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日本の保育園の運動会

現在一時帰国中で、甥っ子の保育園の運動会を見る機会がありました。

直接は行けませんでしたが、保護者に配られる家族用のサイトにパスワードを入れて家からライブで観戦する事が祖父母である私の両親は出来たので、ご相伴に預かりました。

「運動会」というのを見る事自体がかなり久しぶりだったのですが、つくづく保育士さん達の頑張りに感動しました!

もちろん子ども達も頑張っていたのですが、保育士さん達の合図で動いたり待ったりと練習をたくさんしたんだろうなぁということが見ていてわかったし、入退場門を始めとする園庭の飾り付け、子ども達の衣装、競技の道具や設備、お持ち帰りのお土産、子ども達の待合場所の設置、水分補給の準備などなど開催する為にする事は沢山あります。

そんな中保護者や保育士参加の競技もあって、改めて保育士さん達の頑張りに心から拍手を送りたい気持ちになりました。

以前私が日本の保育園で働いていた時はお昼(お弁当)時間があったのではないかと思うのですが、今は午前中で終わりになるような流れが主流のようですね。

コロナの事もありますが、母から「最近はお弁当問題」もよく話題になるからそれもあってお昼前に終わるようになったのではないかとのこと。

キャラ弁や良い所の高いお弁当を持ってくる事での格差問題です。

個人的には「運動会の時に食べるおにぎり以上に美味しいものはない‼︎」と思っていたので、お弁当がないのは少し寂しい気もしてしまいますが、時代の変化とともに環境や需要も変わっていく、という事ですよね。


それらを思いつつも観戦した甥っ子の運動会は、本当に楽しかったです!

子ども達もやる気満々の子もいれば恥ずかしそうのしている子、頑張って参加している子など色々いて、両親と共に甥っ子以外の子ども達の事も微笑ましい気持ちで笑いながら観戦していました。


カナダには所謂「運動会」はありません。

最近は日本でもしない保育園は増えているようですね。

そこには賛否両論あるでしょうし、実際に久しぶりの「運動会」を見てその準備の為の時間や労力を考えると、保育士さん達には物凄く大変なイベントだと思います。

保護者の方の中には週末だし、自分たちも参加しなくてはいけないから要らない、という方もいるのではないでしょうか。

競技についても「競争」を良しとしない傾向がある事は以前から耳にしていましたし、今回もあくまで一緒に走ったりはしていたけれど、順位を個々に付けるような事はしていませんでした。

これについては個人的にも思う所もあるのですが、まぁ本当に色々な思考の元成り立っているイベントだと思いました。


「運動会」などの行事、イベントに対して、保育士の立場から言えば「なくても良いよ!」と言いたいし、今自分があんな風に出来るかと言われると「したくない」というのが正直な気持ちです。

だって普段の保育に加えての準備・練習ですよ?

めちゃくちゃ大変ですよ!

でもこうして観戦する立場から見ると、やっぱり子どもにとっても保護者にとっても思い出だし、見ていてとても楽しいと思ったのも事実です。

「運動会」の為に練習をして準備をして当日を迎え家族にそれを発表する。

そうする事で走ったり踊ったりという事自体ではなく、「友達と一緒に何かを成し遂げる」というような、普段の生活とは違う体験を通して知る事感じる事があるように思いました。

そして保護者も保育園で、というか保育士さん達や友達との関わりを間近で見て、保育士さん達の子ども達への接し方も見る事ができるというイベントでもあるなぁと感じ、色々なことを考えつつ楽しむ事が出来た「運動会観戦」でした。


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