アーユルヴェーダの本場、南インドで修行してきました@PVA Ayurvedic Hospital
みなさん、ご無沙汰しております。
Nyepi(ニュピ)のRinkaです。
2023年3月3日〜3月12日まで、インドの伝統医療アーユルヴェーダのインド政府公認機関BSSセラピストになるべく、南インドのケララ州にあるPVA Ayurvedic Hospitalにて研修して参りました。
これから、アーユルヴェーダを学んでみたい人やセラピストとしてやっていきたい人に向けて少しでも参考になれればとPVA Ayurvedic Hospitalでの研修時の様子を書いていきたいと思います。
PVA Ayurvedic Hospitalとは
PVA Ayurvedic Hospitalは、160年以上続く伝統的なアーユルヴェーダの家系出身であるDr. ポイランが1994年に南インドのカンヌールで始めたアーユルヴェーダの病院施設です。
最近インドではアーユルヴェーダ病院が急増し、中には悪質の施設も出てきていますが、PVAは、ケララ州の政府からも優良であると認定を受けた施設にのみ送られる「Green Leaf」の認定も受けています。
病気になってしまった人は本格的に病原を根絶できるパンチャカルマを実施、病気を未然に防ぎたい人はトリートメントメインの施術など、本格的で伝統的なアーユルヴェーダの治療を受けられる街の人からも愛される病院です。
なぜここでアーユルヴェーダを学ぼうと思ったのか
数あるアーユルヴェーダスクールの中で、なぜPVAを選んだのか。
それは、「本場インドのアーユルヴェーダに触れることができ、ディプロマ資格の取得ができる」からでした。
アーユルヴェーダは、本物を体感して初めてその教えを理解できます。
現状は、日本だけで完結しながら何百時間も学ぶスクールなど様々存在していますが、やはり本場に触れない限りはその教えを120%理解できないと考えます。
その点、PVAは、「PVA Ayurvedic Tokyo」という冨岡和也氏が運営する日本の公式機関も存在しており、日本人でも本格的なアーユルヴェーダを学ぶことができます。
Dr.ポイランのアーユルヴェーダの教えはここでしか教えてくれない伝統的で理に叶う素晴らしい教えです。
さらに、Dr.ポイランと旧友でもありアーユルヴェーダを極める和也先生のサポートもあることで、より深く広くアーユルヴェーダを理解することができます。
上部だけではない、真のアーユルヴェーダとは何か、彼ら自身が体現しながら愛のあるレッスンで教えてくれます。
その土地にふれ、文化にふれ、教えを学ぶことで理解できる本場のアーユルヴェーダを最強のサポートのもと深く学びを深められるのはPVAならではの体験です。
セラピスト研修のスケジュール、PVAでの滞在
ここからは、実際のインド滞在中のスケジュールや詳細について書いていこうと思います。
全体のスケジュールはこちらになります。
朝から夜までかなり予定が詰まっていて、最終日のテストに向けた対策も合間に必死で頭にインプットしていました。
10日間、身体でインドとアーユルヴェーダを体感できた充実した日々でした。
怒涛のスケジュールの中で、主にPVA Ayurvedic Hospitalでの体験について詳細を書いていこうと思います。
Day8と9では、プチツアーもありかなり楽しめたのでそこは別編として次回書いていこうと思いますのでお楽しみにしていてください。
◇PVA Ayurvedic Hospitalまでの移動
成田国際空港第2ターミナルから出発するエアインディア便で、インドの首都デリーまで約10時間のフライトで移動しました。
機内に入るとCAさんがお出迎えしてくださり、一気にインドを感じられます。
比較的乗客は少なく、空いてる席もチラホラ。
快適に広々とした空間で過ごせました。
そして、機内食もチキンorベジタリアンで好きな方をチョイスできます。
胃腸の消化力を弱めたくなかったので、比較的消化しやすいベジタリアンをチョイス。
カレー好き・スパイス好きであれば誰もが美味しくいただける!そんな味付けでした。
デリー到着後、インドの国内線でムンバイへ移動しました。
ムンバイ空港は銅製のモニュメントや建築が独特で世界観にすぐに引き込まれました。
同じインドでも、デリーとはまた違う空気感を持つ。
この時はすでに夜中の1時過ぎ。
移動で疲れていた身体も、視覚から癒された気分になれました。
そして、早朝にムンバイから南インドにあるコジコーデ空港へ!
空港到着後は、3時間のドライブを経てやっとPVA Ayurvedic Hospitalに到着しました!
移動は約1.5日かかったものの、行く先々で見る新しい景色や空気感をも楽しめた時間でした。
◇PVA Ayurvedic Hospital到着後、Welcomeセレモニー
到着後、ドクターとセラピストの方々がインディアンローズとココナッツジュースを準備してくださってました。
移動で疲れていた心身に染み渡り… 何よりもそのおもてなし精神に心が満たされた時間でした。
◇PVA Ayurvedic Hospital内の様子
病院は、屋上含めて全部で4階の造りとなっており、患者のお部屋とトリートメントルーム、ドクターによるコンサルテーションルーム、クッキングルームやファーマシーなどアーユルヴェーダ治療に必要な部屋が備わっています。
◇PVA Ayurvedic Hospitalでの食事
ステイ中は、朝・昼・晩それぞれ全てお料理を出してくださいます。
1階にキッチンがあり、8:00、12:00、20:00くらいのタイミングで全員分の食事を屋上に運んでくださるので、自由なタイミングでみんないただく形です。
お料理は、お昼は基本的に野菜とお豆が中心のカレーが多いです。
どれも本当に美味しく、私は特にダルカレー(豆のカレー)が大好きでした!
たくさんのスパイスが効いていて、辛味や酸味を含むものもあるため、私のようにアーユルヴェーダでいう体質がpitta(火の要素が強い体質)のひとはすぐにお腹がゆるくなりますので、整腸剤など持っていくといいかもしれません。
◇PVA Ayurvedic Hospitalでの授業
すでに日本で半年間のオンライン授業があり、アーユルヴェーダの全体像については頭に入ってる状態でした。
現地での授業は、基本的には実際のアーユルヴェーダとは何なのか、目で見て触って香って… とにかく五感で感じることがメインでした。
Drポイラン自ら、熱のある講義で、病気を未然に防ぐための1日のアーユルヴェーダ的な過ごし方であるディナチャリアから、栄養学、パンチャカルマ、アビヤンガをはじめとするマッサージ法各種、さらにハーブ学など…
もりだくさんの内容ですでに頭はパンパン。
ゆっくりと消化していきます。
◇ファイナルセレモニー
最終日の朝、テストを終えた後はサリーを着せていただき、全員でセレモニーをしました。
Dr.ポイランをはじめとし、PVA Ayurvedic Tokyo代表の和也先生、心強いサポートをしていただいたさちよ先生からいただいた心温まるメッセージを胸に、さらに気持ち引き締まる愛の溢れる会でした。
セレモニーが終わってからは、みんなでサリー姿のフォトタイム。
色鮮やかなサリーを身に纏って、楽しい思い出をたくさん写真に残しました!
インド前と帰国後の変化
インド前と帰国後で変化したこと。
それは 【アーユルヴェーダリストしての自信がついた】ことでした。
インドへ行く前は、ひたすら本を大量に買って読み漁ったり、テキストを読み込んだりと基本的に座学を通してアーユルヴェーダに触れていました。
頭の中ではアーユルヴェーダの全体的な理論を理解しているものの、本物を見ていないから「どういう感じ、感覚」なのかがわからない、そんな状況でした。
インドでは、現地で実際に伝統的なアーユルヴェーダの本物に触れ、全5感を使って体感できたことで以前よりも自信を持ってアーユルヴェーダの良さを伝えられる気がします。
インドで得たこの感覚を忘れないように、引き続き自身のサロンオープンに向けて邁進してくのみだな、と決心が固まった経験でした。
今のわたし
実は、インド研修に行くと決めたのは昨年の8月ごろ。
まだ当時の私は、日々目まぐるしく働いてた日々を過ごしていました。
私の場合は、行くことに対しての一切の不安や恐れみたいなのはありませんでした。
なんだか、行くと決めた瞬間から道が開けた気がして、むしろ、ワクワクでしかなかったのを覚えています。
私もそうでしたが、人生において何か新しいことを始めようとする瞬間は誰でも不安になったり、怖くなったりするかと思います。
でも、まずは自分のハートの直感はどう感じているか、自分の声を拾うことに集中しながら決断することは、いつだってワクワク楽しいんだ!と今回の経験で気づけたことでもあります。
この記事をここまで読んでくださった方も、それぞれが毎日何かと闘われているのかと思います。
人生はまだまだ長い。
本当に今現状があなたにとって最高で最善の道であるのか、一度ハートに還って感じてみるのもいい時間かと思います。
みなさんの人生がより、楽しく、美しく、輝いていることを心から祈って!
Thanks and Namaskar 🙏
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