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続けられる自分になる魔法|Checkの”S”化

「みそカツと、ふつうのイタリアンどっちがいい?」

名古屋に住む友人に会ったとき、こう聞いてもらって感心した。「何を食べたい?」と聞かれるよりもずっと答えやすかったからだ。それ以来、私も見習って”選択肢のある質問”を心がけている。

選択肢が便利なのは、だれかとの会話だけではない。日々の暮らしのいろいろなシーンで、自分のために使うときも役に立つ。

SDCAサイクルとは?

考えてから動く。動いてから考える。

時と場合にもよるけれど、人はざっくりとこの2タイプに分けられるらしい。私自身はたいていの場合、「考えてから動く」のほうが合っているようだ。でも、逆にいうと「考えなければ動けない(動いても失敗しがち)」という欠点でもある。さらに言うと「考えるのが面倒で動けない」ときもある。

それに備えて私がしているのは「SDCAサイクル」。

通常の「PDCAサイクル」では、計画してから動きはじめるのだけれど、私はなるべく選んでから動くようにしている。

たとえば、寝る前に明日の計画を立てるとする。「明日どうしよう?」と考えるのではなく、「明日の天気は? 明日行く場所は? じゃあ明日家を出る時間は…?」というように、質問があったらどうだろう。0から考えるより、ずっと簡単になる。

SDSAサイクルとは?

「SDSAサイクル」は、これまで無意識にやっていたことを言語化したもの。これまでにでてきた2つのサイクルと比べると、こんな違いがある。

最初の取りかかりだけじゃなく、見直す部分にも選択肢を用意する。

先ほどの例でいうと、朝に今日1日の予定を立てて、実際にそのとおりに動く。夜に見直しをする。でも「今日はどうだった?」と考えるのではなく、「今日忘れものはした? なにかミスはあった?」というように、こちらも事前に質問を考えておく。

そうすれば毎日の計画をかんたんに続けることができる。

続けるためには「Checkの『S』化」が肝

「習慣化」するために一番大切なのは「Check」にあたる部分。ここを「Select」に変えることで、無理なくかんたんに、短時間で見直すことができる。

なにかを続けていく過程で、もともと得意で好きな分野でなければ、どうしても途中で「挫折寸前」になることがある。そういうときは、やり方や方向性を変えなければいけないかもしれない。

でも、ただでさえやる気も低下しているときに「なにを見直せばいいのだろう?」という0からのスタートだとどうだろう? 私だったら、面倒に感じて「自分には無理だったのだ」とあきらめてしまうこともある。

だからこそ、はじめるときに「挫折しそうになったらこういう部分を見直そう」というチェックポイントを考え、いざ見直すときに「選択肢」としてすぐ活用できるようにしておくようにしている。



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