見出し画像

noteで紅茶と出会った、醤油蔵のまちへ旅に出た

noteを始めてから世界がドンドン広がったように思います。

紅茶との出会い

るーさんのnoteの記事に触発され、飲んでみたいと思った紅茶。
HARNEY & SONSの「ホットシナモンサンセット」

【日本公式ショップ】ハーニー&サンズ(HARNEY&SONS) 
Hot Cinnamon Sunsetより

お値段はそこそこしましたが、自分ご褒美のつもりで購入。
ティーバッグをポットに入れてお湯を注ぐと、ピリッとしたシナモンの香りが最初に強い存在感を示します。でも、そのあとに漂ってくる香りは甘やかな豊穣この上ない印象。

飲んでみると、お砂糖は入っていないのに甘い。淹れたてよりも、しばらく時間がたって少し冷めたときの方が甘みを強く感じる気がします。

私はハーブティーやフレーバーティはあまり得意ではないのですが、このお茶はリピート買いしたいところ(お財布と相談しながらになりますが)。

醤油蔵のまちとの出会い

そして、もう一つ。
職人醤油の高橋万太郎さんの記事を読んで行ってみたいと思った愛知県武豊町(たけとよちょう)、溜(たまり)醤油の蔵のまち。

私はこれまで溜(たまり)醤油を日常的に使ったことはなかったのですが、発酵を勉強する中で興味が出てきました。
現在どんな料理に合うのかいろいろ試しているところです。

溜醤油の説明はこちらにあります⬇️

溜醤油の蔵のまち、武豊町への旅

そんなときに、noteの記事を読んで、溜醤油を木桶で仕込む蔵が集まっている武豊町のことを知ったのです。そして、つい先日その旅を実現させました。

武豊町は愛知県の知多半島にあります。

愛知県武豊町位置図
©Shogakukan 作図/小学館クリエイティブ

知多半島の東側、海沿いに工業地帯が広がる道を車で走っていると、こんなところに蔵の町があるの?と不思議に思います。

でも、もともと蔵の町があった近くに工場や発電所ができていったのでしょうね。

武豊町に蔵があると知っても何のあてがあるわけでもなく、今回はとりあえず行ってみることが目的の旅。

ただ、武豊町のパンフレットを見ていると、「このお醤油見たことある!」というお醤油があったのです。それがこちら⬇️

合名会社 伊藤商店ウェブサイト
https://www.kuramoto-denemon.com/

それなら、これもご縁だろうと武豊町に向かう途中で、「傳右衛門たまり」の蔵、伊藤商店さんを目指すことにします。

傳右衛門たまりの蔵を訪問

大きい道路から路地を入ると、昔の街並みが感じられる一画へ。
そして、こちらの看板を発見。あーっ!「傳右衛門さん」だ!

みーつけた!

伊藤商店さんの駐車場に車を停めていると、こちらを見ている女性が。

目が合ったので会釈すると、「うちへおいでですか?」

「はい、そうです。お店はこちらでいいですか?」とあやしい者ではないことを必死にアピール。

「よろしければ蔵もご案内しましょうか?」

なんと! 親切に声をかけて下さったその女性は、伊藤商店さんの現当主のお孫さん(次の当主になられるようです)の奥さまでした。

そして案内されて向かった蔵には、歴史を感じさせる木桶がぎっしりと並んでいました。

木桶がずらっと
木桶にかけられた梯子で上まで登って見た景色

かつては50軒ほどあった醸造蔵も今では5軒。
それでも、昔ながらの木桶で3年もの間熟成させて味噌と溜醤油を製造されているとのこと。

海外にも輸出されているようですが、「うちは規模が大きいわけではないので、それほどたくさん出荷できなくて・・・」とのこと。

手作業で造り、熟成に3年かかるとなると、生産の「効率」は決して良いわけではないでしょう。

また、当然お値段も高め。関西でも関東でも溜醤油は日常使いのお醤油ではないだけに、醤油に興味を持つ人でなければなかなか購入しにくいように思います。

造る作業も決してラクではないと推測します。
年末の出荷の繁忙期と冬場の仕込みの時期は家族総出で大忙しだそうです。

でも、冬場の発酵が落ち着いている時期と、夏場の発酵が活発な時期で、木桶の盛り上がり方が全然違うとか、同じ原料で同じように仕込んでも木桶によって味が違うという話しを聞くと、目に見えない菌の力ってスゴい! そんな自然に任せる醸造法をずーっとこれからもう残してもらいたいと、強く思いました。

これはミニミニ木桶。ちっちゃくてキュート。

実際に蔵に行って、造っている人に会うことで、その蔵のお醤油はズラっと並んでいる大勢のお醤油の一つではなく、特別な「マイお醤油」になった、そんな気がします。

お醤油を活かした商品、なめ茸

今回お醤油以外に購入させてもらったのは、こちらのなめ茸⬇️  溜醤油を生かした商品です。

傳右衛門さんのお醤油を使ったなめ茸、ご飯のお供に
溜醤油のコクがありながらも、上品で優しいお味
ご飯がドンドン食べたくなります。

変わらない伝統のお醤油造りと、時代にあった新しい商品の開発と。規模や人手が限られている中で何ができるかを考えるのはチャレンジングでしょうね。

今回、伊藤さんご夫婦にお会いして(蔵案内のあとお店で次の当主にもお会いできました)、「マイ醤油」になった伊藤さんの蔵、応援したいと改めて思いました。

noteを通じて知った世界

noreを通じて出会った紅茶、出会った場所。
うん、面白い。またどんな出会いがあるかな。

追伸 
先日、noteの「今日の注目記事」マガジンに初めて記事が追加されました。

素直に嬉しいです。読んで下さった方々、ありがとうございました。

この記事が参加している募集

noteでよかったこと

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?