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アンコンシャス・バイアスはジェンダーバイアスを内包する

自分のなかに無意識にある思い込みや、偏見のことを「アンコンシャス・バイアス」といいます。

アメリカはミネソタ州の州議会の公聴会で、ある男性議員の“言い間違え”が、「女性蔑視」だとして波紋を呼んでいる、というニュース。
国際航空パイロット協会を代表して登壇したパイロットに対して、議員がキャビンアテンダントの業務内容のことを質問したというのです。
登壇したのが、女性だからでしょうか。
その場で気づいて謝罪、となりましたが、ネットで炎上したようです。

このニュースを読み、先日x(旧Twitter)で、女医さんが研修医に看護師と勘違いされて話しかけられ、後日指導医だと判明して青くなったというツイートを思い出しました。

そして、自分も塾講の時に、保護者さんや外部からの電話に出ると必ず事務方と思われたことも。

ここまでの話で、共通しているのは「間違われた職種について女性が就いているものだ」という、思い込みがあるということです。

逆に、男性CAが乗客に「男性なのに、どうしてそんな仕事してるの?」と声をかけられたこともあると、聞いたことがあります。
そもそも失礼な話ですけれどもね。
海外のエアラインは、男性CAもとても多いですが。

とはいえ、以前入院していたとき入浴介助が男性看護師だったときは、どうしよう、と思いました。それもまた自分の心の動きとして否定できませんでした。

今まで書いたことは、ジェンダーバイアスともいわれることです。

この本は少し前のものですが、男女格差の後進国であることは変わっていません。
ただ、少し変化しているかなと感じるのは、中高生の一部はかなりジェンダーバイアスがない、と実感することがあります。
むしろ、小学生のほうが、ジェンダーバイアスの世界に住んでいると痛感します。親御さんの影響も大きい時期なので、家庭でのかかわり方も大切です。

この本は、子供向けなのでわかりやすく、自分で考えるために気づきやすく書かれています。kindle unlimitedに入っているのと、売り上げが子ども食堂の運営に使われるとのことなので、ページ読みをしてもよいかもしれません。

いやいや、本の紹介ではありませんでした。
ただ自分の思考を整理するのに、本は最適です。

バイアスがすべていけない、ということではないですね。
しかし、無意味なバイアスを自分が持っていることで、何かを阻害しているのであればそれは、訂正していくことが必要では、と今は思うようになりました。
また、先に挙げたようなニュースや、出来事について自分でどう考えるか、を問うようになりました。


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