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POPEYEを買うまでの長い長い道のり

①インスタで新刊出たことを発見。悔しいけど気になる。

なんでPOPEYEっていつもいつも心の中読んでくるんだろう…。
わたしがここ最近、ワインを飲めるように頑張っていることなんで知ってるんだろう…。
東京のワイン特集なんてドンピシャで気になるじゃないか…。

②家の周りのコンビニに数件立ち寄ったりする。

今のコンビニって全っっ然雑誌置いてないんだね。そりゃそうか。
BRUTUS「特集Car Life」なら置いてあったけど、それはこないだ夫が買ったんだ…。

③自由が丘のTSUTAYA(もうすぐ閉店しちゃうみたい)で立ち読みする

コンビニ数軒回ったくせに、何故すぐにレジに直行できないんだろう。

やっぱワイン特集いいな〜
でも、どうせお洒落なお店とか行かないだろうし、意味ないかな。
そりゃ雑誌って半分以上が広告なんだけど、POPEYEはそのあたり頑張っててえらいな〜
ま、このあともお散歩するし、荷物になるからいいや。

と、結局買わずに帰る。このあたりがわたしのよく分からないところ。

④同日、自由が丘のブックオフで文庫本を2冊買う

自由が丘には広めブックオフがあるのでよく行く。(ただし土地柄設定価格高めな気がする)
やっぱ雑誌より文庫本最強。安くて長く楽しめる。

買った本は
「ルポ精神病棟 著:大熊一夫」
「シャイニング(上) 著:スティーヴン・キング」

シティボーイ御用達雑誌「POPEYE」を買うか散々迷った挙句の「ルポ精神病棟」

「ルポ精神病棟」
精神病とか幻聴幻覚大麻麻薬アル中などなどの世界って、どうしても惹かれる。こういう類の本を見つけると定期的に読みたくなってしまう。ちなみに買った後、自由が丘のおしゃれイタリアンでワイン飲みながら読んだけど、面白かった。

「シャイニング(上)」
シャイニングは、村上春樹が「映画よりも小説のほうが全然怖い」ってどこかで言ってたから気になった。上巻しか買わなかったのは、下巻がなかったからじゃなくて、多分ケチだから。(貧乏な大学生みたい)はやくお金持ちになって上下巻気兼ねなく買いたい。

④同日、自由が丘のブックファーストで新品の文庫本を2冊買う。

1日に何回本屋に行くんだって話。
しかも、当初の目当て「POPEYEを1冊買う」という目的を放棄している。

買った本は
「東京タワー 著:江國香織」「ひとり暮らし 著:谷川俊太郎」

「東京タワー」
図書館で何回も借りて、何回も読んだだいすきな本。やっと買う。ドラマ化するの知らなかった。絶対見ない。

「ひとり暮らし」
裏の解説に「結婚式よりも葬式が好きだ。」と書いてあって、何それ最高と思って買った谷川俊太郎のエッセイ。

⑤結局4冊の文庫本を抱えて帰宅

なぜ?

⑥一週間後、結局職場から徒歩15分ほど離れた本屋でPOPEYEを買う

どういうことなんだろう?
どうしてPOPEYE一冊買うのにこんなにも時間をかけ、お金をかけ(文庫本合計金額:1,848円)逡巡してしまうのだろうか。

多分心の中で、「POPEYEはオシャレでシティでいけ好かないけど、どうしても憧れるし、そういう生活に片足つっこんでしまっているし、でもなりきれないし。」という根深い葛藤があるのだと思う。罪深きPOPEYE。

来月号は「特集:車はともだち」

くそ。絶対買ってしまうじゃないか。というか、夫が買ってしまう。今月BRUTUSの「Car Life」を買ったと言うのに。

しかし、夫が買ったほうが最短で手に入れることができるので、もう諦めてPOPEYEを買うのは夫の役目にしたほうがよさそう。

待ってろマガジンハウス。憧れや憎しみを乗り越えていつかPOPEYEに載ってやる。


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