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中小企業診断士の気になるサービス:「FREENANCE」フリーランス・個人事業主の不安に刺さる最強サービス

「FREENANCE」とは

 「FREENANCE(フリーナンス)」はGMOクリエイターズネットワーク株式会社が運営するサービスで、キャッチコピーは「フリーランス・個人事業主を支えるお金・保険のサービス」とのこと。

「FREENANCE」は何をしてくれる?

 仕事は完成したものの顧客からの入金はまだ先、支払いはあるのに手元にはお金がないという時、期日がまだ先の債権をお金にかえること(ファクタリング)ができるサービス。
 ファクタリングには手数料がかかるものの、利用者にとっては手元キャッシュのショートが回避できるメリットがあります。
 フリーランスや小規模事業向けの気軽に利用できるファクタリングのプラットフォームが用意されたことになります。

「ファクタリング」とは

 要するに、仕事は完成したけれど、入金されるのはだいぶ先、とにかく早く現金が欲しいという場合に利用する「期日前売掛債券の現金化サービス」。

「FREENANCE」のどこがすごいのか?

 フリーランスや小規模事業者が手軽に利用できるプラットフォームであること。
 登録無料、アカウント維持費無料。ファクタリングをしなければお金はかからないこと。
 アカウントがあれば、無料で賠償責任保険がついてくること。
 つまり「FREENANCE」を利用することで、①資金ショートリスクへの対応手段の確保、②事業に伴う賠償リスクが保険でヘッジできることになります。

無料の賠償責任保険の魅力

 仕事の結果として損害を与えてしまった場合、その損害に対する賠償責任が発生しますが、仕事の報酬に比べれば賠償金というのは遥かに大きく、発生すれば大抵の事業主は窮地に陥るか吹き飛んでしまいますので、これがアカウントに無料で付帯されるというのは魅力的です。

 中小企業診断士(を含む士業、医師や看護師などの専門職業人)が専門家として行う業務は大きな責任を負うため、リスクの違いから「FREENANCE」の賠償責任保険の対象からは外されており、中小企業診断士として行う業務起因の賠償責任を保険でカバーするには診断士協会の団体契約が必要ですが、この保険は中小企業診断士としての業務が起因となった賠償責任しか対象としていません。
 中小企業診断士は業務の幅が広く、診断士としての業務ではない範囲まで依頼されるケースも想定されるため、そこをカバーするように中小企業診断士の賠償責任保険だけでなく、「FREENANCE」の無料の賠償責任保険も併せて構えておくのが良いのではないでしょうか。

まとめ

 ファクタリングを利用することがなくても、とりあえずアカウントを作り、請求書の入金先口座として設定して無料の賠償責任保険を享受するのが賢い利用方法と思います。
 ファクタリングの手数料を年利に換算するとかなり大きなものになるので、あくまで手元キャッシュをきちんと確保しておき、「緊急手段としてファクタリングするルートを確保しておきました」というBCP観点で利用しましょう。