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私塾2期生募集 

商品力で勝負!D2C起業塾開講します。

このnoteでは私塾設立の想いやその概要についてお話しします。

1.2つの起業
そもそも私達の立ち位置の整理から始めてみたいと思います。
D2C起業にはふたつあります。スタートアップとスモールビジネス。スタートアップは投資家からエクイティを調達し最初から人材もオフィスも確保してスタート。その後も広告投資など増資を繰り返し、最終ゴールはIPO。
ベースフードやバルクオムなどが代表例です。

それに対してスモールビジネスはファミリービジネスともよばれ、自己資本わずか100万からはじめたりします。デットファイナンス(融資)のみで進めるので日本政策金融公庫から500万借り、実績をつけながら少しづつ増やしていきます。資金がないので家族に手伝ってもらったり、自宅を活用したりしながら、わらしべ長者の様にほふく前進を続けていきます。最終ゴールはM&A(事業継承・経営統合)。ケラッタ、猫壱、ヒツジのいらない枕などが最近の代表例です。

スタートアップがウサギさんなら、スモールビジネスはカメさんといったところでしょうか。今回ご紹介するD2C起業塾はスモールビジネスでの成功を目指す経営塾・ビジネススクールです。年商ですと10-20億円くらいの規模感を目指し、その後は人材や資本力のある会社にバトンタッチしてブランドのさらなる成長を目指すことになります。

2.転売勢
一方似ているようで起業と区別したいのが転売勢(うまい呼びようがないのでニュアンスで理解してください)。永続的な業を成すための起業というよりは、今日明日のお金稼ぎが目的です。目が$$マークになってしまっていて、その手段、ノウハウ、情報をXやyoutubeなどで探しまわり、テンプレートを当てはめればお金が稼げると思いこんでしまっている人たちです。この思い込みは想像以上に強力なものです。そしていつまでもそのおかしさに自分では気づくことができないのです。

こんな販売ページをAmazonでよく見かけませんか?
① ○○士推薦
② トップ画像にパッケージ
③ 工場出荷○○万台(自分の販売数ではない)
④ A社 B社比較表
⑤ 30日間保証(必ずコールセンターのフリー画像)

この数年びっくりするくらいこの5つの特徴をもったそっくりページがAmazonに乱立し続けています。情報商材のテンプレどおり他人と同じでもいいから繰り返すのですからある意味で素直といえば素直。要するに頭の中は顧客のことより自分のこと、稼ぐことでいっぱいなのです。

3.D2Cは製造業
私はECを小売業、D2Cは製造業と定義しています。D2Cはものの作り手がECやSNSを使って直接お客様に商品をお届けするビジネスモデルです。アメリカでEverlane,Birds,AWAYなど多くの成功例が生まれました。一方日本ではまだD2Cの成功例が少ない状況です。単品通販がD2Cという言葉を便利に使っていますが本来のD2Cという用語の由来とは異なるものでしょう。

私たちスモールビジネスでは、小資本でスタートするため自社ショップよりもAmazonマッケートプレイスが最適なチャネルです。広告投資を抑えられ、ものづくりに専念することができます
D2Cモデルは工場を持たないファブレスを特徴としています。D2Cでのものづくりは企画、設計、試作、品質管理が仕事の中心であり腕の見せ所となります。

4.町の発明家になろう

企画~設計プロセス 実例

D2Cの主役は製品と顧客です。私たちの仕事は価値を生み出し、その価値を余すことなお客様にお伝えすることです。お客様をだましたり罠を仕掛けて売り込むことではありません。購入されるかしないかはお客様が決めることです。
まずは自分にしかできない価値を生み出すことです。ツールで調べた売れている商品のものまねでは少し差別化したところで、あなたのブランドの存在価値はありません。社会にとってなくてはならないブランドになる。新しい価値を生み出す。そのために必要なことは”発明”です。発明といったら大げさなら工夫でもいいです。お客様の問題を解決するための町の小さな発明家になりましょう。そして発明の過程や形にするまでの苦労、商品への想いを一生懸命お客様に伝えましょう。それこそが販売活動です。販売とは売り込むことではありません。

5.私が大切にする価値観
私が重んじるのものづくりD2Cの価値観は、①現場、現物、②お客様との対話です。1日パソコンばかりみていませんか。工場とチャットでやりとりしていませんか。レビューを読んでお客様の声を分析したとかいってませんか。伝統あるナショナルブランドに伍して実力をつけていくためには、イージーで楽な方法に逃げださず、体を動かし、自分の五感をフル発揮してものづくりに集中することです。これこそが転売勢はもちろん、頭はいいけど机上で仕事をするスタートアップの人たちに真似のできない我々スモールビジネス、町の発明家の強みであり勝ち筋なのです。

6.M&A
会社やブランドはゴーイングコンサーンと言われる通り終わりがありません。しかし私たち経営者、人間には終わりがあるのでいつか次の世代へバトンタッチしなければなりません。
また個人の経済を考えてもM&AやIPOは重要な資産形成の選択肢です。個人が5~10億円規模の資産形成を実現する手段はM&A以外にないでしょう。もちろんIPOは数百億円を手にする正にザ・ドリームですが、一般の私たち個人にとっては生涯年収以上の5~10億円の資産形成ができれば十分ではないでしょうか。
私のように60歳近いと人生100年といわれてもこれで老後の安心した生活設計ができます。また若い世代の方ならさらに次はIPOを目指すような大きなビジネスの種銭にすることもできるでしょう。

娘を嫁がせる父親の心境

M&Aはものづくりと同じく本を読んでわかるような世界ではなく、とてもウェットな世界で経験がすべてです。M&Aはビジネススキルの最高峰といわれます。私は1年間どっぷりM&Aにつかり、おかげさまでバックグラウンドの異なる2社の理想の経営統合ができたと思います。その成功要因は8年かけてものづくりの組織をきっちり作り上げたからだと自負しています。そんな希少な私の経験もこの塾で学び取ってもらえればと思います。

6.D2C起業塾概要
当塾はノウハウや情報を提供するスクールではなく、皆さんのビジネススキルや経営力を引き上げるD2C特化のビジネススクール、経営塾です。
1年間の内容は大きく2つに分かれます。
ひとつはD2C経営のすべてを動画講義で勉強していただきます。
もうひとつ1つは講義をベースに皆さんのブランド構築の壁打ち相手になり、アドバイスや指導をしていきます。

講義内容は
1.事業構想策定(ブランド構想)
2.商品企画(独自価値の創出)
3.知的財産戦略(特許・実用新案・意匠・商標)
4.試作、品質評価
5.量産
6.販売準備
7.販売(店舗運営 SNS)
8.カスタマーサービス
9.経営(組織・人材 財務・経営管理)
10.M&A ビジネス交渉術

週1本ペースで講義を視聴していただきます。
すべて一般論ではなく、私のビジネス経験にもとづく持論、事例、実例をもとにしています。また課題本を2冊購読していただきます。
計6回のオフライン勉強会、1on1の個別面談は毎月1時間実施します。

また2期の新しいカリキュラムとして工業デザイナー、弁理士の特別講義も予定しています。

D2C起業塾1期の皆さん

1期では、園芸、スポーツ、アイデア商品、防災用品、ペット、DIYなどなどなどいくつもの個性的なブランドが立ち上がってきました。2期でもこの塾からいくつものものづくりに根差した輝くブランドが飛び立ってくれればと思っています。

【塾の詳細について】
2期の定員は10名、少数精鋭で進めます。2期入塾にご興味のある方はXよりDMをお送りください。ZOOM面談を設定させていただき、塾のより詳細をご説明したり、お悩みやお話を伺って実際にお役に立てるかを一緒に確認していきたいと思います。
私のX(Twitter)アカウント  @fumin3969 (ひこにゃん@日々是D2C)https://twitter.com/fumin3969   フォロー後DMをください

またはメールアドレス  cjdirect123@gmail.com

最後に
気づかないうちにテクニックやテンプレート、常に薄っぺらい情報を追いかけてしまっている方、このままでは5年後何も残らないのではないかと危惧している方、商品力で勝負したい方、1人社長で導いてくれる先輩が欲しい方、さあ今こそ一緒に方向転換しましょう。私のやり方はおそらく皆さんとすべて真逆、正反対です。リサーチとかSEOという言葉すら出てきません。またそんなものは必要でもありません。私もM&A後1年ゆっくりお休みしたので来年はいよいよ2つ目のブランド構築に真剣に取り掛かります。これが人生最後の仕事と思っています。
ブランドを通じてこの世に自分が生きてきたという爪痕を残したい。自分は死んでもブランドは生き続けてくれます。
今こそ”稼ぐ系”の洗脳を取り去って、一緒に社会にとってなくてはならない本物のブランド構築に取り組んでいこうではありませんか。



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