現実がごちゃごちゃしている時
私は空想の世界に逃避する

昼寝するのもいい
思考のグルグルを
夢がデトックスしてくれる気がする

しかしあんまり眠たくない時も
あるんだな

ぼーっとできたらいいんだけど
どうもそんな気になれない時が
あるんだな

そんなときは
私は現実に逃避する

やり方は簡単
目の前のなるべく単純なことに
集中する

砂糖とフルーツでジャムを作る
レンジはいけない
ただ鍋をじっと見つめて
かき混ぜながら
ジャムになりゆく様をみつめる

庭に出て草引きをする。
同じ草だけひたすら抜いていく
一周して気がすまなければ
次の草を決めてまた一周する

なんでもいいんだ

はためには不気味にみえるかも
しれないけど

こんなときは
声をかけずにそっとしておいて
くれるといいな

ほっといてくれたほうがいいんだ

中断すると
また1からやり直しになるからね

「寝言いってる人に
声をかけたらいけない」
っていうでしょ？

あれもおんなじなんじゃないかな
せっかく夢でデトックスしてるのに
声をかけたら、また1からやり直しになるんだよ

気のすむまでやったら
元に戻りますので

聞きたければ
その時にはじめて
「何してたの？」
って聞いてくれるといいな

それで一緒に
ジャムの味見をしたり
綺麗になった庭を一巡り
してくれたら嬉しい

それ以上は聞かないでね

ほっといたら
そのうち話すかもしれないから