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私の親父は地獄行き

とんでもないタイトルに自分がドン引き

今から書く内容は
親父の死について、面白可笑しく書きます。
人の『死』に対してなんて不謹慎な!と
人によっては不快に感じると思います。

息子だから出来るおふざけです

ブラウザバックをし、もしX等をフォローしてる方はブロックでもしてください。

今回書かれる葬儀方法に関して
決して不満があるわけでは無く
むしろありがたいとすら思っています。
その点だけは誤解の無いようお願いします





覚悟は決まったようですね、では続きをどうぞ

2023年11月27日
仕事が終わり、会社の駐車場で車に乗り込んだ時
スマホが鳴った
姉からのLINEの通知だった

「電話しても良い?」

この一文ですぐに解った
父が他界したのだと・・・

「大丈夫だよ」と返信して
すぐに電話がかかってきた

思った通りの連絡だった
姉の口調はハッキリしていたが
涙声だった。


父はしばらく前から寝たきり状態で
母が在宅介護を行なっていた
最期のほうは
耳も聞こえず目も見えず
言葉も発せず
食事も経口できなくて
点滴を行なっていたので
いつ何があってもおかしくなかった
なので悲しい気持ちは無かった

実家は埼玉
私は現在栃木に住んでいるので
父の介護は母と2人の姉にお任せしていたのだ

ひとまず姉からの訃報を聞き
葬儀等の詳細は後ほど連絡が来る予定となった
電話を切り、すぐに妻に連絡し帰宅した。

翌日は出社して忌引きの手続きをした

葬儀は12月3日となった

集合場所は『火葬場』
お通夜無し、葬儀無しの
火葬式ってヤツだ
今まで私が出席した葬儀は
お通夜は無くても
葬祭場でお坊さんがお経をあげてから
火葬場に向かい、火葬する前に
またお坊さんがお経をあげるのが
ほとんどだったのに

そう!
お通夜や葬祭場をすっ飛ばしたどころか
お坊さんの姿すら見えない🧑‍🦲

そして何より『戒名』さえないのだ!
これはマジでびっくりした😳
今まで出席した葬儀で『戒名』が無いのは
初めてである

そこで私は思った
親父、地獄行き確定じゃないか!

戒名とは、仏弟子(ぶつでし)になった証として与えられる名前のことで、仏弟子とはお釈迦様の弟子や出家した弟子のことを意味する言葉だそう。

キリスト教で言うところのクリスチャンネームみたいなものか?
私は長年、戒名=仏になった時の名前
と勘違いをしていたので
それを踏まえて・・・

死後49日かけて7回の裁判を行いながら歩く旅。
いわゆる『死出の旅路』

以下の五戒を基準に
7日ごとに裁判が行われます。

不殺生戒:生き物を殺さない
不偸盗戒:盗みをしない
不邪淫戒:性愛をしない
不妄語戒:嘘をつかない
不飲酒戒:酒を飲まない

以下7日ごとの裁判員

泰広王(不動明王)
無益な殺生を行っていなかったか
ここでは生前に殺生を犯したか、鬼(獄卒)に棒で叩かれながら尋問されます。

いきなりハード過ぎやしませんか?😰

初江王(釈迦如来)
盗みを働いたことが無かったか

ここあんまり注釈書いてるところ無かったなぁ

宋帝王(文殊菩薩)
みだらな男女関係を持たなかったか
ここでは生前の邪淫について尋問されます。猫に性器をかみちぎられたりします。

猫が可哀想やろっ!😺😡

五官王(普賢菩薩)
嘘の回数や質
罪が重ければ、次の閻魔王を待たずして舌を抜かれることもあります。

舌抜くの閻魔大王じゃ無いんかいっ!😳

閻魔大王(地蔵菩薩)
来世や、死後に魂の修行をする行き先を決定します。
閻魔王は絶対的な権威があり、この判決でのちの判決はほぼ決定します

※一説には閻魔大王と地蔵菩薩は同一視される事があります

変成王(弥勒菩薩)
閻魔王の審判に基づき、相応の判決を下します。多くの場合、虎に食べられたり、火を噴く馬に追い掛け回されたり、大変な思いをします。

火を噴く馬www🔥🐎

泰山王(薬師如来)
故人の来世での寿命を決定し、裁判が結審
六王の審判結果をもとに、善が多いか悪が多いかを比較して最終的な判決が下ります

宗派によってもだいぶ変わるようですが
私が調べた限りはこんな感じ

まあ、無理ゲーである

とは言え通常の人であれば
『戒名』を授けられ
お経を唱えてもらう事で
地獄行きは免れるのであろう

私はお坊さんを弁護士だと思っています
現在では少なくなってきていますが
7日ごとに法要があったはず
7日ごと裁判に出向いて
この人は生前こんなに人望があって(供物がいっぱいが良いとされる)
良い人だったんですよ!
と、お経に載せて弁護しているのかもしれない

知らんけど

しかーし!うちの親父は戒名も無いし
お坊さんも来ていないのである

弁護士無しで裁判に挑んでいるようなもの!
が、頑張れ親父!😰

特にうちの親父は 
個別の裁判には載ってなかったが

不飲酒戒:酒を飲まない
がダメである。
大酒飲みの酒乱であったため
地獄行きは免れない😅

では、親父は何地獄に行くのか調べてみた。
地獄は『八大地獄』と呼ばれるように
8種類の地獄があるようで

等活地獄

  等活地獄(とうかつじごく)は「殺生」を犯した者が堕ちる地獄です。命に大きさはなく、殺人に限らずあらゆる生きものを殺すと この地獄に堕ちることになり、針山を歩かされる刑や真っ赤に焼けた鉄岩の上で五体を切断される刑が待っています。刑は一度ではなく、息絶えても蘇生させられ繰り返されます。 これより先の地獄へ下がると、10倍ずつ刑期と責め苦が増えていきます。

黒縄地獄

  黒縄地獄(こくじょうじごく)は「殺生」に加え「盗み」を犯した者が堕ちる地獄です。 黒縄とは、板などを切る際にカットラインを引くために用いられる糸のことです・・・

衆合地獄

  衆合地獄(しゅごうじごく)は「殺生」「盗み」に加え「邪淫(不倫)」の罪を犯した者が堕ちる地獄です。 堆圧地獄という別名があり、獄卒(地獄に居る鬼)に山間へ追われると山が両側から迫ってきて圧殺されたり、臼杵ですり潰されたりと様々な責め苦が待っています。 また、葉が刀になっている木々の先に見せかけの美女(美男)が居り、罪人はその美女(美男)を目掛けて猛進することになります。

叫喚地獄

  叫喚地獄(きょうかんじごく)は「殺生」「盗み」「邪淫」に加え「飲酒」の罪を犯した者が堕ちる地獄です。 飲酒自体が悪いのではなく、酒によって悪事を働いたり、人を酒に酔わせてからかったりした者が刑を受けます。 熱湯の大釜や火が燃え盛る鉄室に入れられ、号泣、叫喚することになります。

大叫喚地獄

  大叫喚地獄(だいきょうかんじごく)は「殺生」「盗み」「邪淫」「飲酒」に加え「妄語(嘘をつく)」の罪を犯した者が堕ちる地獄です。 これら5つの罪は五戒(在家の信者が守るべき5つの戒律)に反するもので「五悪」と呼びます。 妄語の罪を犯した者はこの地獄で舌を抜かれることになります

あれ?もう舌抜かれてなかったっけ?😅

焦熱地獄

  焦熱地獄(しょうねつじごく)は五悪に加え、邪見(正しくない間違った見方)の罪を犯した者が堕ちる地獄です。 ありもしない噂を広め、人を傷つけるようなことをした者はここに堕ちます。 その名の通り全身を火で焼かれる刑が待っているのですが、ここでの責め苦は前の5つの地獄での責め苦が氷の世界の涼しさくらいに感じるほど厳しいとされています。

大焦熱地獄

  大焦熱地獄(だいしょうねつじごく)は五悪、邪見に加え、尼僧や童女などへの強姦の罪を犯した者が堕ちる地獄です。 焦熱地獄の10倍の責め苦に合わされることになり、炎以外何もない世界です。火による責め苦ではここは極限の地獄で、 猛火の火勢は亡者の生前に犯した激しい悪行に等しいと言われています。

阿鼻地獄

  阿鼻地獄(あびじごく)は無間地獄とも呼ばれ、苦しみが絶え間なく続きます。また無期懲役となり、ここに堕ちるとその先、生まれ変わることはありません。 阿鼻地獄に堕ちるのは、父母や聖者、主君の殺害や、仏教の教えを謗るような重罪を犯した者たちです。

※引用元 不動山 正観寺

まぁ、盗みと不倫は無かったと信じて😅
それでも殺生(虫も含む)、飲酒、嘘
は無理やろな、と言う事で

私の親父は
大叫喚地獄』
だろうな

皆さん大叫喚地獄に行った際には
うちの親父によろしく
絶賛刑期中でしょうから👋


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