戦略的無鉄砲ノススメ
僕はよくバカだねとかハチャメチャだねとか言われます。
確かに僕は無鉄砲だったと自覚しています。
大学を辞めて芸人になったり何もわからないまま起業したりといった経歴は無鉄砲の他でもないと思います。
もともとは気がちっちゃくて臆病な性格なので無理矢理に大胆な行動をとっていたのですが、結果的には失敗をすることが多くありました。
そして失敗するごとに「ああ、どうしよう」とふさぎ込んでしまっていました。
では今はどうなったかというと、
・・実はあまり変わりません。
相変わらず僕は無鉄砲です。
たまにすごく大胆な行動をとるしバカだと言われるような選択を行います。
それが結果的に失敗に終わることだって多々あります。
でも今は失敗に終わってもなんとも思いません。
なぜか?
それは今の自分の無鉄砲は「戦略的無鉄砲」だからです。
▼リスクを取らなきゃ何も得ることができない?
そんな言葉を聞いた頃はありませんか?
僕はそういう言葉を見たり聞いたりして「僕もリスクを取るぞ」と思っていろんな行動をしていました。
結果は上記の通りです。
さてリスクを取らなきゃ意味がないという言葉自体は合っているように思えます。
そりゃアンパイな選択ばかりしていたらなんにも特別なことは得られないでしょう。
ですが、実はそれはリスクを取ればいいんだよということではないんです。
▼リターンだけを明確にしてもリスクを把握できていなければそもそも挑戦すべきかどうか判断することはできない
あなたはなにかに挑戦しようとしたときに失敗することを想像しますか?
リターンは正確に見積もろうとしていますが意外とリスクは疎かになっていることが多いと思います。
実際のリスクとはかけ離れて大きく見積もってしまっていたり、リスクをほとんど考えていなかったりします。
ですがそれでは「戦略のない無鉄砲」になってしまいます。
そもそもリスクがわかっていない状態でやるべきかどうか判断することなんてできないはずです。
やる前にリスクを正確に図ることは不可能ですが、少なくともそれにできるだけ近くなるような想像をする必要があります。
▼想像できたあとの行動は自動的に決まる
リスクとリターンの仮説ができればしなければならないことは自動的に決まります。
やるのか、やらないのか、先延ばしにするのか。
リスクとリターンを勘案して決めるだけです。
僕たちに決めることができるのはどのサイコロを振るのか振らないのかだけです。
サイコロがどんな目を出すかを僕たちはコントロールすることができません
もしハズレが出たら周りの人間は「ほら見たことか」と言わんばかりに間違いを指摘してくるでしょう。
しかし一切そんな声を気にする必要はありません。
本当に重要なのは選んだサイコロが最適なものだったかどうかです。
つまり、一見リスクが大きいように見えてもそれ以上のリターンが得られると推測される場合にのみ使う無鉄砲、
それこそが戦略的無鉄砲なのです。
▼結論
「リスクを取ろう」という言葉は確かに怖くて足が出ないときに聞いたら一歩踏み出す勇気の出てくる言葉かもしれませんですが、実はそこにはそれ以上の意味はありません。
もう一つレベルをあげてリスクとリターンをできるだけ具体的に想像してみてください。
みなさんもアンパイでもなく無鉄砲でもない「戦略的無鉄砲」な選択をとれるように意識してみてくださいね!
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