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なぜサッカー日本代表はレベルが上がったのか?~投資でたとえてみると~

スペインリーグの久保建英
フランクフルトの鎌田大地
ブンデスリーガの選手たち・・・

サッカー日本代表では、かつてないほどにヨーロッパで活躍する選手が増えました!なぜか!??
日本人の努力が実ったのでしょうか?
じゃあカズやラモスの時代は努力が足りなかっただけでしょうか?
ちがいます!!その論拠を以下に述べていきます。

①投資する人材としてクッソ安いから!!

若い子の給料がビックリするほど安いニッポン!

日本では(どんなにすごい選手でも)若ければ給料は安い!


野球でたとえるなら、上原投手が20勝したプロ1年目シーズンの年俸は、

わずか1000万円です。球界最高の活躍なのに!

サッカーも、それに近い傾向があります。
逆に、役に立たない高齢選手が何億円も もらったりしています。

日本⇒ヨーロッパへ移籍するときの移籍金は「年俸」を計算要因の1つとして算出されます。
そのため、世界からみれば信じられないほど日本人選手は安いのです。

たとえば【最終的に15億円が適正価格】の選手がいたとします。
2億円で獲得できれば大きな利益ですが
20億円で獲得すれば大きな損失です

投資資金を注入するエントリーポイントが安い!
⇒転売トレードして利益がでやすい!

最悪、その選手の価格が暴落してゼロになっても
投資資金が安ければ損失もカスみたいなもんです。

逆にヨーロッパの有望な若手の価格高騰はすさまじく、2億円程度ではとても買えません(20億円かかることもあります!)
⇒万が一、価格が暴落したときのリスクが高すぎます!

なんでJリーグのクラブは移籍金をもっと高くしないのか?

若手の給料を安くした方が、利益が出やすいからです。

海外移籍で成功できるのはわずか数%のエリートです
97%の選手の給料を下げた方が、Jリーグのクラブは利益を出しやすくなります。
一例として旗手レオ選手の年俸を記載します

セルティック移籍後

はい、同じ人が年俸1000万⇒1億円まで10倍に給料あがりました!

日本人は「お給料がどれだけ安くても、雇ってもらえるなら、なんでもOKです!」って精神でボッタくられているのです。

②サッカー選手の市場価格は年齢に大きく依存します

女性よりもサッカー選手は年齢によって価値を算定されます。
同一人物でも20代前半だと大きな価値があり、30代になると急激に市場価格が下がります

イメージ図(年齢により同一人物でも価値に大きな差をつけられる)

↑こんなイメージです

「久保建英選手って元レアルマドリード(世界No.1クラブ)ですごい選手らしいのに、日本代表では微妙じゃない??」と疑問に思ったあなた!

久保建英さんは18歳でスペインに渡りました。
それは年齢ブーストで、すさまじい市場価値の期待を生みます。
すごーくわかりやすく例えるなら

『ピチピチの18歳女子高生が結婚してくれる』ようなものです。

(多少アラがあっても OKなんです!!)

上記のように18歳~23歳の若手は市場価値が高いので、もし転売トレードしても利益がでやすいのです!(加齢するほど市場価値は下がっていきます)
⇒20代前半までに海外移籍するほど日本人は有利!
若い子がガンガン移籍しやすい環境が整備されます。

②助っ人外国人枠

③助っ人外国人枠

日本人がヨーロッパリーグに参加する場合【外国人枠】の制限に苦しめられます。
野球でも助っ人外国人になれるのはエース投手や4番バッターです。
つまり、ただのレギュラー選手ではなく、

チームで上位3人に入るエリートじゃないと外国人枠で選ばれません!

外国人枠は国によってルールがちがいます。

プレミアリーグ(イングランド)=超きびしい!

プレミアリーグは選手の平均年俸がなんと【4億円】!!
世界一のリーグです!まさにプレミア感ハンパねー!!

外国人には【A代表でのキャップ数が求められます】
『超エリート外国人だけは働きにきてもいいけど
 貧乏な外国人はノーサンキューです!』という制度です。

プレミアリーグに参加するには日本代表でのキャリアが必要
 ↓ ↑
日本代表で出場するには海外リーグでのキャリアが必要

はい、無限ループで詰みます。
プレミアリーグは多くの選手にとってキャリアの最終到達点です。
まずはドイツとかでキャリアを下積みしたあとに、最後にプレミアリーグにいきましょう。(いきなり移籍するには例外条件がきびしいです)

日本人がメチャ多い!ブンデスリーガ!

ブンデスリーガ(ドイツ)=超ゆるい!外国人天国!

なんと外国人枠の制限が2006年から撤廃されました!

【外国人は人数制限なしでOK!】

これによって日本人でもヨーロッパ人と対等に雇用してもらえます。
日本人がドイツリーグばかりに異常に多いのはそのせいです。

ドイツ側のスカウトも「日本人を雇用する気マンマン」なので日本のJリーグをよくチェックしてくれています。【=積極的なオファー

だって日本国内のJリーグでは適正価格の1/10で働いてるからな!こんな安い人材はいません!

余談ですが、スコットランドリーグのセルティックが日本人を4人も爆買い(旗手、古橋、前田等)したのも超安いからです!

たとえるなら100円の菓子パンが10円で売ってるようなもんです!

1年中バーゲンセールなのです!もってけ!ドロボー!

※セリエA           ※リーガエスパニョーラ

スペインやイタリアは助っ人外国人の制限が【3人】まで!きびしいです。

スカウトも日本のJリーグをあまりチェックしてません。どうせムダになるからです。

3人の外国人枠はブラジルなど南米選手やアフリカ選手で埋まりやすく、日本人が雇用されるのは至難の業です。

左からロドリゴ・ヴィニシウス・ミリトン

久保建英選手がレアルマドリード傘下に残留するのが絶望的に難しいといわれたのも外国人枠の問題もあります。
ブラジル代表のロドリゴ・ヴィニシウス・ミリトンの"3人"でレアルマドリードの外国人枠は埋まってしまうため、久保建英を起用することは無理なのです。

【結論まとめ】

日本代表がヨーロッパのトップリーグへ移籍できる要因

①日本人がビックリするほど安い
2006年からブンデスリーガが外国人天国 !!
(雇用してもらえるハードルがすご~く下がった!ドイツからのオファーも積極的に!)
③20代前半の若いうちからヨーロッパへ移籍しやすくなり
 本場ヨーロッパで技術を吸収
(どんな仕事でも、20代前半の若いうちに困難にぶつかって失敗経験をつまないと強くなれません)
④日本国内Jリーグの異常にやすい年俸設定
 ⇒有力な若手はすぐ海外へ移籍したい!⇒レベルアップを促進!
 年俸が1000万→1億円まであがるからです!

上記によってヨーロッパのトップリーグ(おもにブンデスリーガ)で活躍する日本人が近年では大きく増えました!

~~最後に~~
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