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ホルモン補充で妊娠するも、あそこが痒くてたまらない

2回目の正常胚移植で妊娠反応が出て、血液検査もエコーも順調…なはずでしたが、あそこの痒みが気になってきたのが妊娠8週目。それまでは痒くても無視できる程度でしたが、さすがに何かしなきゃいけないレベルにエスカレートしていました。


痒みの犯人は?

容疑者1:プロゲステロン膣剤

ホルモン補充周期で胚移植したので、移植前からプロゲステロン膣カプセルを使っていました。このプロゲステロン経膣投与はかゆみを伴うこともあるとのこと。
GPに行ったら別のタイプの膣剤を出してくれましたが、変えてみても変化なし。
12週まで続けるものなので、かゆくなってもしょうがないと思っていた。

容疑者2:膣カンジダ

前回発症したときの話と対処についてはこちら。

プロゲステロン膣剤の溶け残りがパンティライナーにつくので、カンジダ感染のおりものとの区別が非常につきづらいのです。
膣剤への反応であればできることはない(と思い込んでいた)し、カンジダだと思い当たる節もあったのでとりあえずカンジダ対策を始めましたが、今回は妊娠しているのもあって、医薬品も、人口保存料が入っているアロエベラジェルも避けました。

対策

思い当たる節は何だったかというと、糖分のめちゃめちゃ多いクッキーを毎日ひとつ、おやつの時間に食べた後の週にかゆみが加速してきたこと。

そう、カンジダ菌は砂糖が大好物。
「しまった、敵にエサをやってしまった!」
後悔とともに対策を始めたわけでした。

緑茶+リンゴ酢のスプレー

前回の学びはほとんど忘れていたけど、当時作った緑茶+リンゴ酢のスプレーは手っ取り早く手元にあったので、かゆみを鎮めて、PHバランスを取れば消えてくれるんじゃないかと期待して、スプレー開始。
ティーツリーオイルを入れると、微妙な爽快感がありますが、皮膚が炎症を起こしていることもあって、基本的にちょっとシミます。
2週間ほど他には何もしませんでした。

砂糖の入った菓子を食べるのはやめましたが、朝はヨーグルトにフルーツを混ぜて食べてたし、炭水化物断ちをしたわけでもなく、カンジダを兵糧攻めにするまでの努力はしませんでした。

痒みがいっこうに治らないので、次の手を投入します。

S. Boulardii菌のサプリ

カンジダと同じくイースト菌であるSaccharomyces Boulardii菌を増やして、カンジダ菌の勢力を削ぐ対策。
今回頼ったのは、iHerbで買った Saccharomyces Boulardii+MOS(マンナンオリゴ糖)のサプリ。マンナンオリゴ糖が、S. Boulardii菌のエサとなって効果を増幅するんだとか。

飲み始めた次の日から、かゆみを感じる頻度が減った気がしたので、かゆかった日は朝晩に分けて2カプセル飲み、3日後とうとう「そういえば今日一度もかゆくならなかった」日がありました。なぜかその翌日にかゆみは戻ってきてしまいましたが…

ノーパン & しめつけない

妊娠中は生理作用でおりものが増えるものらしく、当然、あそこの湿り気も増えます。カンジダ菌は湿った場所に繁殖しやすい。
さらに自転車通勤なので、ぴったりして通気性の悪いサイクリングレギンスを丸一日履いてました。
オーガニックコットンのパンティライナーをおりものの量に合わせて頻繁に変えていたのに効果なし。

そこで、自宅で過ごすときや寝るときはあそこが蒸れないように、ノーパン、を実施してから少しずつ良くなった部分はありました。

パンティーライナーでキャッチできないので、おりものが流れてくるのがちょっと困るけど、ノーパンで寝るようになってから気持ち改善したような気がしました。

完治、しかしそのきっかけは…

できることはしましたが、それでも根本的には改善せず。
痒みが止まったのは、意外というかむしろ想定内というか、12週を過ぎてホルモン補充、プロゲステロン膣剤を止めた後でした。

「真犯人は、お前だったのか」

いや、カンジダの可能性もあり、もしかすると共同犯行だった可能性もありますが。
ホルモン補充は続けないといけなかったので、膣剤が原因だとしても何もできないと思い込み、目をつむっていたのです。

ところが、その頃になってネット掲示板(フォーラム)で、膣剤が体に合わないので「backdoor 」から投与していたというコメントをたまたま発見。
Backdoorの意味は、そのまんまなのであえて言いませんが、わからない場合は、表玄関に対する勝手口に例えるとお察しいただけるかと思います。
医者も認めるやり方だとか。どうせ別の医薬品を処方されるだけだろうと決めてかかり、膣剤を処方してもらって以降GPに行ってなかったしチェコのクリニックにも相談してなかったけど、もしかしたらそんなアドバイスをもらえてたかもしれません。

一日2回、毎日そっちから入れる想像はなかなかつかなかったけど、つまり座薬として使うってのもありだったってことか。
これで痒みを解決できていたのかもしれないとすると少し切ない。

ちなみに、痒い間はもちろん、完治した頃にも外陰部が軽く炎症を起こしていて、当然夫婦生活はできません。
男性側にはかわいそうだけど、デリケートな部分なので、そこは理解してもらいました。
1週間経って恐る恐る再開したところ、擦れてしまいおしっこのとき痛むという結果に。さらに1〜2週間大事をとって休ませ、これで本当の完治、となりました。




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