りにくくなります。睡眠の質低下です。 室

          睡眠とインテリア[キャンドル活用]

          睡眠とインテリア[目覚め環境]

          「就寝前はオレンジ色の照明」「就寝時は薄暗い環境が最適」という情報は聞いたことがある方は多いと思いますが、起床時の明るさ環境も大切です。 なぜ起床時の光が良い目覚めにつながるのか人は睡眠時は睡眠ホルモン「メラトニン」が体内で分泌されています。このメラトニンは1日を通して体内での濃度が変化します。メラトニンは就寝前から上昇し、起床時には基本的に低くなるホルモンです。 メラトニン分泌を抑制する要素の1つが「光」です。 ブルーライト(光)を浴びると寝付きにくくなるのはこのメラトニ

          睡眠とインテリア[目覚め環境]

          睡眠とインテリア[波長(ブルーライト領域)]

          「ブルーライトが睡眠に悪影響」というのは多くの方が聞いたことがあると思います。 「ブルーライトはパソコンやスマホのディスプレイから出る光」とだけ認識されている方もいるかもしれませんので、そのほかの情報もご紹介します。ややマニアックな内容です。 ブルーライトとは光は電磁波という波の一種で、様々な長さで存在します。 私たちの目で見れる光は「可視光線」という約380-780nmの領域です。 このうち、ブルーライト領域と呼ばれるのは約360-480nmです。 ブルーライトは紫外線に

          睡眠とインテリア[波長(ブルーライト領域)]

          睡眠とインテリア[就寝中の光]

          質の良い睡眠をとるためには「オレンジ色の照明が大切!」というお話は割とよく知られていますが、そのほかにも重要な要素は存在します。 今回は、睡眠の質を高める【就寝中の光環境】についてご紹介します。 目を閉じていても光の影響を受ける目を閉じていても人間は光を感じとります。 まぶたを通して光を感じ、光の信号が脳に伝わります。 脳に伝わることで「覚醒」作用があるため、 浅い睡眠状態、睡眠時間の減少、睡眠の質の低下に繋がる可能性があります。 真っ暗闇で寝た方がいいの?真っ暗のお部屋

          睡眠とインテリア[就寝中の光]