見出し画像

苦手なこと


私自身、最近APD(聴覚情報処理障害)なんじゃないかと思うようになって、耳から入ってくる情報源をうまく処理できていないと自覚することがよくある。
(そういう特性に対して名称があることはつい最近友人から聞いて初めて知った。)

自分がもしかしたらAPDというものかもしれないと以前夫に話して見たところ、何それ。って感じだったけど、そういうのもあるんだと聞いてはくれていた。(理解を深めようとまではしていないように見受けられたが)

私が苦手なこと
まずは、職場での電話対応。相手方が名乗ったときに、事業所名とかが自分の想像より長いと、右耳から左耳へスルスル〜と言葉が流れていくような感覚。言葉を逃さないようにメモすることに必死で、メモした内容を要約することが難しくて、頭がフリーズしてしまう。
万が一、メモがない状況で電話を取ってしまった場合、電話を切った時点で、誰からの電話で、どういった用件だったのかが全く説明できない可能性や、頭に残ったわずかなワードだけを頼りに真実とは偽りのある内容で相手に伝えてしまう可能性なんかも十分にある。
だた、これは得意な分野での電話であればメモがなくても難なくできることもあるから、一見しては私が仕事での電話対応を苦にしていることは周りからはバレずにやっているかもしれない。

電話対応にも似ているが、長い会議や話し合いなども苦手。会話を全てメモできる状況であれば多少は安心だが、メモ用紙などもない突発的に始まるような話し合いなどは、その時その時の会話を聞き取ることに集中すると、前後の文脈というかひとつ前に話していた事がわからなくなる。
だからなのか、脳内思考だけで、理論的、建設的に物事を考え進めていくことが本当に苦手だ。

人間は思考する過程で、声には出さないが、自分の考えを言葉として頭の中で喋りながら思考を進めていると思うが、私の特性の場合、その脳内でしか発さない自分の言葉ですら、右から左へスルスル流れ落ちていく感覚があり、「これはこうだから一旦この思考は置いといて・・・別のパターンではカクカクシカジカで・・・え〜とその前は何を考えていたんだっけ?」といく具合になるから頭の中だけで考えをまとめ上げることは、これは本当にできない。

テレビの音はもちろん思考の妨げになるし、無音の場合でも自分の別のごちゃごちゃした思考などが雑音のような感じで邪魔してくる。

これは日常会話でも結構障害をきたしており、夫婦で話したことのある内容でも内容をまったく覚えていないことがよくあって夫に完全に呆れられている。
多分、自分にとって興味の薄い内容だったり、テレビの音や、子供たちの話し声がある中での話だったんじゃないかと思うが。ただ、せっかく話してくれた内容をここまで覚えていないようでは、相手も嫌な気持ちになるのは当然だし、心を閉ざしていくのかもしれない。

こんな私でも夫や子供たちのよき理解者、相談相手になってあげたいと思うのだけど、それが叶う日は来るのだろうか。

幸い、ここのnoteで書き記す作業は自分の思いなどを整理しながらできるので、数分前の考えは全て字になっているので、頭から流れていく感覚がなく思考整理を進められるのでとてもありがたい。

別に誰かに読んでもらいたいとか、スキをしてもらいたいとか承認欲求もあまりnoteでは感じないのでそれもいい。(だけどスキが付いたら単純に喜びます)

また、思い立った時に記しながら、思考を固めていって、苦手克服に向けて取り組みたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?