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「カッコいい」をマネるな、「結果を出している」ことをマネよう

どの分野でもカッコいい先人がいるものですよね。

僕なんて厨二病の重症患者なのでカッコいい先人エピソードにすぐ影響を受けて次の日から自然とその人のモノマネを始めていました。(そして、三日で絶望して辞めます。笑)

なんなんでしょうね、エピソードを聞いただけで自分もできるような気がしてしまうオメデたい性格なんです。
僕ほどわかりやすい人は少ないにしろ、みなさんも少なからず影響を受けている「カッコいい人」がいるんじゃないでしょうか?

ただそこで僕は思うんです。

例えば仮にここに「カッコいい人」がいたとして、
貴方はその人に憧れているとして、
その「カッコいい人」は会う人全員にため口をきき時間も約束も守らず若者のカリスマになっているところが最高にカッコいいとして、
貴方も全員にため口をきいて時間も約束も守らないべきなのでしょうか?

なんかおかしいですよね?

実は「カッコいい」をマネてもカッコよくはなれないと僕は思うんです。


俺もカッコいい人になりたい!

僕はお笑い芸人になったばかりのとき、周りの人たちの例に漏れずダウンタウンさんに憧れていました。笑
(未だに若手芸人にとってダウンタウンさんという存在は大きいんです)

ダウンタウンさんというイメージはまさに「天才」
誰にも媚びを売らず自分のオリジナルの笑いを突き通しそしてそのまま笑いの歴史自体を変えてしまいます。

そりゃもう若者が憧れるのは当たり前のことで毎年4月〜6月にかけてNSCではエセダウンタウンが大量発生します。
エセダウンタウンの特徴は、
「態度を悪くする」「前にでない」「声を張らない」「人とつるまない」「ベタなネタはしない」「先輩に媚びない」・・
簡単に言うとイキっています。

僕もエセダウンタウンというほどではないですが上記の特徴には多数当てはまっていました。

そしてその全員が遅かれ早かれそのやり方の違和感に気づき、エセダウンタウンの呪縛から解き放たれていきます。笑


なんで「あの人」はカッコいいのだろう?

ダウンタウンさんのようなカッコいい人たちはいつも若者にとって憧れの的です。

じゃあ、なぜ彼らはカッコいいのでしょうか?

そんなのカッコいいからカッコいいんだよ、
とは言わずに理由を考えてみましょう。

彼らの才能や考え方、立ち振る舞いなどがカッコいいのでしょうか?
それとも彼らにはオーラとかカリスマ性みたいなものがもともと備わってるのでしょうか?

確かにそれもあるかもしれません。
でももっと根本的な理由があります。

それは結果を出しているからです。


結果(お金)が人をかっこよくする?

外で見ている側と内側にいる側とでは見え方が全く違うことが多々あります。

素人目には思ってもみないところにお金がかかっていたり、重要なポイントが意外なところにあったり。

僕らにとっては本人の実力だったと思っていた事が実はお金のおかげだったというようなことが往々にしてあります。

想像しやすいことでいえば、ヘアメイクさん、スタイリストさん、カメラマンさんにお金を払えばカッコいい写真を撮ってもらえます。

また本も出せますし、大きな会場を借りて人前に出ることもできます。
「スゴッ、カッコいい!」って思ってもらえます。

口コミも買えます。
お金を払えばカッコいいよねって言ってもらうことができます。

なんならメディア自体を買う事だってできちゃいます。
カッコいい場所にカッコいい写真を出してもらえば、見た人がカッコいいと思うのも当然です。

つまり、結果を出せる人(もっと言えば大きなお金を生み出せる人)はカリスマ性やオーラすらまとうことができるのです

そんな「後付け的なカッコいい」が世の中には意外と溢れています。

ある場所においては、僕らにとっての「カッコいい」が商品棚に並んでいたりすることを理解していなければなりません。

承認欲求は目的を達成するまでのノイズになる

誰しもかっこよくなりたいという願望は少しくらい持っているはずです。
持っていて当然ですし恥ずかしいことではありません。

ですが、そうした「承認欲求」が先に述べた「表層的なかっこいい」のモノマネをしてしまうことの原因になります。

かっこよくなりたいと思うのは構いませんが、ただ真似るだけではその願望を叶えることはできません。

承認欲求のせいで承認欲求を満たすことができないという状況が起こりうるのです。


「カッコいい人」が仕掛けてくる罠

「カッコいい人」自身も僕らに罠を仕掛けてきます。

インタビューなどでめっちゃカッコいい持論や下積みの経験を語ってくるんです。
「カッコいいが言うなら・・」

憧れる僕たちは影響を受けてしまいます。

でもちょっと待ってください!


美談はいつも後からつくられるということを忘れてはいけません。

それはカッコいい人が仕掛けてくる罠なのかもしれませんから。

カッコいいをマネるな


「あの人」みたいにカッコよくなりたいからカッコいいところをマネするというのは間違ったアプローチです。

本当に「あの人」みたいにカッコよくなりたいなら「あの人」が結果を出しているプロセスを研究することが最短の道なのです。

まとめ

僕は京都大学を辞めてお笑い芸人になっちゃうくらいには承認欲求先行型人間なので人一倍今日の理屈を意識しています。

中にはそもそも承認欲求が少ない、言い換えると目的のための意志決定へのノイズが少ない人もいて、すんなりと目的に対して最短経路をとれる人もいます。

でも承認欲求が少ないよと言いながらフツフツとした承認欲求を隠し持っている人も多い気がしてます。笑

今自分は本当に目標のための行動をとれているかな?
もしかしてただカッコいいところ真似てるだけじゃないかな?

といつも自分に問いかけてみることが大切だと思います!

カッコいいをマネるな2

カッコいいをマネるな3

カッコいいをマネるな4


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