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2023年。はじめたこと、終わらせたこと。



メリークリスマス。

怒涛の日々を過ごしていたら、今日がクリスマスイブだっていうことに、さっき気がつきました。クリスマスとかそういうの、本来好きだしはしゃいじゃうタチなのに、実際「え、もうクリスマス!?」ってなっちゃってんの、多忙すぎた最近の自分を少しは労わってあげないとなって気にさせられます。

街中で流れてる「We wish you a Merry Christmas, And a Happy New Year. 」っていう歌も、メリクリあけおめって言ってるもんね。気が早いけど、その時間感覚、めっちゃ分かる。


さて、今年もApple Musicから、2023年に、なんの曲をどのくらい聞いたのかという報告が届きました。


私が今年1番聴いたアーティストは、やっぱりBUMP OF CHICKENでした。


今年1年、自分の中でずっと大きなウェイトを占めていたのは、やっぱり『音楽』だったなぁと思います。

2023年は、大人になってから初めて“習い事”をした年でもありました。


“習い事”って聞くと、なんとなく「子供の頃、なんか習い事やってた?」っていう質問が連想されるのかなぁ。やっぱり、人から習うっていうことそのものが、子供の立場ってイメージがあるからですかね。

人から教えを乞い、新しいことを学ぶこと、できるようになるということは、いつまで経っても楽しくて、面白くて、嬉しい。大人になってからの習い事は、なおのこと。親のお金で「習わせてもらっている」のではなくて、自分のお金で「習いたいから払っている」という実感も、勿論。

仕事でもない、友達でもない、家族でもない場所に、なんていうか“居たい場所”があるっていうことも幸せなこと。

だから来年も、私の生活の中に、ずっと、音楽がありますように。音楽を続けられる心の余裕と、時間の余裕と、金銭面の余裕と健康を、これからも維持し続けられる自分でいられますように。



◇◇◇





2023年の記憶





◆2023年は、素敵なステージをたくさん観ることが出来ました。

・スティング 来日ライブ
・UVERworld ライブ×3
・浜田省吾 ライブ

BUMPのライブには、何回申し込んで、何回外れたかわかりません。年明けに、ツアーファイナルがあります。おうちから徒歩圏内で行ける場所でライブがあるので、これだけは当たるといいなと願っています。

◆心踊る場所に、たくさん行くことができました。
・金曜ロードショーとジブリ展
・『戦場のメリークリスマス』配給上映権最後の鑑賞
(その1週間後に、坂本龍一先生がこの世を旅立たれました。そのあとの、愛娘・坂本美雨さんのラジオも印象的でした。坂本先生にとっての遺作となった映画『怪物』を、映画館まで、5回観にいきました。映画館の素晴らしい音響で聴くAquaが美しすぎて、涙が溢れました。)
・お祭り(東京下町の、ここに住む人たちが大切にしている地元のお祭りに、春と夏、両方参加させてもらいました。江戸っ子魂を間近で感じて、とても楽しかった。)
・宇宙一の幸せを願う親友の結婚式を祝いに、沖縄へ行きました。Thank you,18連休!笑


◆ギター

今年1年で、左手の指が随分と硬くなりました。
もう、どんなコードをおさえても、指に痛みを感じずに練習が出来ます。1年間、なかなか上達しない私を根気強くポジティブに教え続けてくれた先生に、最大限の感謝をします。



◆尊敬している方から、直接学ぶ機会がありました。
・今泉力哉オールナイト上映
(監督のスペースで、物語の作り方についてお話しさせていただくことができました。ありがたい時間でした。)
・浅田弘幸 原画展「少年の歌」
(人生のバイブルだった少年漫画を描いてくれた浅田先生に、初めてお会いすることができました。一生の宝物のような時間でした。)
・今年の春、再度リリーフランキーさんとお話しすることができました。とても幸運だと思います。
・川村元気さんが、私の質問に対するご回答noteを投稿してくださいました。川村元気さんは、大大大尊敬する映画プロデューサーです。私が映画が大好きになったきっかけの1人でもあります。とても嬉しく思います。


◆2023年に観た映画
・ミスタームーンライト〜ザ・ビートルズ武道館公演 みんなで見た夢〜
・タイタニック ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター
・フェイブルマンズ
・BLUE GIANT
・ちひろさん
・浜田省吾 A PLACE IN THE SUN at 渚園 Summer of 1988
・怪物(5回)
・君たちはどう生きるか(2回)
・王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン(試写会・舞台挨拶)
・キングダム 運命の炎
・川は海に向かって流れる
・母性
・ゆとりですがなにか インターナショナル

◆2023年に読んだ脚本
・生方美久 「踊り場にて」「silent」「いちばんすきな花」
・唐津宏治  「here comes my love」by Mr.Children
・坂元裕二 「怪物」

◆ 2023年に読了した本
・石田ゆり子 「Lily」
・戸田恵梨香 「彼女」
・辻村深月 「傲慢と善良」

◆2023年に観たドラマ
・silent
・VIVANT
・いちばんすきな花

◆2023年に聞いたラジオ・Podcast
・リリーフランキー「スナック・ラジオ」
・福山雅治「福のラジオ」
・安住紳一郎「日曜天国」
・あいみょん「オールナイトニッポンゴールド」
・石田ゆり子「リリーズトーン」
・無限まやかし

◆2023年にやめたこと
・Twittr
・Instagram
・stand fm
・ツイキャス

SNSをやめて、膨大な時間が生まれるかと思ったのですが、その逆でした。1日が圧倒的に24時間じゃ足りない。物事を追求したくなる気持ちが、より大きくなりました。

Twitterをやっていた頃、何か気になることがあれば、すぐにそのワードを打ち込んで、世間はどう思っているのか、それはどのように評価されているのかを調べてしまう癖がありました。例えば最新の映画情報。大好きな音楽や言葉。だけどそれは、世間の評価軸を基準にしてはじめて、自分の感じたことが正しかったと納得できる材料あつめにすぎませんでした。自分で考えることや思いを馳せること、調べること、探究することから逃避したくない。だから、その癖をなくすために、絶って良かったツールでした。

Instagramをやっていた頃、興味のない人々の日常を見るのに費やす時間が、今思えば多すぎました。今はひとつだけアカウントがあって、それはフォロワーゼロの、自分が見ていたい人たちだけをフォローした、自分の為だけのアカウントです。全員アーティストや画家や映画監督、友達なんかは1人もいないけど、私のリアルの友達はSNSを超越して最早ほとんどが【第一連絡ツール・電話】な人たちばかりだから、問題じゃなかった。本当の自己肯定感は、SNS上の自分によって満足できるものとは違うってことを理解しているし、要らないものは、これからも要らないの。


あとは、水泳をしたりマラソンをしたり、ヨガに行ったり、チャイをスパイスから淹れられるようになったり。体にとって良いことも、自分が苦になっちゃわない程度に、取り入れてあげられたかなって思います。

仕事の面で言うと、今年は、悲しいお別れが、沢山ありました。

もうね、この街で3年もこの仕事をしていると、東京都民の孫にでもなったような気分になるんです。少し大袈裟かな。でもね、人として大好きになる、大切な縁がたくさんできる。

その中でも特別にお別れが辛かったケースが、今年はちょっと、多かった。

今年から働き方が変わって、オンコールを担当するようになってからは余計にそうだった。緊急時の対応をするからこそ、それはその人の人生における苦しみとの対峙でもあった。「養子にならない?」なんて冗談でも私を看護師としてではなく人として家に迎え入れてくれていた方を看取ったときには、家族の喪失と同じくらいに辛い気持ちになった。


だからこそ、そんな時を支えてくれたのは、いつも、音楽でした。


歌詞に、メロディーに、弾くことで没頭できる時間に、素敵な響きに、何度も救われました。



2023年は、沢山歌ったし、沢山弾いた。


こんなにもちゃんと歌ったことも弾いたこともなかったから、実質『人生で一番音楽した年』になった。そのおかげで夢や目標ができた。楽しい1年だった。来年も楽しく生きようって思えてる。

今しか出来ないことを、ちゃんと、やった。

今しなければ後悔するって思うことを、ちゃんと、やった。

今行かないとダメだって思う場所に、ちゃんと、行った。

だから、ぜんぶ、やって良かったし、行ってよかったし、飛び込んでよかったし、確かめて良かったことばかりだった。


明日を生きていられるか分からない人と、今日を生きるのが苦しい人と、たくさんの時間を共にするからこそ、分かる事がある。それを私の強さに変えて、私が1秒でも長く楽しく生きていたいと思う。それが1番の、供養だと思うから。だから健康でいたい。身体も心も、ずっと、健康でいたい。私が、健康で笑顔でいることだけで、「元気が出る」と言ってくれる人が、この街には沢山いるから。

だから、私自身が健康で笑顔でいられるように、その源で奏でられている音楽と、これからも共にありたい。もっとギターとも歌とも、友達になりたい。

それが今の、夢の1つです。




メリークリスマス!

1人でも多くの人が、幸せでありますように。


誰の存在だって 世界では取るに足らないけど
誰かの世界は それがあって 造られる




最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 このnoteが、あなたの人生のどこか一部になれたなら。