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双子って遺伝なの?


こんにちは。りりです。

双子の母となって2年ちょっと。
双子を連れて外に出たらほとんどの確率で誰かに声をかけられます。
特に双子ベビーカーに乗せていた時はえぐかったです。

いろんな質問をされるのですが、時々聞かれたのは「やっぱり身内に双子がいるんですか?」

今回は双子についてお伝えします。


● 身内で双子を授かったのは私だけ


中には双子が生まれやすい家系もあるそうですが、ほとんどが遺伝しないと言われています。

私自身も親戚には双子を授かった人はおらず、しかも同級生にも双子がいなかったので、双子とは無縁の生活をしていました。


私の場合は不妊治療で排卵促進剤を利用しており、たまたま卵子が2つ育って排卵したので双子です。
二卵性双生児と呼ばれるものになります。

このように治療によってなどの影響で近年双子が少し増えてはいますが、一卵性双生児の場合は遺伝要素はなく増加割合も変わりません。



● 双子にも種類がいっぱい!


妊娠をするとお腹の中には様々な膜ができます。

絨毛膜
胎児ができた時から存在して、胎盤ができるための組織。

羊膜
胎児が育つ部屋の中。羊水を溜める場所。

胎盤
母親の絨毛膜で作られ、胎児の臍の緒を通して栄養を届ける。

※詳しいことは各自で調べてみてくださいね!

実は膜によって双子の種類が3つに分けられます。


* 二絨毛膜二羊膜 (DD双胎)

胎盤(絨毛膜)が2つ、羊膜が2つに分かれている双子。
簡単に言えば1人に1つずつ胎盤があり、育っている部屋も違います。

二卵性双生児は必ずDD双胎です。
一卵性双生児にもDD双胎になるケースもあります。


* 一絨毛膜二羊膜双胎 (MD双胎)

胎盤(絨毛膜)が1つ、羊膜が2つに分かれている双子。
育っている部屋はそれぞれ違いますが、胎盤は同じものを共有しています。

こちらは必然的に一卵性双生児になります。
いわゆる同性でそっくりな双子ちゃんです。



* 一絨毛膜一羊膜双胎 (MM双胎)

胎盤(絨毛膜)が1つ、羊膜が1つだけの双子。
要するに胎盤も羊膜も全て共有されている状態です。

MM双胎は非常にまれですが、臍の緒が絡まる等のトラブルにより早く生まれる(産む)ことが多いです。

こちらも一卵性双生児のみです。



● 双子は遺伝ではなく「運命」


運が重なり合って双子や三つ子は生まれます。

妊娠して双子と判明した時は「まさか自分が…」と思っていましたが、現在は双子を出産して良かったと感じることばかりです。

もし街中で双子を見つけたら「あの子はどのタイプで生まれたの?DD?MD?」とか思いながら見てみると面白いかもしれませんね。



次回は「息子が療育に通って変わったこと」についてお伝えします。

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