「国や自治体が同性婚を認めた」

と聞いたとき、真っ先に感じたのは

「他人の恋愛に口出しすんなよ」
だった。

LGBTと恋愛への関心

僕の周りにはLGBTと呼ばれるセクシャルマイノリティーの方が何人もいるのだが、僕は他人の恋愛に興味が薄い方なので「そうなんだ」くらいのレベルで付き合っている。

もちろん男性に告白されたり、口説いてた女性が同性愛者で撃沈したり、バイセクシャルの女性と女性の奪い合いで喧嘩した場合は普段より過剰に意識したこともあるが、基本は「そうなんだ」って感じ。

僕というスタンス

僕自身は女性が好きな男性です。

テレビやライブでの活動の中で「女が好きだ」って公言していたせいか、僕とお付き合いする方は、よく自身の友人らに「ロッキーやめときなよ」と言われる。
気持ちはわかる。

世間からは目に見える僕が「ロッキーいしみねの全て」と思われていた。
舞台やメディアで見聞き感じる僕のことが、僕の全てだと思われていた。
「思慮が浅いと思われていい」というブランディングが招いた結果なので仕方ない。

みんな最初は不安だが恐る恐る近づいてくれる。
その中で、改めて僕のことを理解してお付き合いしてくれるのだ。

ある日「ロッキーいしみねの不安」を乗り越えてお付き合いを始める。
なのに、それは周りには伝わらない。
なのでいつまでも「ロッキーやめときなよ」と伝えられる。

その対処はお付き合いしてる方に任せるので僕は基本的に静観する。
他人の恋愛に口出しする野暮な奴なんて相手にするのも面倒だから。

みんな、どういうつもりで他人の恋愛に口出しするのか。

自分より幸せな人が憎いのか。
良かれと思いお節介でアドバイスしているのか。
暇なのか。

理由は分からない。
そいつらの大半はどうせ責任が取れないくせに。

LGBTと僕個人が感じる「つまるところ」

呼び方は変化していく気がするが、2019年現在「LGBT」と呼ばれる方々がいる。

Lesbian / レズビアン 女性同性愛者
Gay / ゲイ 男性同性愛者
Bisexual / バイセクシュアル 両性愛者
Transgender / トランスジェンダー 性別越境者

の頭文字でLGBT
間違っていたらごめんなさい。

この方々の恋愛を巡って様々な動きがある。
それは国や自治体、宗教や学問などに関わる多種多様な意見が絡み合い複雑な対を装っているが、僕が感じるところ「認めるか認めないか」な気がする。
これは僕個人が感じる「つまるところ」という話。

誰と誰が恋愛しているかなんて、本来は他人には何の関係もないはず。
これが騙されていようが別に関係ないと思う。
世の中にはいろんな愛の形があるんだし、そこに首を突っ込まないでほしい。
もちろん「迷惑をかけない」ことが前提だが。

同性同士だろうが異性同士だろうが、そこに差はないんじゃないかな。

一度きりの人生

これは噂話だが、人生は一度きりらしい。

プロレスラーの船木誠勝選手が
「もし人生が二回あればお母さんの言う通りに高校へ行くけど、 一回しかないんだから自分の自由にさせてください」
という言葉を伝え、進学せずにプロレスラーになったという話がある。

この記事で伝えたい想いは「一度しかない人生だから好きに生きよう」ではないんだ。
「一度しかない他人の人生の恋愛に、責任も取れないくせ口出しすんな」なんだよ。

「俺は同性愛者の理解者だ」なんて講釈垂れるな。
ほっとけ。
恋愛くらい自由にさせろ。

当人同士が「認めている」のに他人が「認めない」なんて本当にくだらない。

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