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発達特性の人が自己肯定感を保つ為に

今週はとても忙しくて、さすがの私も倒れる寸前でした。
疲れ切ってしまい、久々に週末は半日布団から出れませんでした。
過集中を何度も使ってしまったからです。私は、仕事上で過集中になることが多々あります。不注意優勢のADHDですが、過集中モードに入る事が簡単にできます。集中の度合いで疲れ方が違います。集中の時間ではありません。普段は事務仕事で軽く集中モードに入るのですが、今回は面談で深い過集中に入りました。

1つ目は、初めて会う方との面談でしたが、事前の話から、発達の可能性があるのではないかと思っていました。見た目かわいらしく、学歴もあり、スポーツもできる。完璧に見えましたが、話していくうちにASDの傾向があるとわかりました。1時間ちょっとの面談の中で、今後の方向性を見出せるような話を一生懸命にさせて頂きました。その人は、今後も発達障害の診断を受けることはないと思いますが、間違いなく傾向があるので。職業選択においては、多面的な方向性から自分を測っていく必要があると思いました。

2つ目は、発達障害と精神障害を複合的に持つ方との面談でした。こちらの話では、思うような話の展開ができずに私の感情が暴走してしまいました。こんな事は、初めてでしたが、ADHDの衝動性も少し持っているので、出てしまったのです。結果として、相手の本心を聞くこともでき、焦点を合わせることもできたのですが、強引な話の展開でした。
私は、その場面場面で、前もって考えていなくても対人交渉できる話術を展開できます。普段のボーっとした様子から想像できない、一面があって、そこはまさに、狩猟民族の名残のようなADHDの狙い撃ちができます。一歩間違えると人格が解離しているかのような激しさがあります。

3つ目は、発達障害の当事者会への参加です。オンラインでしたが、その特性を空気感で感じることができました。空気感は、無垢な感じです。
発達特性のある人に共通する正直さ、無垢さ、不器用さ。グレーであっても障害であっても同じ空気感があります。でも、これを感じ取れるのは同じ発達特性があるからではないかと思います。

発達特性があると、どうしても、社会の中で浮いてしまい、同僚との関係性に悩み、必要以上に苦しみ、自己肯定感が下がってしまいます。大体において他者からの言葉を攻撃として受け取ってしまうことで、抑うつ状態となるのです。言葉の裏に隠された、大人の事情、すなわち、嫉妬であったり、多忙であったり、利益であったりと、理由は別のところにあるのに、言葉自体を暴力だと感じてしまうからです。

私は、他人から、あなたは、自己肯定感が高いのね。と言われた事があります。言われてみればそうかもしれません。真っ直ぐな性格ゆえに、突き進んでいくので、迷いがないからかもしれません。
他者の言葉の攻撃に対しても、いやだと感じたら、止めて欲しいと言ったりしてきました。相手が、皆から怖がられている人でも言うことができます。
ADHDの恐れ知らずなところでしょうか?嫌なものは嫌と言ってします。ストレスを内側にため込むと病気になるし、ためることもできません。

発達特性があると、嫌なものは嫌なのだと思うので、無理に他者に合わせることは苦痛になってしまいます。だから、嫌だと思うことは口に出して言うべきなのだと思います。言い方は、ソフトに表現するほうがいいとは思います。自分に無理しない事。それが自己肯定感を保つ方法です。

当事者の皆さんも、興味のあることはあるし、無いことは無いという意思表示がはっきりしていると思いました。それでいいのです。

一方、周囲が発達特性の人に理解させないといけない事があれば、嫌を嫌のままで通すわけにはいかないので、「あなたが、嫌なことでも仕事ではしてもらわないといけない。でも、私はあなたの事を、こんなに想っている。こんな配慮は考えています。」と、言葉で伝わるようにはっきりとアピールすることが必要なのだと思います。


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