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【管理栄養士解説】夕食前の空腹対策!手作りおにぎりで心とおなかを満たそう🍙


本日の子育てお悩み相談~夕食前の空腹対策~

今回の子育てお悩み相談のテーマは「夕食前の空腹対策」です。
保護者の方から寄せられたお悩みを見ていきましょう。

保育園に通う4歳の子供の母です。
毎日18時に保育園にお迎えに行き、18時半頃に帰宅しています。
子どもは15時のおやつ以降、何も食べていないので、帰宅後すぐにおやつをせがまれてしまうのが悩みです。
仕方なくスナック菓子やクッキーをあげて、その間に夕食を作るようにしています。
ただ、夕食ができた頃にはおなかが満たされてしまうようで、夕食はあまり食べず、好きな物だけ少し食べる程度になっています。
お菓子を与えるのがいけないのは分かるのですが、罪悪感なく、もっと健康的におなかを満たせる食べ物はあるでしょうか。

管理栄養士の回答

今回のお悩み相談に回答するのは、わんぱくキッズのママ管理栄養士 齋藤由紀子です。

わんぱくキッズのママ管理栄養士  齋藤由紀子

保育園から帰ってきて、お子さんはおなかが空いてしまっているのですね。
おなかが空くことは、保育園でたくさん遊んで体を動かした元気な証拠です。
ただ、たしかに食事前にお菓子をあげることについては、
「疲れているなか作った夕食を食べなくなってしまうのでは?」
「おなかが空いたままで待たせるのもかわいそうだし…」
など、色々な気持ちがよぎりますよね。
より良い食べ物を食べさせてあげたいというお気持ち、素敵です。

食事のリズムを作り、栄養バランスを整えよう

厚生労働省が公表している「楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~」では、目標の一つに食事のリズムがもてることをあげています。
相談者さまが悩まれているように、
夕食前に高エネルギーなスナック菓子やクッキーを食べると、おなかが満たされてしまい、本来食事から摂取するはずだったエネルギーが摂取できなくなってしまいます。
そして、食事にはエネルギー以外にも身体に必要な栄養素がたくさん含まれていますよね。
夕食前のお菓子は食事のリズムを崩すだけでなく、栄養バランスを崩すことにも繋がってしまいます。

おにぎりで解決!空腹対策だけでなく食育にも

今回のように食事前におなかが空いた場合、おにぎりを食べてもらうのはいかがでしょうか。
間食用のおにぎりを休日にまとめて作って冷凍ストックしたり、前日の残りのご飯を電子レンジで加熱したりして作ってみてください。
このタイミングで食べたおにぎりの分、夕食のご飯の量を少し減らしてみましょう。
夕食が2回に分割されてしまいますが、お菓子を食べることなく、お子さんのおなかも満たされるのではないでしょうか。
しらすやかつお節、鮭やチーズなどを具材にすれば、同時にたんぱく質が摂取でき、ごまをかければ良質な脂質の摂取にもつながります。
複数種類作ってお子さんが好きなものを選ぶことで、食べる楽しみに繋がったり、食に対する興味が増えるというメリットもあります。
お子さんが大きければ、自分で好きな具を入れておにぎりを握ってもらっても良いですね。
お茶碗にラップを敷き、ご飯と具を入れれば、お子さんでも簡単に丸められますよ。

お子さんのおなかが空いたという気持ちを大切に、お母さんはお子さんの気持ちを受け止めてあげてくださいね。
おにぎりという間食を挟んで、楽しい食事の時間を過ごしてください♪


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