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presentation

企業のマーケティングのお手伝いを生業にしていると必ず出てくる「プレゼンテーション」

プロポーザルや提案競技、ピッチなど名前は異なれど、私たちが「考えた施策」を相手に提示する業務です。

競合プレゼンと呼ばれる「複数社を呼び、最良の提案を採用」という、極端な話勝てば予算獲得、負ければゼロなんてものもたくさんございます。

まぁこの競合プレゼンっていうのがなかなか厄介なものでして、決して「マーケティングとして最良」なものが選ばれるとは限られない。

例えば
・いい感じのタレントを採用している
・値引き額が多かった
・うちのいいところばかり言ってくれる

などなど、しょうもない例を出してしまいましたが、こんな例なんて挙げればキリがない。

勝てば数億になる勝負事で「効果は無いが、クライアントの言っていることだから」「あの部長、このタレントが好み」なんて、最良のマーケティング戦略には程遠い内容を提案せざる?を得ない状況も多々あります。

こんな時代ですので、そんな無計画なマーケティング活動ではいくら費用があっても足りないですし、商品やサービス、企業には一般生活者は振り向いてくれない。

なので、思い切って競合プレゼンでの案採用は止めた方が、両社にとって幸せなんじゃないんだろうかと本気で思ってます。

一番素晴らしい企業のPR活動は「広告を打たない」でお客様の信頼を勝ち得ること。
そのためには、「事実」が必要。

どれだけ「いいサービス・安い・信頼してください」と言ってもネットで調べればね。

数秒で事実が分かってしまう世の中ですよ。

本当に伝えたい企業のミッションや価値を真剣に考える。

真剣に考えてくれるパートナーと複数年契約し、トライ&エラーを繰り返す、組織体制のデザインから見直してみる。

「社長が言ったから」「やっても意味がない」「成功企業の事例」は過去の産物。

日本の成長を支えた超大手企業がどんどん今の時代に合わず、縮小を余儀なくされているのは、決して他人ごとではないことなので。

こんな話が理想と思っている自分が情けないところではありますが、超多忙につき、どこかで理想を頭の片隅においておきたいと思う今日この頃です。