自分の嫌いなところを責めることをやめてみる

自分の嫌いなところを責めることをやめてみる。

私には自分の嫌いなところがある。
悪口を言う人を見たときに聞き流せないこと。
ニコニコと愛想笑いができないこと。
その後も引きずってしまうこと。
全てをシャットダウンしてしまうこと。
次の日も1ヶ月後もうまく話せなくなってしまうこと。

社会の人として、働く組織の中にいると
飲み会という場がある。
そこに参加できない自分がいること。

私には不安なことがある。
嫌いな自分が出てきたときに
仕事に行けなくなること。
日常に支障をきたしてしまうこと。
うまく話せなくなり、閉じこもることしかできなくなること。

そして、好きな自分を見失うこと。


愚痴は言わないとみんなが爆発する。
あのときどう感じて、どう思って、
それが悪口に見えるときがあるっていうだけで
私が思う悪口とは異なる。
むしろそんな話は全て聞き入れたい。受け止めたい。相手が誰であろうと。人間を愛していたいから。愛で受け止めたい。
普段私の愚痴を受け止めてくれている全ての人への感謝の還元として受け止めたい。

私はたくさんの偏見と差別と、差別を正当化する言葉を聞いて、
たくさんたくさん泣いて、
聞き流せない自分をたくさんたくさん責めた。
そして、ニコニコできなくなった。
ニコニコしなきゃ、とも思った。
愛想笑い、そして苦しんでいないふりをするほどのコミュニケーションを取らなきゃ。
やらなきゃ、できないなんておかしい。
社会人として当然だ。
もっともっとうまくやらなきゃ。
本を読んで攻略しよう。
受け流す術を見つけよう。
自分を自分で保てるようになろう。

全て取り組んでみた。

結果、ニコニコできなかった。

これが結果だった、事実だった。
やれることは全てしたし、努力したから
もうこれ以上できることがないと確信した今、

自分は聞き流せないんだ、
受け流せないんだ、
そういう差別をする人に対してニコニコできないんだ。
という結末に落ち着いた。

もう自分を責めることはやめよう。
自分の嫌いなところに光を当て続けることはやめよう。
みんなができて、
私にできないこともあるんだ。

これは
私のできないこととして認定しよう。
できないことをできるようになろうと努力し続けることもやめよう。

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