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移植周期:胚移植後の2週間、「妊婦」としての権利

イギリスで不妊治療中の女性の間では当たり前のように使われる略語があります。
 TWW (Two-Week Wait、2週間の待ち期間)といって、胚移植から妊娠検査をするまでの2週間のことです。

グレード2、6日目正常胚を無事移植して、TWWが始まりました。
クリニックが指定した検査日はちょうど14日後。
プロゲステロン膣錠200mgは継続です。
移植が週末で、すぐ飛行機に乗るのはためらわれたので有給をとって平日に帰国して仕事に復帰しました。

移植がスムーズに、しかも快適に済んで、晴れて「PUPO(Pregnant Until Proven Otherwise、妊娠していないと証明されるまでは妊婦扱い)」となった私。

イギリスでは働く妊婦の権利は主に4つあります。

  • 妊娠中の検診などは有給休暇とは別に有給で行って良い

  • 産休の保証

  • 産休の給与または手当の保証

  • 不当な扱い、差別や解雇からの保護

胚移植を受けた女性は、妊娠判定がまだでも、移植した日から妊婦と同じ権利があることになるんだそうです。

ネットでは、この2週間感情の浮き沈みが激しかったり、TWWがとてつもなく長く感じるといったことをよく聞きます。私はなるべく影響されたくなくて、仕事に打ち込むと決めていました。

とはいえ、今まで妊娠の気配さえなかったお腹に赤ちゃんがいるかもしれないというのはすごいことで、二人とも自然と気分がアガリました。
お腹を撫でたり、胚にあだ名をつけたり、朝はあだ名で呼んでみたり。
夫婦間も幸せモードでフワフワしています。
基礎体温はつけていたので、高温期が続いていることはわかっていました。

普通の生理周期だと高温期は14〜16日で終わりますが、移植の7日前にトリガー注射をしているので、移植日にすでに排卵から5日ほど経っていることになります。

帰国して最初の週末はあっという間にやってきて、この時点ですでに排卵からは12日、高温のまま、なんの症状もないし、いい兆候かも。
次の週末には移植から14日、排卵から19日。
一日経つごとにまた一歩赤ちゃんに近づいていく感覚。
全然余裕で待てる!という感じでした。

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