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環境デザイン領域で卒制/卒論をやったよ②(卒論テーマ/調査編)

あいさつ


こんにちはRISURISUです🌈卒業にかこつけてたくさんあそんでいたら前の投稿から1ヶ月も空いてしまいました、たのしかったです!つづきを書きます。
(今回は自分で書いてて???なに??てなったので区切りがわかりやすいように細かく目次をつけています。)

卒論のテーマ決めよ〜〜!


去年の6月あたりの昼下がり。指導教員のW先生と、卒論のテーマどうしようね〜とゆるりとしたテンションでお話。

今年春に退官されたおもぴろ指導教員のW先生

実は2月の時点で既に4年生はみんな卒論のテーマをとりあえず発表するように言われていた。ぼくは『暗黙の了解、またそれが存在する場は何によって作られ成り立っているのか』という題で出していたが、結果としてざっくり「テーマデカすぎ」というご指摘を頂き、もう少し絞らねば…と思っていた。

どうやら卒論のテーマというのは自分のすきなものや今までやってきたものから発展させたりして決めるケースが多いらしい。僕は同等にすきなものが多いので、そこから決めるのは難しそう。じゃあ今までやってきたことは…と振り返ってみると2年生の冬の授業課題で、リヤカーを引いて大学構内のペデストリアンデッキ上で自由に場をつくる、という提案をしたことがあったのでそれの拡張版をやろうということに。

第1回目調査


ゆる調査情報


6月14日、発表が明日に迫っているので大急ぎで現地に出向いた。
筑波大学内を中心としてそこから南北に48km(ほんとに?????)伸びているとされているぺデストリアンデッキを対象地にしたので、とりあえずまず1回リヤカーを引かずに手ぶらで駅の方に歩いてみる。基本的にピュンピュン自転車が通っているものの、ここでは実にいろんな人がいろんな過ごし方、使い方をしている。道ゆく人を可能な限りノートにざかざかとドローイングして記録したり、周りの写真をバシャバシャ撮ったりした。
(字が汚すぎたり人のプロフィールが雑に略されてたりするのは急いでたので勘弁してください)

急ぎドローイングの一部
急ぎドローイングの一部②

調査から帰ってモチャモチャと自問自答していると、「別にペデ上を移動して周りの人を巻き込んで何かイベント的なことを起こしたりしたいわけじゃないのかも…!」ということにじわじわと気がつく。今まで僕が思ってたりやってきた場づくりはそういう性格(プレイスメイキング的な)のものが多かったけど、今回僕がやりたいことや、そうであってほしい姿に沿う場づくりにはもうちょっと別の意味があるのか……?というようなことを思いつつ翌日も調査に向かう。

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第2回目調査

ゆる調査情報②

翌日の6月15日、雨がポツポツ降っていたけど今回はリヤカーを運んでの初めての調査。

足元が異様に明るい不審者
松見公園で一番眺めのいいところに机と椅子を置いたりした

現場に向かう前にサブ指導教員のS先生(院からお世話になる予定だったので既に卒論の相談をしていた)がこんなことに着目して現地を観察してみたらどうか、とおたすけをくれました謝謝

こんなこと
・リアカーをひくという特殊条件から見えてくるペデストリアンの空間特性
・リアカーの共存可能性(リヤカー自体の寸法が他者の邪魔にならない、道の段差などに阻まれない、などなど)

往復で15kmぐらいリアカーを引いて歩き脚がガクブルになったところでS先生と調査結果について話した末、これらの観点から移動する人主体の場づくりについて考えることになった

6/16発表のスライドから

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第3回目調査


きれいにまとまったかと思われた卒論のテーマは7月19日に行った調査でやや違う視点に切り替わっていった。

グミ

ちょっとこの1ヶ月の間にどういう理由で方向転換があったのか覚えていないんですけど、6月の時より自分の主観に注目して記録をするようになっていました。調査の際に意識したことは

・感覚になるべく正直に行動する
・移動していて感じたことを記録する
・留まったときに感じたことを記録する
・他者からの視線を観察する
・リアカーを引く事で変化したペデストリアンデッキの捉え方を記録する
の5点でした

以下調査後に感じたことの記録から一部抜粋してお届けします🍞

人の通行方向に対してどう留まるか、が留まり続けたくなる大きな条件。ちょっとでも身体に添えられるもの(公共物だと花壇、壁など)があると留まりやすかった。

7/19調査記録から

短冊状にペデを切った後樹形図みたいになるイメージについて、ペデを通行路にしてそこから樹形図になるのではなくペデ自体を車輪の幅で分割するイメージ。ペデの中にいても拡張できる。

7/19調査記録から
ペデを短冊状に切るイメージ

右は駅の近くの吾妻セントラル橋で、車道側を見ていた時に描いた絵で、眼下を車が、自分の後ろは見えないけど通行の気配がたくさんして、リヤカーと自分だけ浮かび上がるような感覚があったので描きました。

7/19調査記録から

ぐちゃぐちゃで支離滅裂な文章ですが、これがその時体験したことをまっすぐそのまま書いたものです。これをS先生に見せて、質問をしてもらってまた僕が答えるという文章でのラリーを繰り返して少しずつ自分の主観を具体的に言語化していきました。

本当にやりたかったテーマのにおいがしてきた

調査中のさまざまな体験から推測できることとして
・リヤカーと同時に自分の領域を常に運んでいる
・留まるにも種類がある
・自分の体験には他者からの視線が大きく関わっている
・リアカーを引くことで、よりはっきりと体験できる感覚がある

ということで一旦着地しました。この段階で本当にやりたかったテーマのにおいがし始めました。

しかしこのテーマ、この期間で取り扱うにはなかなか難だったらしく(後からわかった)ここから卒制も並行して卒論最終提出の1/13までまだまだ議論が続くことになります。なが〜〜〜〜〜い!!!!

またね〜〜

次回は「調査結果を分析してみよう編」です!まだ卒制にも入っていませんが気長におつきあいくだたい!🌈  またすぐの更新を目指します😾チャオ~~


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