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北欧アイスランドのデザインを堪能! Museum Of Design And Applied Art

北欧と言えば、洗練されたデザインの家具。

世界的に有名なのはデンマークやフィンランド出身のデザイナーのものが多いですが、アイスランドも負けていない!

年末にMuseum Of Design And Applied Art (アイスランド語でHönnunarsafn Íslands) というミュージアムを訪れたのですが、アイスランド出身のデザイナーたちを発見する良い機会となりました。

Appiled Art とは「応用美術」という、Fine Art「純粋美術」に対応する概念であり、実用品に美術または美術上の技法や感覚を応用したものを指すとのこと。

そしてその名の通り、このミュージアムで展示されていたアイスランド作家の作品はインテリア家具・洋服などでし そこで生活する人がより過ごしやすくなる機能性とデザイン性がうまく溶け込んでいるプロダクトです。

せっかくなので2023年12月の展示で見てきた作品を載せていきます。

これらのプロダクトは総じて無駄な装飾がない。
木だったりメタルだったり素材の性質を活かしたデザイン。
後は特に、これは暗い期間が長い北欧だからこそなのですが屋内で明かりをいかに取り入れるかという設計だったり、色彩をどう取り入れいるか、そいうった視覚から受ける影響の重要さというものを、デザイン素人の私は改めて実感したのでした。

以下は身に付ける系のプロダクト帽子や靴、写真には撮りませんでしたがウールのセーターやコートも展示してありました。

グレィの帽子はギフトショップで購入可でした
色違いのレザーを繋ぎ合わせたヒール。レトロなデザインが個人的にめちゃくちゃ刺さりました。
合わせに座れるこの椅子、図書館とかにされっと置いてありそう。

中央にはコーヒー☕️を置けるという実用性のあるデザイン

1928年にデザインされた椅子!


日本では、いわゆる「北欧」デザインを語る記事や雑誌のほとんどがデンマーク🇩🇰、フィンランド、スウェーデン、🇸🇪、ノルウェー🇳🇴に留まっており、アイスランド🇮🇸のデザイナーやプロダクトを紹介する記事は見かけたことがほぼありませんでした。恥ずかしながら、私個人としてもアイスランドに来るまではアイスランドが北欧5カ国の一国だという認識がありませんでした。

しかし、こちらに引っ越してきて、色んなミュージアムで催されたワークショップやイベントに参加してきて感じたのは、特にアート、カルチャー面に関わっているアイスランド人のなかでは北欧の一部だという帰属意識が強い、または繋がりを維持したいという気持ちが強いということ。

北欧5カ国に共通して根付いているのは、心地よく暮らすことへのこだわりです。または愛着、切望すると言ってもいいくらいの切実さがあります。
暗い冬を室内で乗り切るための術として発達してきたという背景は知ってはいましたが、まさにこの冬にそれを身をもって理解しつつある私にとって、今回の訪問はとても充実したミュージアム体験となりました。

(本当に、暗いと、気持ちが塞ぎがちになります…。)

2月の終わり、だんだん日も長くなってきて雪や曇りでない日はとても穏やかな気持ちになります。

イースターを心待ちにしているアイスランドから。

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