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【管理栄養士解説】子供の栄養バランスの整え方🍴3つを基本に楽しい食事を


本日の子育てお悩み相談~栄養バランス~

今回の子育てお悩み相談のテーマは「栄養バランス」です。
保護者の方から寄せられたお悩みを見ていきましょう。

1歳半の子供を育てるワーママです。
フルタイムで働いているので、なかなか子供の食事に気を遣えていません。昼食は保育園で食べているのでバランスが整っていると思うのですが、朝食と夕食がきちんと栄養の摂れる食事になっているか心配です。
まだ子供が小さいので、本来は大人と別の食事を用意しなければいけないのかもしれませんが、時間がなくて同じ食事になっているのも気がかりです。

管理栄養士の回答

今回のお悩み相談に回答するのは、管理栄養士の森本直子です。

管理栄養士 森本 直子

栄養バランスを整えるためのポイント

今の時代、様々な情報が溢れていて、迷うことも多いですよね。
栄養バランスを整えるためには、五大栄養素といわれる「炭水化物」「タンパク質」「脂質」「ビタミン」「ミネラル」の5つを食事に取り入れることが大切です。
ですが、難しく考えすぎなくても、主食、主菜、副菜の3つを基本とした食事を摂れば、この五大栄養素を摂取しやすくなりますよ。
また、朝・昼・晩と規則正しくしっかり食べるために、間食を減らすことも心掛けてみましょう。

主食・主菜・副菜とは

そもそも、主食・主菜・副菜とは次のような料理を指します。

🍚主食
米、パン、めん類などの穀類を主材料とする料理で、主として炭水化物の供給源となる。

🍖主菜
魚や肉、卵、大豆製品などを使った副食の中心となる料理で、 主としてたんぱく質の供給源となる。

🥬副菜
野菜などを使った料理で、主食と主菜に不足するビタミン、ミネラル、食物繊維などを補う重要な役割を果たす。

(出典:「ちょうどよいバランスの食生活」(農林水産省)

平成12年3月に当時の文部省、厚生省及び農林水産省が連携して「食生活指針」を策定しましたが、
そこでも主食、主菜、副菜を組み合わせて食事をすることが推奨されています。
そして、その3つを組み合わせた食事こそが、栄養バランスがとれた食生活と関係するという研究結果も報告されています。

大人と同じ食事から子供分も取り分け!

大人と子供、別の食事を用意するのは大変ですよね。
子供の食事を手軽に用意するコツとして、大人と同じ食事から子供分を取り分ける方法があります。
例えば、

①大人の料理に味付けする前に子供分を取り分け
薄味を心がけて味付けをし、
③食材を食べやすい大きさに刻む

などの工夫をして子供の食事にするというのはいかがでしょうか。
親子で同じ献立にすることができるため、子供も喜びますし、家族全員がバランスの取れた食事を摂ることができますよ。

共働きの家庭が増え、毎日規則正しく食事を摂ることは難しいかもしれませんが、まずは余裕がある休日から始めてみるのはいかがでしょう?
応援していますね!


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