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「結婚」して変わったこと

少し経ってしまったが、5年間くらい付き合っていた人と籍を入れた。結婚して改めて思ったアレコレを新婚と言われる時期に書き留めておこうと思う。

結婚の報告をすると会社の同期・先輩・学生時代の友人みんなに驚かれた。けれども周りの人はみんなあたたかくて、私の心もすごくあたたかくなった。

ちなみに、学生時代にこのような記事を書いたことがあるが、ゼミ教授の薦めてくれた本の通り、私は「保存」型の結婚ドンピシャの結果になった笑

よく、何が決め手になったの。何か変わったことはあるの。と聞かれる。決め手、といえばあるし、変わったことについても、ある。

決め手は、話をよく聞いてくれるところ。彼は私の話を途中で遮ったり、「でもそれはさ」構文が出てこない。もちろん反論してくる時もあるけど、基本的にはちゃんと最後まで聞いてくれる。

他にも色々と良いところがあるけど、彼のその点が一番好きだ。それに、そもそも私が男性で萎縮しなかった人は、思い返せば彼が初めてだったかもしれない。

色々な自分の経験や体験がもとになっているけれど異性に対しては、女の自分からは想像できない部分がどうしても怖いと感じる瞬間が思春期くらいから多々あった。今もたまにある。

第二次性徴期に入ると、やっぱり胸もお尻も大きくなって体付きに変化が出てくる。そうすると何となく感じる視線が気持ち悪いと一種自意識過剰に感じたり、変に簡単そうだとか舐められて、下に見られたり失礼なことされたりされるのが嫌で、見た目に気を使い始めた。

しっかりキレイに化粧して、それなりにオシャレしてると面白いことにホントにあまり舐められない。みなさん女の子扱いじゃなくて、一応人間扱いしてくれる。それはまあ全然モテない、いうことなんだけど、異性の怖さからは逃げられる装置になる。

思い返せは、夫となる彼は、この怖さが感じられない人だった。こう、「お前のこと見定めてやるぞ」感がなかったのだ。ほえーという感じで、どちらかというと抜けてて、ラク〜な感じ。

もちろん付き合ってから、悪いところもたくさん見えた。これについてはお互い様で、私の悪いところもいっぱい見せたわけで、それを踏まえても寛大な心を持ってる彼に本当に感謝してる。

付き合ってた期間が長かったぶん、正直、好きと感じられなくなった期間もある。その時は、親の体調もすこぶる悪くて、私がいっぱいいっぱいだった。でもやっぱり彼は話をよく聞いてくれた。

結婚して変わったことは、当たり前のことだけど、それぞれの家から抜けて、自分の家を作ってるんだなーと感じることだ。婚姻届を出した際、本籍が親から抜けて、自分と彼で一つにまとまったことは、たかが書類上のことだとしても、不思議な気持ちになった。私はお父さんお母さんと、同じ立場になったんだ、ともふと思った。

年齢が高い世代が、結婚して人としてようやく一人前になるんだ、云々言ってる理由が薄ら理解できた気もする。ま、戸籍だけで、一人前になるわけないけどな。人としての成長が一番大人になる一歩だ。老化して思考の幅を縮めたくないもんである。

あとは付き合って5年も経つが、一緒に生活しながらいまだに知らない一面が見えることがある点。これも変わったことのひとつかもしれない。やっぱり、住まないとわからない生活習慣はあるもんだ。

私はこれを大変とは思わないようにしてる。だって自分だと、どう足掻いてもその思考には辿りつかないけど、この人はそう思うんだ?!wwwと思う方が多い。合わない部分はハッキリ言って、お互いの落としどころをすり合わせばいいから。

...とここまで振り返ってみて、やっぱり彼の「話をよく聞いてくれる点」が、夫婦円満のいちばんの理由に感じてならない。感謝である。これからも適度にケンカしつつ、大半は感謝しつつ、支え合えるようがんばろうと思うこの頃だ。

本日はここまで(^^)

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