2度ある誤解は3度ある

「なあ。なんで〇〇さん(師匠の名前)と付き合わへんの?」

「へ?」

絶賛裏で洗い物中の私の手からお皿が勢いよく滑り落ちる。

拍子抜けする私をよそに、同じ部署の同僚が素直にきょとんとした表情でどストレートに尋ねてくる。

「いやっ、、そーゆーんちゃうやろ。私らって。なんてゆーん、その、仲間っていうか、戦友っていうか。そう、、同胞!みたいな感じよ!!なあ!!」

慌てて滑り落ちた皿を拾い上げ、洗い物を再開する。

「ふーん。どうだが、、、」

意地悪げにほくそ笑む同僚を横目に、言い返す私。

「今の距離感が一番心地ええの。やし、働きやすいし。近くもなく遠くもなく。何もなく、何もせず。そういうもんなんや、私らは!それが一番ええねん。」

「はいはい、わかったよー。」

両手を挙げ、降参ポーズをする同僚。

「何かありましたか?」

これまた最悪なタイミングで、ガールズトークに乱入してくるKY男こと、師匠。

来んじゃねえよ今、、、

このバットタイミング男。。

心の声が思わず出そうになる。

もう彼と一緒に働き出して2年近くになる。

早いもんだ、時の流れとは。

「なんもないわ、あっち行け。」

無愛想な私に対し、頭の上にはてなマークを大量に浮かべている様子の師匠。

「師匠の悪口大会しててん。なあ!」

同僚に同意を求めようと目を合わせようとするが、儚くも一切合わない。

「さあ、どーだが」

ニヤニヤしながらその場を去る同僚の背中を睨みつけておいた。

「俺への悪口含め、改善点などございましたら、どしどし応募しております!」

このくそ真面目やろう。

ラジオ番組のリスナーからのハガキ読み上げた最後の締めの言葉みたいにゆーな。

さっきの話のせいか、なんとも気まずーーーい雰囲気が流れる。

そこへ今度は女性の先輩が洗い場にやってきた。

「ねえねえ、〇〇ちゃん!(私の名前)こないだの師匠のインスタのストーリー見た!?」

目を輝かせながら話しかけてきたかと思えば、またもや師匠の話題。

「あー、見ました見ました。例の女の人と京都行ってるストーリーですよね。」

“例の女の人”というのは師匠の3個ほど年上の某有名会社に勤める超絶エリート女性である。

2人は毎月京都一周トレイル(何区間かに分けて京都を一周するハイキングコース)を行なっている仲である。

最初の出会いはなんと日本の反対側のブラジル。

お互いバックパッカーをしていた当時、師匠の絶賛ブラジル一人旅中に旅先で出会った唯一の日本人女性だったということだ。

帰国してからも連絡を取り合う仲となり、定期的にアウトドアを共にしている。

時には雪山を登り、時には数十キロの距離を歩き、時にはお寺巡りをし、、、

なんといっても、師匠のそのまた上をいく知識量の持ち主。

日本全国制覇に留まらず、訪れた国は延べ62カ国。

世界遺産検定まで保持する、超が付くほどのアウトドア派。

そしてまたなんとなんと、

超絶美人なのである。

いや、本当に。

初めて彼女のインスタグラムを見たときは、モデルさんかアナウンサーか何かと疑ったほどだ。

2人並ぶとまさに美男美女!

それ以外の何者でもないだろう。

まさに師匠が食いつきそうな教養や経験が詰まりに詰まりまくった知識の宝庫といったところの存在なのである。

師匠は知識オタクといっても過言ではない。

それほどに新しい情報、知らない場所、初めての体験、知らない知識、そんなものに恐ろしいほどに惹かれてゆくのだ。

そういう人だ、彼は。


、、ってなんで私こんな詳しいんや。

気持ちわる!!!

「〇〇ちゃーーん(私の名前)、もしもーし。聞いてるかーい?」

目を丸くして私の顔を覗き込む先輩を目にし、やっと現実に引き戻される。

「ああ!ごめんなさい!ちゃうこと考えてました(笑)」

「あのストーリーさ!また京都行ってたよね!相手の人は写ってないけど絶対そうだよね!!ねえねえ、付き合ってるのかなあ!2人!!」

「うーーん。わからんないっすねえ。」

ぶっきらぼうに返答する私。

「聞いてみてよ!〇〇ちゃん!」

「うええええ!?!?私がですか!?(笑)」

「うん!!〇〇ちゃんが聞いたら答えてくれそうだもん。」

ぎょえーーー。 

どんな理由だよそれ、、、

今日はなんでこうも巻き添いを喰らうのか、、、

「お願い!!私、ここ辞める前に知っときたいよ!」

「わかりましたよ、、今日中になんとか聞き出しときます。。」

承諾したものの、さあどうする。

なんて聞く。

付き合っている可能性の方が高いくらいだ。

あれほど遊びに行っているのだから。

以前、師匠とこんな話をした。

2人で洗い物をしている時だった。

「昨日の休みなんしてたんー」

水の音にかき消されながらも、声を張り上げながら尋ねる私。

私の背中のすぐ後ろで生ゴミをまとめている師匠。

「えー?京都行ってた!」

「あー、あのいつものトレイルか!どやったよ?」

「よかったよすごく!いやあ、、やっぱり勉強になったわ今回も、、」

感心しながらふむふむと頷いてみせる師匠。

「勉強になったわ、か。。。あんた毎回その返しなんとかならんのほんまに笑」

呆れた顔で返答する私をよそに、師匠がふと思い出したかのように口を開く。

「あ、そういやさ。その京都の帰りに夜ご飯一緒に食べててさ。」

「おん。ほんで?」

小さく息を吸い、咳払いをし、モノマネモードに切り替える師匠。

「「もう夜も遅いし、うち泊まっていっちゃいなよおー!」って言われてさ」

「いや、ちょっ、待て」

再び手から皿が滑り落ちる。

なんちゅー話を私にしてきてるんだこいつは。

てかそもそもその妙に甲高い声、女の人の真似でもしてるつもりか、ふざけるなよ。

おまけに可愛らしいぶりっ子ジェスチャー付きだ。

それでも再現してるつもりか、バカやろう。

とりあえず今はツッコミは抑えろ、私。

色々言いたいことはある。

しかし落ち着くんだ、ここは冷静に続きを聞こう。

「え?ほんで、なんて返事したんあんたそれに対して」

「「いや、行かないっすよ〜笑笑」て笑いながら流しといた!」

スパーーーーンッッッ

「なんで行かんねーーーーん!!!」

手に持っている食器を拭き上げるタオルで、思わず師匠の背中を一発激しく叩いてやった。

いやあ、、しかしいい音が鳴った。

「いっっってええ!!!!!いや、なんで行かなあかんねん!!行くわけないやん!てか痛い!」

背中を痛そうに手でさする師匠にお構いなく、もう一発雨鬱憤ばらしで叩いておいた。

バシッッッッッッッ

「いや、その状況でどんだけその女の人が勇気振り絞ってそれ言ったことか!!想像してみんかい!!それをあんたみたいな鈍感あほ男が一瞬で踏みにじっとるわけさあ!てかな、そもそもそんだけ色んなとこ行っててさ、もはやデートや思ってるわけさ、向こうは!!はい朝からウキウキして、なに着ていこうかなあ、化粧はどうしよっかなあ!なんてさ!27.28ゆーたらもう婚期も迫って焦っとるわけよ!焦りゆく心、止まらない老化。てやつよ!わかるかあ!?結婚相手とか探し始めるわけよ。そ、れ、で、目の前に現れたアンドロイドに渾身のお誘いよ!!んでもって、その返答。はあ、、、ないわあ。。。思わせぶりもええとこやであんたほんま。ほんまどこまでも残念イケメンやわほんま、、イケメンの無駄遣いにも程があるわ、全国のイケメンに謝れ!!」

熱が入りすぎて口が止まらなくなってしまった。

「おいおい、、落ち着けよ、、、」

ヘラヘラと笑いながらも、私の怒りをなんとか鎮めようとする師匠。 

「わからんわけ!?絶対向こう気あるやん??!それさえもわからんほど目節穴か!?」

追い討ちをかけるように噛み付く。

「いやあ、、、、、、まあ、、、わかるっちゃ分かるけどよ、、、、素敵な人よ。うん。ええ人よ。」

はいクズ決定だーーーー。

こいつはもうダメだ。

鈍感とクズが融合して、もう救いようのない仕上がりに着々となってきている。

「素敵な人、てなんやねん。いい人てなんやねん!!そんなん褒め言葉ちゃうわあ!!一番言われたないわあ!!!」

「えー、、、、そしたら、「あの人は悪い人だね」、て言われるよりマシやろ??」

「一体どこの誰が言うねん、そのセリフ。常日頃遊んでる人に向かって、あの人悪い人だねって。」

「言わへんな、確かに爆笑 ごめん爆笑」

呑気にヘラヘラ笑ってる場合か。

「わろてる場合か、あほ。こっちは本気で説教しとんねん。」

夜のお誘いに誘われていることさえ、気づいているのか否かギリギリのラインの奴に乙女心が分かるはずがない。

会ったこともない女性の方に対して、なんだか気の毒な気持ちにさえなってきた。

「まあまあ、そう怒るなよー。俺の持ってない知識とか、教養とか知らない世界を知ってるから面白いよね。すごく賢い人やし一緒に居てると勉強になる!」

「はいはい、なるほどね。降参です。あなたが最も言いそうな言葉やな。」


そんな過去の記憶を鮮明に掘り起こしながら無心で洗い物をしていると、やがて退勤時刻となった。

裏で試食という名の残飯処理をせっせとしている私を茶化しに、またニヤニヤしながら師匠がやってきた。

「なんや。」

無愛想に話しかける。

「しばらくシフト明後日くらいからかぶれへんなあと思って」

「あー、せやな、10日くらい?お互い連休挟むしな。私おらんからって寂しがんなよお!!!」

「はいはい。寂しくねーよ。」

おどける私に対し、クックッと笑いながら雑な返答をする師匠。

あー、今しかない。

今日中に聞くって先輩に約束したし、まだかまだかとキラキラした目でこっちを見られている気がしてならない。

「なあ、師匠。」

「ん?なんや?どした?」

「あのーー、、、さっ。どーなん、最近」

「元気やで。変わらず。」

「ちゃうやん。そのーさ、京都の人、どうなん、?」

「え?あー、元気やで。こないだ行ったよ。」

あの人の体調なんてどうでもいいんだよ、バカやろう。

「ちゃうわ!!その、、、あれよ。付き、、、、」

「ん?」

もう嫌だ、消えたい。

愚問だ。

なんでこんなこと私がこの超鈍感野郎に聞かないといけないのか神様教えておくれ。

「つ、、、付き合ったんかって聞いてんの!!!!」

だめだ、気張り過ぎた。

突拍子もない私からの質問に対し一瞬目を少し見開き動揺したものの、すぐいつもの平常心に戻り、

「ええ??ああ、笑 付き合ってはないよ。」

穏やかな笑顔で淡々と答える師匠を見て、力がどっと抜ける。

私の謎の緊張感返してくれよ、、、

「そーなんかい。。。てかこのくだりだけ聞いたら私めっちゃ師匠のこと好きみたいやん、まじでやめて。ちゃうからよほんま!!これには事情があって、」

先輩に言わされた言い訳をさせてもらえる間も与えず、被せるように

「わーってる、わかってるって。安心しろよ、付き合ってないよおー!!心配かけたなあ!!!大丈夫や、俺独り身なんで」

意地悪げにこちらに歩み寄り、上からおちょくり散らかしてくる師匠。

あー、またハメられた。

こいつ、、、

「てか、付き合ってはないよ?って何??なんかあるん他に」

「いや、普通にええ人。そういう感情は一切ないわ。」

はっきり言うねー。

「てかそもそも俺30歳までいらんし。今は仕事にとことん尽くす。もし彼女出来たとしても俺はまず誰にも話さんな。」

「ってことは、、、今回も、、」

「いやちゃう、今回はガチで違うしほんまにおらん!!」

そんな必死に否定せんでも。

「ええんやで??別にプライベートのこととか全部話しにくかったら言わんくっても、、あ、でも全然俺聞くけどさ、、、」

何やらもぞもぞ俯きながら尋ねてくる師匠に対し

「なんの話やねん」

「え?〇〇さん(私の名前)が彼氏出来たからそれを話したい振りなんやろなあ、と」

こいつの思考回路どうなってるん。

全く理解不能だ。

今の話の流れをどう読み取ったらその発想になる。

「おるわけないやろ!独り身じゃ!!」

「なんやねん!!!2人ともかい!!!」

2人してずっこけて爆笑。

あーあ、なんだかバカらしくなってきた。

「ほな、聞けたことやし帰るわ。」

「また明日。俺、彼女おらんから心配すんなよお〜」

またニヤニヤしだす師匠を睨み倒し、ドアをピシャッと閉めた。


次の日、バレンタイの前々日。

職場の仲の良い上司や同僚9人ほどにお店で買ったチョコレートを用意した。

そういや、バレンタインまでに会うのは師匠と今日が最後か。

少し早めのバレンタインだが、渡しておくか。

そんなことを考えながら出勤していた。

いざ仕事が始まると異常な忙しさ。

バレンタイン前か、ラウンジがイチャイチャを繰り返すカップルで溢れかえる。

「「勘弁してくれよ。」」

すぐ隣で思わず声が重なる相手はもちろん師匠だ。

とりあえずチョコが溶けないようにと思い、師匠のお昼ご飯のお弁当の袋を勝手に開け、チョコレートを乱雑に突っ込む。

私達メンバーは、食べ終わった互いの弁当箱を洗い合うようなそんな仲である。

忙しさのあまり、師匠にその事を伝えることをすっかり忘れたまま彼が休憩に行く時間となった。

「じゃあ、休憩いってまいる。よろしくな。」

「はい、いてらっしゃいー。」

最近語尾が「〜してまいる」になりつつある師匠。

私がおちょけていつも乱用使っているのがどうやら悪い形で伝染してしまっているようだが、未だ本人の自覚はない。

なんだか笑える。

裏に下がっていく彼の背中を見送り、せっせと仕事を終わらせようと励む。

数分後、裏のキッチンから同僚がやたらとニヤついた顔でこちらに向かって歩いてきた。

嫌な予感はムンムンだが、理由が全くわからない。

「なあ、むっっっちゃ喜んでたで。」

同僚のマスクの下の顔がもうゆるゆるなのが丸見えだ。

「なんの話や。」

「私裏で洗い物してたら休憩行くのに弁当取りにきてさ。ほんで〇〇さん(師匠の名前)、〇〇(私の名前)のチョコ見つけてさ。めちゃくちゃびっくりしとって。でも、てっきり私があげたと勘違いしててさ。〇〇さん(同僚の名前)ですか、これ?って私に聞いてきてん。だから、「え?ちゃいますけど。」ってはっきり答えたった笑笑」

「うそやろ、、」

やってしまった。

弁当の袋にチョコをねじ込んだシーンが蘇る。

もうただの高校生が好きな人の靴箱にこっそりチョコ忍ばせて入れたキモい奴状態ではないか。

最悪だ。

「うそやろ、、、、ほんまにゆーてる、、、ほんであいつそれで反応は、、??」

「目が点になってしばらく静止してたから、「それ、〇〇(私の名前)からですよ。」て追加で言うといた」

「あほう!!いらんこと言い加えやんでええねん!!」

「ほんなら「え、、、、、?!〇〇さん(私の名前)から、、!?!」て言って、耳真っ赤になってた。」

爆笑しながら答える同僚をよそに

「いやちょとまてい!!!なんやねんその状況!!完全もう誤解フィーバー勃発してるやん!あんたのせいやぞほんま!!」

と必死に反論をする私。

「まあ、まてまて。続きがあんねん。ほんで、耳真っ赤にしながら嬉しそうに「ああ、、今日やっといい事あったわ、、、よかったあー。」てにこやかに1人呟いてはったよ。」

なんなよその追加の情報、、、

ただの可愛いやつか。

チェックイン、チェックアウトの練習をするフロントトレーニングで、ボロボロに玉砕した直後で、今日は悪い事続きだったらしい。

まあ、、、少しでもメンタルの癒しになったのであれば良いとしようか。

しかしながら、誤解は解いておきたいものだ。

彼が休憩から戻ると早速、裏のキッチンで2人なんとも言えぬ空気感が流れる。

「…。あの、、さっ、、さっきのチョ、、」

口をもごもごと開こうとする師匠を差し置いて、

「ハッ、ハッピーバレンタイン!!!いやあ!ごめんやでいきなりお弁当開けたらチョコ入っててびっくりしたやろ!!冷やそうと思ってさあ、あははは、、、」

両手を広げ、ポップにピエロのように踊りながらおどけてみせる。

我ながらなかなか苦しい言い訳を並べたものだ。

「おっっ、、!!そっ、そうかあ!や、やんな!!あ、ありがとうございますっ!!!!」

後頭部をとっさにぽりぽりかきながら、なんでこの人敬語でテンパってんねん。

ばからしくて笑えてきたのと、照れ臭さが入り混じり、とりあえずその場から離れようとキッチンをあとにした。


営業終了後。

疲労困憊の体をひきづりながら締め作業をスローペースでし始める師匠と私。

「もうあかん、完全充電切れやわ。」 

へなへなと床に座り込む私を横目に

「そこのコンセントで背中充電してこいよ。」

と吐き捨てる師匠。

「私をロボットかなんかやとおもてるやろ。うざいなあ。」

いまいち切れ味の悪いツッコミを返す私。

同じく残業仲間の一人の同僚が、その場の空気を変えようとポップな話題を振ってきた。

「私最近韓国語勉強してるんですよー!二人とも何か話せますか??」

私「ケンチャナヨー!(大丈夫よー!)なんか響きええから覚えた。」

同僚「おー!すごいすごい!他にはありますか??」

師匠「え、、俺全く韓国語わからん、、、、」

一人蚊帳の外状態の師匠は少し不服そうだ。

突然、謎の人差し指と親指を重ねたジェスチャー付きで「〇〇(私の名前)、チョアヨ〜!」とウインクをしながら私に言ってくる同僚。

意味はわからないものの、とりあえず同僚の真似をして今度は師匠の方に向かって「師匠!チョアヨ〜!」とジェスチャー付でおどけて言ってみた。

「ん?チョアヨ〜。」と分からないなりに私に半笑いで言い返す師匠。

すると突然爆笑し出す同僚。

「なにわろてん。てかそもそもどう意味やんねん、チョアヨって。」

はてなマークが大量発生中の私と師匠をよそに同僚が一言。

「好き!て意味ですよ爆笑」

げっっ、、、

師匠と勢いよく顔を見合わせて目が点になる。

「あ、、ありがとう!!!!」

爆笑しながら、返事をする師匠。

一体なんに対してのありがとうだよ、よくわからないやつだ本当に。


そんな私達の何気ないバカな日常にある日突然大きな変化が訪れるとはこの時は思ってもみなかった。

つづく

ROGORONA 

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